第17回わが心の大阪メロディー[字] 2017.12.12
藤井≫わかなちゃんいよいよ始まりますよ。
葵≫藤井さんよろしくお願いします。
藤井≫今日は朝の連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインではなく音楽番組の司会ですからね。
葵≫初めてなんですが藤井さんと一緒に最後まで楽しみたいと思います。
藤井≫今夜は大阪が舞台の名曲をたっぷり、お届けします。
葵≫オープニングは早速大阪の男と女が歌で対決です。
藤井≫それではまいりましょう。
≫「第17回わが心の大阪メロディー」スタートです。
「わが心の大阪メロディー」今年の幕開きは大阪の勇ましい男の姿を歌った「河内おとこ節」義理人情に厚い女の姿を歌った「浪花節だよ人生は」男と女の生きざまが歌でぶつかります
細川≫私、浪花の女性の味方細川たかしです。
どうぞ皆様、ご一緒にお手拍子を!中村≫ちょっと、ちょっと細川さん。
そんな簡単に歌えると思ったら間違いですよ?まずは、大阪の男の心意気聴いてもらいましょ。
細川≫さすが、みっちゃん。
私も負けてませんよ!中村≫私だって!細川≫ちょっと、みっちゃん。
どうなってんだい!生字幕放送でお伝えしています葵≫「第17回わが心の大阪メロディー」司会の葵わかなです。
藤井≫そして私、藤井隆と…。
小田切≫ご一緒させていただきます。
NHKアナウンサーの小田切千でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
そして、ステージには大阪を舞台にした名曲の数々を披露していただきます歌手の皆さん、勢ぞろいです。
皆さん、よろしくお願いします。
藤井≫わかなちゃんいよいよ始まりましたがステージの雰囲気どうですか?葵≫すごいたくさんの方がいらっしゃっていて。
最後まで皆さんもぜひ楽しんでいってください。
藤井≫今回、司会初挑戦なので。
皆さんのお孫さんや子どもの世代でございますので応援よろしくお願いします。
小田切≫今夜は現在、放送中の連続テレビ小説「わろてんか」にご出演のお二人を司会にお招きいたしまして「笑いと人情の街・大阪ぎょうさんわろてんか!」というテーマでお送りしてまいります。
葵≫笑いがたっぷりの中継もありますのでお楽しみに!小田切≫その中継なんですけども大阪を代表する繁華街北新地と中継をつないでお送りしていくと。
まさに、キタの酒場から細川たかしさんに「北酒場」を歌っていただくんですよね。
細川≫お任せあれ!藤井≫すでに北新地には中継が出ています。
葵≫銀シャリの橋本さん!橋本≫夜のネオンがきらめく街。
年の瀬でにぎわう繁華街大阪・北新地に来ております。
橋本です!水谷≫今年のひと文字は「北」に決まったじゃない。
申し遅れましたが吉永小百合です、どうも。
橋本≫千重子さん…。
水谷千重子さんでございます。
水谷≫今日は中継からお邪魔しております。
橋本≫ここには千重子さんおすすめのお店があるということで。
水谷≫タカちゃんもわかなちゃんもすばらしいお店があるから紹介するわよ。
水谷≫私の友達の友近ちゃんも…。
藤井≫水谷先生にマイクフォローお願いします。
水谷≫マイク入ってないの?これ…。
橋本≫生放送でやっておりますから…。
水谷≫オフだったよ、オフ!クラブ千重子、見て!藤井≫すてき!こんなお店あったんですね。
水谷≫こよい限りオープンしました。
この中にとびっきりの女の子がいます。
そして、細川たかしちゃん早く来て。
ちょっと歌ってよ!橋本≫あれ?「北酒場」のイントロが聴こえる…。
