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こんなAdvent Calendarに名乗りを挙げたものの、なんかネタないかなーと考えるとなかなか難しい。

普段の仕事のことはなかなか言いづらいし、今年はあまりブログ書けてなかったし、外でのライター業も(ほとんど)やっていない。どうするか……というときに思い出したのがsarahahに来ていたこんなおハガキ。

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この人はたぶん未経験だけどライター的な仕事がしてみたい、そしててっとり早くできるコツがほしい、と。

めっちゃいいですね。昔からライターという仕事は名刺を刷ればすぐに始められる。だれでもその日になれる職業だと言われてきましたが、いまも変わらずそうだと思います。

考えてみれば僕のまわりの友人もいまやほとんどライターです。以前は全然関係ない仕事してた人たちも、「日本語くらい書けるやろ」って感じでわりと暇な時間にネットメディアの記事を請け負って、ふつうにこなしています。

ほんとにもう、だれでもいつでもなれるんだけど、明日実践できるちょっとしたコツがあるといいですよね……。ざっと思いつくことを挙げていく。

1. 新しすぎないのがいい

これはいろいろな場所で言ってるんですが、いいネタ・いい企画を考えようとするときに、「新しすぎない」のがいいんじゃないかと思います。よくネットでシェアされているもののほとんどは身近なものです。

みんなが知ってるアレを違う視点から見たもの、みんなが普段何気なくやり過ごしてたアレに話を聞きに行ったもの。結局のところ、みんなが「おや?」「これはwww」「よくこれを書いてくれた」っていうものはだいたい新しくないです。

人は真新しいものを評価できません。誰も知らないことを調べて書くぞ!とか誰も思いつかなかったことをやってやる!と息巻いても誰もついてこれない。人が追いかけてこれる範囲で角度のある発想を組み合わせるのがいいと思います。

知ってる人の数×視点のユニークさ

ネットにおいてはこれがひとつの公式になるんじゃないかと日々考えています。前者はCTRにつながるし、後者はシェア数に関わってきそう。まずは入り口を広めにとって、その後でひねる。ひねりが効いてると拡散していきます。

2.入り方と終わり方が大事

ほとんどのコンテンツって最初のところがだるいと離脱するじゃないですか。だから入り方は大事。いきなり起承転結の転から始まってたり、ちょっと感傷的になってたり、SNSに流れてくる動画を見ると冒頭めっちゃ大事だなーって実感する。何がいいとか正解はないんだけど、だるい自己紹介はしないで本題に入ったほうがいいですね。

あとは読後感。ここがいい感じだと人は誰かに伝えたくなるのできっちり演出すると良いと思います。

たとえばこの記事。

高知に行って、イケダハヤトを落とし穴に落として来た | SPOT
僕はこれ相当つまんねえなと思いつつ、クソ長い記事を惰性でスクロールしていましたが、最後のここはクスってなった。

「ヨッピーさんは好きですか?」
「めちゃくちゃ嫌いです」

なぜか全然関係ない話になってて謎なんだけど、あ、嫌いなんだwってちょっと笑ってシェアしそうになった。全体的にはクソつまらなかったことをすっかり忘れて。

泣かせるでも笑わせるでも考えさせるでもなんでもいいので、最後に読後感を演出してその後の読者の行動をある程度コントロールできるといいですね。

3.文章がヘタな人はどうするんの

僕の友人にも「こんな仕事があるんだけど書くのが苦手でどうしよう」って言ってる人がいました。でも文章の上手い下手にもいろいろあって、要は一回読んだだけで理解できるレベルであればいいのであまり気にしなくていい。たくさんの修辞法を使って美しく書く必要はあまりない。

「自分の書いたものが何を言ってるのかわからない」という40点くらいの人が、一読して意味は取れるという70点くらいになればいいと思う。それはわりと簡単になんとかなる。

一文を短くして、主語と述語、修飾語と被修飾語という組み合わせを近づけるだけで、だいたい読みやすくなる。読みにくい文章の人はだいたい一文が長く、主語と述語に距離があって、係り受けの関係も曖昧になってる。これは逆をやればスッキリする。

あとよく聞くのが、「語尾が同じになってしまう」という人。どの文章を読んでも、「◯◯できる」とか「◯◯が可能だ」みたいな終わり。素人のレビュー記事に多い。これはいっそ「です、ます」調にすると自然とバリエーションが増える。


4.ほうれんそう大事

よく「なんか全然読まれない。クビかも…」っていう人いるんですけど、締切を守ってる限り大丈夫。記事を発注する人からすると締切を守る人が一番重宝する。

たまにめっちゃ読まれる程度の人よりも、落とさずにきっちり間に合わせてくれるか、難しければ余裕を持って連絡してくれる人のほうが全然マシというわけで…。そりゃそうですね。

とりあえず時間さえ守っておけば大丈夫じゃないでしょうか。



〜中略〜


10.「メディアの未来を語る〜」的なイベントには行くな

そこは会社の経費で遊びにきてるおじさんたちの席です。メディアの未来をテーマとしたイベントは最近とても多いのですが、そこで未来がわかった事例はいまのところありません。



--次回予告 follow us in feedly
「そろそろ今年買って良かったものを挙げていく」
 


この話題はポッドキャストでも深掘りしていくよ。

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