偽者でも権力が欲しい。
「偽者でも権力が欲しい」？ＳＰはいないんですけどね。
わかりました。
どうもありがとうございました。
ザ・ニュースペーパーの皆さんです。
ニューヨークではたくさんの新しい出会いがあり忘れられない再会がありました
（祐介）僕と一緒にパリに行こう。
テツコと一緒に生きていきたい。

（徹子の声）「この前ダニーさんに会いました」「ダニーさんはブロードウェイのミュージカルに出てて全米ツアーにも行ってて忙しそうでした」「とっても元気で相変わらずスラッとしてて恰好よかったです」
（あくび）横になったらうっかり寝ちゃったよ。
（エミー）いいのに寝てても。
フフフッ優しいね僕のエミーは。
トットちゃんからはがき。
えっ！ニューヨークからか。
うん。
ダニーに…会ったって。
ソシアルダンス以外は踊らないって言ってたのにミュージカルに出てるそうよ。
終戦後エミーが他のダンスも踊ってみたいって言った時ダニー怒ってたよね。
そんな事もあったわね。
エミーのあの頃の気持ちやっとわかったんだよダニーにも。
よかった…生きてて。
もう帰ってこないのかな？帰ってきたほうがいい？帰ってこないほうがいい？ごめんなさい。
変な事言って…。
何があってもエミーは僕の奥さんだから。
おっおいおい…。
（電話）
（佐々木）「もしもし？黒柳徹子さんでしょうか？」そうです。
「ＮＥＴテレビの佐々木と申します。
突然お電話してすいません」いいえ。
実は今年の１０月から『１３時ショー』というワイドショーをやろうと思うんですがそのメイン司会者を黒柳さんにやって頂けないかと思いまして。
司会者ですか？「メイン司会者です」光栄なお話です。
でも…ワイドショーやニュースショーの女性司会者はご結婚なさってる方ばかりですわよね。
私独身ですけれど…。
「構いません。
時代は変わってます」「黒柳さんらしく存在して頂ければ」白のブラウスに紺のスカートでなくてもよろしいんですか？「もちろんです」「華やかなお衣装を期待しています」
ブロードウェイで能力はあっても仕事にありつけない人を大勢見ていた徹子は自分が必要とされ仕事があるという事を心からありがたいと思いました
（男性）ワンツースリー…ゴー。
（シャッター音）じゃあ和服でも洋服でも似合うように作ってみようか。
ええ。
よろしくお願い致します。
帰国を決意した徹子は世界的なヘアー・デザイナー須賀勇介さんに新しいヘアースタイルを依頼
どう？これがいいわ。