水谷≫誰?♪「キタの新地のあるある」細川≫こぶしたかしか!ばか野郎!橋本≫細川さんのお弟子さんのこぶしじゃないですか。
♪「北新地あるある」♪「早く言いたい」藤井≫こぶしさん、生放送なので早めにお願いします…。
細川≫初めてNHKに出演するからね…。
♪「キタの新地のあるある」♪「北新地は夜中めっちゃ混む」橋本≫きた!北新地あるあるは夜めっちゃ混むでした!藤井≫バシッと決めていただきました。
こぶしさんありがとうございます。
水谷先生もありがとうございます。
ちょっと、お弟子さんが好き勝手やってますよ?細川≫やばいね。
NHKと民放と間違ってんじゃない?藤井≫細川さん、このあと北新地に向かっていただいて。
準備が整っていますので。
銀シャリの鰻君!鰻≫どうも!銀シャリの鰻でございます。
NHK大阪ホールの楽屋口になんとお車をご用意しております。
細川さん専用バスでございます。
私、鰻がしっかりとお送りしますのでご安心ください。
藤井≫こちらのホールも盛り上がっていきたいと思います。
葵≫番組には、今年もたくさんのリクエストをいただきました。
ここからはいただいたメッセージとともに大阪が舞台の名曲をお送りします。
藤井≫それでは、ご紹介します。
昭和の小説や歌にたびたび登場した大阪・ミナミの法善寺横丁水掛不動で名高い法善寺へと向かう狭い路地に大阪の食通をうならせる名店が立ち並びます
こいさんが私
(わて)を、初めて法善寺へ連れて来てくれはったのは、「藤よ志」に奉公に上った晩やった。
早う立派な板場はんになりいや言うて、長い事水掛不動さんにお願いしてくれはりましたなァ。
あの晩から私は、私はこいさんが、好きになりました。
木村久美子さん、58歳この曲を聴くと夫とのデートを思い出しますいつも御堂筋をただ行ったりきたり取りとめのない話をしたことが大切な思い出です
この曲に今年も多くのリクエストをいただきました平和勝次さんはもともと漫才師漫才のネタだった「宗右衛門町ブルース」が大ヒット曲に生まれ変わりました
藤井≫「宗右衛門町ブルース」平和勝次とダークホースの皆さんでした。
さて、続きましては川中美幸さんです。
川中≫よろしく。
ありがとうございます。
葵≫今年10月川中美幸さんの最愛の母久子さんが亡くなりました。
≫川中美幸の一番のファンと名乗り多くのテレビ番組で共演。
仲よし親子として知られてきました。
川中美幸さんは昭和30年生まれ。
大阪・吹田で育ちました。
17歳で上京してデビュー。
当時は春日はるみという芸名でしたがヒット曲は生まれませんでした。
夢を諦め大阪に帰りお好み焼き屋を手伝うようになった美幸さんを久子さんは励まします。
負けたらあかん。
背中を押されもう一度挑戦してみようと21歳で川中美幸として再デビュー。
そして…。
≫昭和56年ついに「ふたり酒」が大ヒット。
その年末の「紅白歌合戦」に初出場することに。
川中≫もう最高ですね。
このまま死んじゃってもいいくらい。
お母さん。
≫発表の記者会見では大阪の久子さんにも中継がつながりました。
川中≫ありがとうございます!≫それから92歳で亡くなるまで美幸さんのそばには、ずっと久子さんの姿があったのです。
本当にすてきなお二人の関係だと思ったんですけど川中さんにとって、久子さんはどんなお母さんだったんですか?川中≫いつも、私に言ってくれたことは人を大事にしいやって。
人を大事にするということは自分を大事にすることやでって。
そんなことを思いながら大切にしながら商売に頑張っていたのかなと。
歌のステージとお好み焼き屋さんの舞台は違うけれどでも、歌手として大事なことを教わったような気がしますね。
歌手として母親なしでは今の私はあり得ないですね。
