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高島のメガソーラーに反対署名8492筆 市民が県に提出

メガソーラーの計画に反対の署名を提出する高島市民ら=県庁で

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 高島市内の山林で計画されている大規模太陽光発電所(メガソーラー)について、計画に反対する市民グループ「高島のメガソーラーを考える会」が十一日、反対署名八千四百九十二筆を三日月大造知事あての請願書に添え、県へ提出した。

 請願書では「広大な山林を伐採し自然を破壊してまで設置するのは本末転倒」と主張。建設により景観が破壊され、山が保水力を失うとして「地域住民の安全、安心を脅かす」と訴えている。署名はインターネットやファクスも使い、県内外から集めた。

 代表の真田かずこさんら高島市民九人が県庁を訪れ、中嶋実知事公室長に手渡した。反対署名は高島市にも提出しているが、県には森林法に基づく林地開発の許可権限などがあり、真田さんは「県は全国の先例となる対応を」と求めた。中嶋公室長は「知事にしっかり伝える」と応じた。

 団体によると、メガソーラーは東京の会社が計画。安曇川、新旭町にまたがる山林約二十ヘクタールで、出力十三メガワットの規模になる見込み。県によると、古墳の調査が必要な土地が含まれ、計画は縮小する可能性がある。

 (角雄記)

 

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