来年の手帳を選びあぐねている人も、あとで決めようと思っていたらもう12月という人も、そろそろタイムリミットが近づいている。そこで、前回(関連記事「2018年版手帳の新トレンドは「卓上カレンダー型」」)紹介した以降に発売された製品や、再入荷された製品を中心に、魅力的な手帳とカレンダーを紹介する。前回の記事と合わせて、手帳選びのラストスパート参考にしてもらえればと思う。
進行表と予定表が見開きで一度に分かる手帳
手帳王子こと、手帳評論家の舘神龍彦(たてがみたつひこ)氏が監修した、アートプリントジャパンの「G.B.Planner」は、プランニングとスケジュールを連動させた手帳。左ページに1カ月のブロック型スケジュール、右ページに1カ月分のガントチャート(プロジェクト管理や生産管理などで用いられる進行表)が用意され、予定表と進行表を同時に参照できる手帳なのだ。
ほとんどの仕事は1回で終わるわけではない。1つの予定は大きな仕事の中の一部と考えると、プロジェクトごとに進行表を作り、その進捗状況に合わせてスケジュールを組んだり、スケジュールに合わせて進行予定を組むという相互の作業が必要だ。この手帳はそれが1つの見開きの中でできるからとても合理的なのだ。
さらによくできているのは、どうしても横に長くなるガントチャートはページが折り込まれていて、開くと横に長いページになること。この仕掛けのおかげで、月間の予定表とガントチャートを一度に見ることができるわけだ。
さらに、ガントチャートの右側を反対側に折ってページを開くと、次の月の前半と前の月の後半がつながるので、月をまたぐプロジェクトの進行管理もスムーズ。ガントチャートは6つのプロジェクトを平行して管理できるようになっているが、これで足りない場合も、手帳自体が薄いので複数冊使う方法も良いと思う。
・表紙色は、ナチュラル、レッド、ネイビー、ブラックの4色
・月間ブロック+ガントチャート、2017年10月始まり
・A5サイズ、ソフトカバー
・21.5×15.5×0.6cm、糸かがり製本、2色印刷、PVCのカバー付き