藤井≫人様の前で。
人を喜ばせるというのは一緒ですものね。
今夜、歌っていただくのが阿久悠さん作詞の「ちょうちんの花」なんですがこちらの曲はコンサートで歌われるときにどうしても涙が浮かんでしまうと聞きましたが。
川中≫お店の前にね。
赤いちょうちんがいつも、つってあるんですよ。
母はそのお店で家族のために一生懸命、頑張って働いている姿子どもながらに見てきたでしょ。
この歌を歌うと当時を思い出してちょっと、ほろっときてしまうんですけれどね。
小田切≫今夜はお母様・久子さんの生前の貴重な映像と併せて歌を披露していただけるということで。
川中≫母も私も幸せ者です。
ありがとう、本当に。
藤井≫誰が撮ってたんですかね。
葵≫それでは、お聴きください。
葵≫川中美幸さん「ちょうちんの花」でした。
藤井≫お母さんの歌を聴いててどうでした?葵≫私も母とすごく仲がいいのでお二人の関係本当にすてきだなと思ってグッときました。
♪〜
(「北酒場」)藤井≫「北酒場」が聞こえてまいりました。
小田切≫北新地中継のお知らせでございますね。
細川さん、着いたのかな?葵≫北新地の細川さん!橋本≫まだ到着してません!こぶし≫師匠、こちらはお任せください、乾杯!橋本≫以上です!藤井≫盛り上がってますがちょっと、鰻君。
細川さんは今、どちらでしょう。
鰻≫すみませんまだ移動中でございます…。
急いで向かいます。
細川≫おい。
まだなの?鰻≫ビールとおつまみをご用意しました。
細川≫ノンアルじゃないか。
寂しいつまみにノンアルコールどういうこと?鰻≫これが僕の限界です。
すみません。
もうすぐ着きますので。
藤井≫あのおつまみ吉本の恥ですわ…。
今度は北新地の橋本君!橋本≫はいはい。
藤井≫細川さん、到着に時間かかるそうなんですよ。
水谷≫ちょうどよかったタカちゃん。
この時間をお借りして店の女の子、紹介します。
春澪ちゃん、どうぞ!春澪≫どうも!春澪です。
藤井≫あら…すごい美人!春澪≫藤井の隆、久しぶり!藤井≫もったいないですよ。
ありがとうございます。
春澪≫二の腕太くてごめんなさい…。
水谷≫今日は春澪ちゃんとジョインさせていただきたいなと。
たかしちゃんの代わりに歌わせてもらっていいかしら?藤井≫私、MCですけど?水谷≫細川のたかしちゃん!ミュージックスタート!水谷≫たかしちゃん待ってるわよ!細川のたかしちゃん!春澪≫藤井の隆もこっちにきちゃいなよ!藤井≫春澪ちゃん、ルックスはすごい美人なんですけど声が野太い男性でしたね…。
ありがとうございました。
細川さんにはいち早く到着してもらいたいものです。
小田切≫ここからは、朝ドラ「わろてんか」とのコラボレーションで大阪の名曲の数々をお送りしてまいります。
現在放送中の連続テレビ小説「わろてんか」。
てん≫笑ていきませんか。
小田切≫葵わかなさん演じる北村てんは大阪の寄席・風鳥亭で奮闘中。
てん≫藤吉さんのアホ!小田切≫笑いを題材にしたこのドラマには藤井隆さんはじめ兵動大樹さん、内場勝則さんなど本物の芸人さんが出演しています。
今夜は、ご覧の歌手の皆さんが「わろてんか」でおなじみ寄席の世界でお芝居と大阪の名曲の数々をお届けします。
それでは、藤井さんと葵さんにここからはお任せいたしますのでよろしくお願いいたします。
葵≫ここからお届けするのは「わろてんか」の寄席風鳥亭とはちょっと違う一風変わった寄席が舞台の物語。
藤井≫歌の上手な芸人さんが集まる、こよい限りの寄席なんですよね。
笑いと人情がたっぷり詰まった日常をお楽しみください。
葵≫題して…。
≫「大阪の歌で、わろてんか!」。
川中≫はあ、やっと開店までこぎ着けたなあ。
