上映後に行われた会見には、木之本桜役の
20年ぶりに「CCさくら」を作るにあたり、浅香監督は「せっかくやるなら当時のスタッフ、キャストでやりたかった」と、当時と同じスタッフ、キャストで新シリーズが制作できる喜びを語る。また制作するうえで心がけていることについて聞かれると「自分がどれだけ前作の世界観を崩さず作れるか。当時と変わらず、さくらと同じくらいの子供たちとお母さんに向けて作りたい」とこだわりを語った。
さらに新シリーズの展開について、土橋氏は「前シリーズもCLAMPの大川(七瀬)さんが脚本を書いてくれましたが、今回は全話大川さんが書かれています。なかよしでの連載と並行して脚本を書いて頂くというのはかなりヘビーな作業だったと思う」と語り、「大川さんの脚本を元にアニメとしてどう結末を描くかは浅香監督にかかっている」と話した。それを受け、浅香監督が「アニメをどう決着させるかは、僕に投げられている状態。もしかすると小狼が最後の敵に……」と言うと、くまいが即座に「絶対やだ!(笑)」と否定。浅香監督は「その辺がどうなるかはお楽しみということで(笑)。期待してください」と自信をのぞかせた。
「『カードキャプターさくら』イコール私の声優人生」と語った丹下は「どこへいっても『さくらの丹下さん』って言われますし、日本だけじゃなく世界のイベントでも『さくら観てました』って言ってくださる方が多くて。やっぱり『さくら』は特別に思い入れのある作品です」と作品への熱い思いを語る。そして「『新作だけど懐かしい』みたいな作品になったと思う。今回初めて観る方にとっては新作として楽しんで頂けるし、往年のファンの方には続きとして楽しんでもらえるのでは。懐かしいキャラクターとかも登場する予定です。昔から観てくれているファンの方はきっと喜んでくださると思いますし、新キャラも出てきますし、見どころ満載です」と新シリーズをアピールし、会見は幕を閉じた。テレビアニメ「カードキャプターさくら クリアカード編」は、NHK BSプレミアムにて、2018年1月7日より毎週日曜7時30分より放送開始。