歌のうまい芸人さんの寄席川中亭。
まだまだ芸人さんは少ないけど頑張らんとなあ。
こんな入り口になんやポストなんか置いて。
置かれたら困るで…。
前川≫誰が郵便ポストですか。
川中≫ああ、びっくりした。
清さんやないの。
前川≫間違わないでください。
私はこの寄席の看板芸人。
歌はうまいが動かない前川清です。
川中≫なんやのん?その自慢のしかた。
確かにね、この寄席の売りはねとにかく歌のうまい芸人さんが集まってくるところ。
でも、ここまで来れたんは清さんのおかげや。
ありがとう。
前川≫とんでもございません。
こちらこそ雇っていただき感謝しております。
川中≫でも、思い出すねえ。
清さんが神戸から来たときのこと。
今も思い出す?神戸のこと。
前川≫気にかかるのは家を出ていった娘のことだけです。
川中≫せやったね。
娘さん探しに、大阪にやってきたんやもんね。
前川≫でも今はそして1つが終わりそして1つが生まれ、夢の続きを見せていただいております。
川中≫ちょっと、ちょっと…。
清さん、また、あの歌歌うの?歌いたくなったん?ここで聴かしてもらうわ。
川中≫もうよろしいか?申し訳ないけどね人手不足やからね。
看板芸人さんでもね開店の準備を手伝ってもらいます。
郵便ポストみたいにボーッとしてんと。
はよ、はよ…。
行こ、行こ。
頼むよ、しっかりね。
葵≫本日オープンした歌がうまい芸人が集まる寄席川中亭。
藤井≫この寄席のうわさを聞きつけてなんとあの人がやってきましたよ。
亀井≫おかしいな。
川中亭…。
すんまへん。
ご寮
(りょん)さん似てるけど…。
川中亭って…。
あ、ここや!えらい立派な建物やな。
すんまへん!どなかたいますか?川中≫はいはい。
うちの寄席に、なんか用ですか?亀井≫おばちゃんここの責任者?川中≫誰が広瀬アリスやの!亀井≫言うてへん、言うてへん。
アリの巣みたいな感じやけど。
そんなこと言うてる場合ちゃいまんねん。
ここの責任者あなたでっか?川中≫わたいだす?亀井≫横の郵便ポストみたいに立ってる人はどなたです?川中≫うちの看板芸人に向かってようそんなこと言えるな。
前川≫私が、歌はうまいが微動だにしない看板芸人の前川清です。
川中≫そうよ、看板よ。
看板みたいに全く動かへんしやる気があんのかないのか分からへん、それが看板芸人。
前川≫看板芸人ってそういう意味だったんですか?川中≫違うの?亀井≫なんの話しとるんや。
そんなん、どうでもよろしいねん。
誰の許可を得てねこうやって寄席場をやっとんのかって聞いてまんねん。
うちも寄席やってんやけど客が流れてるんや。
川中≫知りませんわ、そんなもん。
なんでそんなこと言わはんの。
亀井≫寺ギンさん。
おたくも川中亭、心配して来ましたんかいな?寺ギン≫アホ。
お前みたいにギャーギャーわめいてるやつと一緒にすんな。
なあ、川中はん話は聞かしてもろたで。
川中≫なんや、あんたも文句つけに来たんちゃうか。
それより隣にいてる私の若いときに似たそっくりの子、誰?寺ギン≫よう言うたな。
若いころ?並んでみい。
川中≫変わらへんやん。
寺ギン≫これがこれになんのかい?川中≫使用前、使用後、こら!寺ギン≫この隙間に何があったんや。
そんな話やないんや。
この寄席は、歌のうまい芸人を募集してるらしいな?川中≫そうやけどそれが、どないしたん?寺ギン≫この子の歌はすごいぞ?メイちゃん、ビシッと決めたってんか!寺ギン≫いつもどおりよかったで。
どや?川中はん。
川中≫そんなん決まってるやん。
即採用やわ!寺ギン≫そらそうや。
こんなええ子、なかなかおらんで。
川中≫メイちゃん、ほな早速うちの寄席に出てくれる?MayJ.≫ぜひ!川中≫もうあんたら帰ってくれてええから。
寺ギン≫もらうもんがあんねん。
紹介料や。
川中≫お金とんの?しゃーないな…。
なんぼ?寺ギン≫そやのう。
…くらい、もろとこか。
♪
(ブルゾンちえみのテーマ曲)川中≫35億。
寺ギン≫やめんかい!何をカタカタ動いとんねや。
川中≫いつもより多く回しました。
寺ギン≫まわさんでええ!調子乗ったらボキッといくど。
あんたら2人も何してんねや!あんた、動かんのちゃうんかいな。
前川≫私は動かない人間前川清です。
川中≫清さん、どないしよ。
私ら払われへんで。
ちょっと、清さん?前川≫お前、メイじゃないのか?葵≫清は気づいていました。
今、目の前にいるのは歌手になると言って家出した娘のメイだと。
歌手になると聞いて清は反対しました。
歌の世界は厳しい。
自分と同じ苦労をしてほしくないという親心から。
父1人、子1人。
だからこそ、メイのことが大切だったのです。
前川≫お前、しばらく見ない間にきれいになったな。
川中≫ありがとう!亀井≫違うよ!違う、違う!帰っておいで…。
MayJ.≫お父さん私やっぱり、歌手になりたいの。
前川≫歌手はだめだ。
苦労するお父さんを見てみろ。
MayJ.≫私、ずっとお父さんの背中を見てきた。
売れなくても決して諦めず自分の歌に向き合ってきた。
お父さんの姿、すてきだった。
お父さん、知ってる?お母さんが亡くなる前に私に言ってくれたの。
どんなに苦労をしてもお父さんの歌を聴いてるときが一番幸せだったって。
私も自分の夢を追いかけたいの!前川≫メイ、お前、そこまで…。
ところであの婚約者とは別れたんだな?MayJ.≫はあ?前川≫お前が歌をやるのも俺は反対だったんだがなあの男との結婚はもっともっと反対だったんだ。
もし、ここに来たらなぶっ飛ばしてやる。
山内≫メイちゃん!どうだった?オーディション、うまくいった?あ、お、お父さん…。
前川≫頭にくるな、この野郎…。
俺はな、お前にお父さんと呼ばれるのが一番頭にくるんだ!MayJ.≫お父さん、どうか私たちの結婚を認めてください。
歌も結婚も全部ありのままでいたいの!山内≫そうですよ、お父さん!みんなでレリゴーしましょう。
前川≫軽いなお前は…。
その軽さが頭にくるんだよ。
お前、ふざけてるのか!ちょっとばかりイケメンだからってな。
知ってるんだぞ。
メイじゃない、ほかの女の子にうつつ抜かしてたじゃないか!山内≫あれは誤解です!僕は浮気なんかしてない!本当に今はメイさんひと筋なんです!お父さんだって、若いころはだいぶ、やんちゃしてたそうじゃないですか。
前川≫人前で言うな!昔の週刊誌のことじゃないか!MayJ.≫2人ともやめて!お父さん、私たちの歌を聴いて!2人の思いが確かなことをきっと分かってくれると思うから。
川中≫もう、ええやないの。
もう絶対採用!ねえ、清さん。
前川≫そのとおり、採用、採用。
MayJ.≫えっ?採用?前川≫しょうがない。
お前たちの気持ちはよく分かった。
メイ、そして山内君、みんなでこの客席を盛り上げていこう。
MayJ.≫お父さんありがとう。
この川中亭を大阪で一番の寄席にするため頑張ります!亀井≫いやいや、あかんあかん。
大阪一番なったら困るねん。
風鳥亭どないなんねんな。
寺ギンさん、紹介料の件…。
寺ギン≫ええ話やないか家族そろって頑張るってこんなええ話はあらへん…。
亀井≫そんな人やった?ちょっと困りますねん。
うちもね、寄席が…。
ご寮さん、どないしまひょ!てん≫まあよろしいんとちゃいますか?大阪は人情の街え。
親子の情を断ち切れるもんはいてはらへん。
なあ、皆さん、そうですやろ?
(拍手)亀井≫おてんさんがそない言わはんのやったらよろしおますけどな。
川中≫あんたんとこのオーナーもてんさん?うちの芸人にもてんさんっていうのがいてるの。
亀井≫そら、奇遇でんなあ。
どんな人でっか?川中≫ほな、呼びましょか。
てんちゃん、てんちゃん!あの歌、歌ってあげて。
歌謡人情コメディー「大阪のうたで、わろてんか!」締めくくりは川中亭の看板芸人てんちゃんこと天童よしみさんに歌っていただきます
藤井≫川中亭のてんちゃんこと天童よしみさんそして、ご出演の皆さんありがとうございました。
わかなちゃん、こちらのてんちゃんどうですか?葵≫すごく、かわいらしい。
かんざしがついていてかわいらしい!藤井≫お人形みたいですよね。
小田切≫さあ、葵さん。
「わろてんか」の風鳥亭が今度はちょっと心配ですけれども。
葵≫てんちゃんと藤吉さんがまたまたもめてるんです。
藤吉≫休んだらどうや。
てん≫どうぞ、お好きなようにしとくれやす。
小田切≫風鳥亭の在り方をめぐりすれ違う、てんと藤吉。
2人の関係は修復できるのでしょうか。
さらに大阪の笑いをかけた争いも過熱。
寺ギン≫師匠とわし組めば天下取れまっせ。
≫これからの展開にもますます目が離せません。
≫俺ら、芸人四銃士やで!小田切≫葵さん、藤井さん楽しみです、「わろてんか」。
葵≫ありがとうございます。
見てくださる皆さんにもっともっと笑顔を届けられるように頑張ります。
藤井≫これからもご覧ください。
よろしくお願いします。
そして、改めましてご出演の皆さんありがとうございました。
♪〜
(「北酒場」)小田切≫北新地中継です。
藤井≫またですね。
分かりました。
葵≫細川さん、北新地に着いたんでしょうかね。
銀シャリの鰻さん!鰻≫お待たせしました!到着です。
細川さん、お店がこちらになります。
細川≫ドジョウ君。
鰻≫鰻です!あれ?開かない。
誰かが押さえてます!こぶし≫これ、開けたら師匠に怒られるでしょ…。
怒られるぐらいだったら…。
♪「開けないほうがいい」細川≫ばか野郎!さっきから歌いっぱなしだろう。
こんな派手なの着て…。
こぶし≫でも、師匠と…。
♪「飲みたいね」♪「飲みたいよ」水谷≫やっと到着したじゃない。
細川≫その前に、のどを潤さないといけないからパーッと飲もう。
今日は俺のおごりだ!藤井≫いや、細川さん歌っていただかないと…。
久本≫どうも、久本雅美です。
私、実は大阪で生まれた女です。
葵≫今回の「わが心の大阪メロディー」ホームページではBOROさんの名曲「大阪で生まれた女」に乗せて大阪で生まれた女たちが人生を語る動画を公開しています。
≫タレントのはるな愛さん。
男性として生まれながらいつか女の子になれると信じていました。
はるな≫大好きな家族なのにその中に本当のことを言ったらすごい怒られるし気持ち悪がられるっていう…。
葵≫高校生のとき、父に女として生きていきたいと告白。
すると父は…。
≫弱音を吐かず女性への道を力強く歩み始めたはるなさん。
2009年、世界的なトランスジェンダーのミスコンテストで見事、優勝しました。
藤井≫こちらに、はるな愛さんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
コンテスト優勝されたときのお写真お美しいですね。
はるな≫ちょっと…。
育っちゃったけどね。
藤井≫でも、今回いろいろお話を伺いましたがお父さんに自分のことを伝えたときどんなお気持ちでしたか?はるな≫愛する家族に本当の自分を知ってもらうのは、ほっとしてうれしかったけど逆に大好きな家族と変な距離が開いたような寂しさも同時にあったので。
でも、すっきりしたかなという気持ちですね。
藤井≫でも気持ちを隠さずに伝えていくってことの大事さをね。
葵≫すばらしい勇気だなって思って…。
はるな≫一度きりの人生なので自分のために生きるか親のために生きるか男として生きるか女として生きるかって自分の中であったけどやっぱり自分のために生きたら親は分かってくれるかなと思って。
自分らしく頑張ってみようと思いました。
そうしたら、今は立派に大西家の長男として理解してもらって。
幸せです、本当に。
藤井≫お写真を拝見してるとどんどん自信をつけておきれいになってらっしゃるからこれからも楽しみにしてます。
このあと、BOROさんに名曲「大阪で生まれた女」を披露していただきますがはるなさんが思う大阪の女はどんな女性ですか?はるな≫芯が通っていて自分らしさを持ってるような。
うちのお母さんもそうですけど私もそうなんです。
だから、私も大阪の女でいいよね?葵≫もちろんです!BORO≫おおきに!藤井≫「大阪で生まれた女」BOROさんでした。
はるなさん、感想をひと言ください。
はるな≫心にしみたしいつの時代でも大阪の女性に響く曲ですよね。
ありがとうございましたBOROさん。
小田切≫スペシャルゲストはるな愛さんでした。
ありがとうございました。
藤井≫続きましても大阪が舞台の名曲をお届けしたいと思います。
葵≫リクエストをご紹介します。
東京都、高梨伸之さん、44歳。
父はカラオケに行くと必ずこの曲を歌います。
歌詞に出てくる中の島すべてに行ったことがあるのが自慢です。
今はリハビリを頑張っています。
いつかまた、父の歌が聴きたいです。
藤井≫それでは、大阪の名曲2曲続けてお聴きいただきましょう。
大阪・中之島はビジネスの中心地そして文化の発信地毎年、今の時期は色鮮やかなイルミネーションがきれいです
今年もたくさんのリクエストをいただいた「やっぱ好きやねん」やしきたかじんさんがとてもかわいがり応援していた天童よしみさんが歌い継ぎます
葵≫天童よしみさん「やっぱ好きやねん」でした。
藤井≫天童さんの「やっぱ好きやねん」どうでした?葵≫力強くて本当に格好いいです。
♪〜
(「北酒場」)小田切≫やってまいりました。
北新地中継です。
藤井≫いよいよ歌ってくださるんでしょうかね。
葵≫北新地のナイトクラブから生中継で歌っていただきます。
細川≫お待たせいたしました!北新地で「北酒場」。
皆様、大いに盛り上がってまいりましょう!もう出なくていいんだよ!細川≫それではもう1軒行きましょう!なんというお出迎え。
ありがとう!細川≫水谷先生!藤井≫細川たかしさんで「北酒場」でございました。
皆さん、ありがとうございました。
北新地のお客さんのノリもすごいですね。
葵≫楽しい感じで。
藤井≫細川さん、まさか僕2軒目に行くとは思ってなかったんでびっくりしました…。
小田切≫中継も大団円を迎えられてよかったです。
藤井≫「第17回わが心の大阪メロディー」。
わかなちゃん、ここまでいかがだったでしょうか?葵≫こんなに大阪を舞台にした曲がたくさんあるんだということを改めて知れてとっても楽しかったです。
小田切≫そして、藤井さんは今回が2回目の司会ということでお疲れさまでした。
藤井≫本当に楽しみになってきたんですけど今回は、葵わかなさんと一緒に内場さんや、みんなと「わろてんか」のメンバーでもお届けできたのがうれしかったです。
小田切≫今年もたくさんのリクエストをいただきましたこの歌で、お別れです。
藤井≫これは皆さん期待されてますよね!藤井≫上沼恵美子さんご出演の皆さんありがとうございました。
「わが心の大阪メロディー」また来年、お会いしましょう。
葵≫ここまでご覧いただきせーの…。
藤井・葵≫ありがとうございました。
2017/12/12(火) 19:30〜20:43
NHK総合1・神戸
第17回わが心の大阪メロディー[字]
▽テーマは「笑いと人情の街・大阪」笑いあり涙ありの豪華ステージ▽出演:上沼恵美子、川中美幸、天童よしみ、細川たかし、前川清、山内惠介ほか▽司会:藤井隆、葵わかな
詳細情報
番組内容
▽「笑いと人情の街 大阪」をテーマにお送りする大阪発の音楽特番▽朝ドラ「わろてんか」とコラボ!ドラマ出演者と豪華歌手による夢の共演でお届けする歌謡コメディーも▽忘年会シーズン真っ只中!大阪を代表する歓楽街・北新地から生中継!人気芸人が大集合で無礼講▽大阪の名曲の数々▽出演:上沼恵美子、川中美幸、銀シャリ、春澪、天童よしみ、細川たかし、前川清、水谷千重子、山内惠介ほか▽司会:藤井隆、葵わかな
出演者
【司会】藤井隆,葵わかな,【ゲスト】内場勝則,兵動大樹,はるな愛,レイザーラモンRG,銀シャリ,【出演】上沼恵美子,川中美幸,天童よしみ,中村美律子,平和勝次とダークホース,細川たかし,BOROほか
ジャンル :
音楽 – 歌謡曲・演歌
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:25507(0x63A3)