今や定番となったタマネギ・ヘアーとなって徹子はさっそうと再スタートを切りました

（佐々木）おかえりなさい。
こちらで打ち合わせお願いします。
えっ…？黒柳さんおかえりなさい。
久松さん！ここはＮＥＴですわよね？ＮＨＫを辞めてＮＥＴに入りました。
あらま。
『１３時ショー』も久松がチーフ演出です。
まあ素敵！どうぞこちらへ。
黒柳さんその頭はどうなさったんですか？いい？お似合いです。
誰にも出来ない髪形です。
よかった。
これからこのタマネギ頭をトレードマークにしようと思うの。
最先端ですね。
素晴らしいですよ黒柳さん。
ありがとうございます。
久松さん結婚式出られなくてごめんなさい。
咲子さんはお元気？ええ。
今は仕事を辞めて子育て中ですけど。
メイクさんやってないの？あっという間に子供が４人も出来ましたので。
４人も！？まあ…お仲良しね。
（久松咲子）コラコラコラコラコラ！何やってんだ！もう…お母さん困らせないでよ。
ほら泣いちゃった。
もう…。
（泣き声）ほらはい…。
コラコラコラコラ。
中国から来たパンダの名前が決まったそうですね。
ランランとカンカン。
覚えやすいいい名前です。
実は私この愛嬌のあるクマさんの事は昭和１５年から知っておりましたの。
報道カメラマンだった叔父が小学校の入学祝いにパンダのぬいぐるみをくれたんです。
叔父はそのぬいぐるみをアメリカで買ったらしいんですがこれは支那のクマだよと申しましてね。
それで私そのパンダにシナシナと名前を付けたんですの。
当時中国の事は支那と申しましたので。
シナシナランランカンカン。
なんだか似ておりますでしょ。
「改めて私パンダに深いご縁を感じてしまいました」「１代目シナシナは戦争中に家とともになくなってしまったんですけど母が上野の闇市で買ってくれた２代目シナシナは今も家におりますんですよ」おりますよここに。
パンダって指が６本ありますのよ。
ここのところに小さな指があって竹の枝をつかむんだそうです。
パンダの事をお話ししてるとキリがありませんわね。
ではＣＭどうぞ。
ＣＭ入りました。
（久松）ああ…よかった。
今日はパンダの話で終わっちゃうのかと思いましたよ。
彼女はプロだ。
我々よりテレビの事はわかってる。
任せておけば大丈夫だよ。
「パンダってかわいらしいわよね」「私大好きですの」
（二木健太郎）大スターだなトット様は。
やめてよ「様」だなんて。
「トットちゃん」では申し訳ないだろもはや。
何言ってんだよ。
二木だって忙しいじゃないか。
トット様には遠く及ばないよ。
男のくせに愚痴っぽいわね。
京子ちゃんと道代ちゃんは旦那様もいるからいいけどさ私も一人で生きてくのは厳しい。
楽しかったなＮＨＫ研修生時代。
二足のわらじも大変よそれなりに。
『ヤン坊ニン坊トン坊』やってる頃ナレーションの人が黒柳徹子って名前クロヤギテツコとかクロサナギトツコって間違えるから名前変えたいって言ってたの覚えてる？覚えてるわ。
リリー白川にしようと思ったんだもの。
（京子）名前変えなくて本当によかったわね。
ごめんなさい！下の子がぐずっちゃって…。
咲子さん！ますますあでやかね。
お子さん４人もいるんですって？
（咲子）今日は子供の事は忘れたいの。
ビールちょうだい。
独身時代に戻って飲んじゃうから。
酔ったら連れて帰って。
子供も迎えに行ってよ！はいはい。
いいな…私も結婚したい。
じゃあもう一度乾杯します。
黒柳徹子さんのご帰国を祝い我々ＮＨＫ出身の仲間の前途を祝して乾杯！
（一同）乾杯！
（緑）道代ちゃんだって結婚したんでしょ？いいなあ。
あなたは神様に選ばれた人なのね。
咲子さんは久松さんに選ばれたじゃないの。
愛する人と暮らせたら最高だと思うけどな…。
愛する人…いないの？
（咲子）いるんだ？何もかも捨てて一緒になりたい人はいない。
何もかも捨てて馬鹿を見たのは私。
あらま。
仕事がしたいわ。
子供と一日家にいると変になりそう。
お子さんの手が離れたら戻ればいいじゃないの。
あなたもそんなきれい事言うの？まるで久松みたい。
きれい事じゃないわ本気よ。
そんなに甘い世界じゃない事知ってるくせに。
そうは思わないわ。
咲子さんが戻りたいと強く思えば必ず戻れるわ。
誰も出来なかった事を咲子さんがやればいいわ。
世の中はあなたみたいに思いどおりにいく人ばかりじゃないの。
だからあなたは神様に選ばれてるって言ってるのよ。
今日も遅れて入ってきた時あなたしか目に入らなかった。
あなただけが輝いてた。
もう私がうらやましがるのもおこがましいぐらいあなたは遠くに行ったんだなって思ったわ。
それでビール散々飲んじゃったの。
まだビール飲む？飲むわ。
あらま！シイナさん！ビールください！はーい。
えっ？ビール？何本？みんなまだビール飲む？ええ。
飲むわ！５本で。
フフ…。
テレビジョンの一期生はみんな仲良しだね。
そうなの。
みんな仲良しなのよ…。
（一同）ねー！ゆうべは大変だったよ…。
かみさん連れて帰ってそれから親戚の家に子供迎えに行って。
咲子さんお仕事やりたいって言ってたわよ。
そればっかり言うんだよ無理な事わかってるのに。
男の久松さんは家庭も持ってお仕事も出来ているのに女の咲子さんは家庭か仕事か一つしか選べないなんてなんか変よね。
黒柳さんまでそんな事言うの？だってニューヨークじゃ普通に女の人が仕事をしながら子供を育てたもの。
じゃあ黒柳さんも仕事も家庭も欲しいって思ってるの？私？私は…。
僕と一緒にパリに行こう。
パリに来てくれ。
テツコと一緒に生きていきたい。

（久松）どうしたの？ううん。
なんでもないわ。
（男性）おはようございます。
お久しぶりでございます。
おお…黒柳くん。
拝見しましたよ『１３時ショー』。
いい感じじゃないですか。
ご光栄でございます。
あなたはねみんなが欲しがるもの全て手に入れつつあるね。
でも男がいない。
ハハハハハ…。
あらま。
よくご存じで。
１回どう？いつか…チャンスがございましたら。
ああそう。
ハハハハハ…。
こちらが今話題の紅茶キノコだそうでございます。
なんだかトロリとしております。
ハチミツみたい。
色は普通の紅茶みたいですね。
ではいただきます。
『１３時ショー』の司会をしながら徹子はドラマや舞台にも女優として出演しますます忙しくなっていました
どこが紅茶なんでしょうかしら。
（ノック）どうぞ。
失礼します。
失礼します。
本番前に申し訳ございません。
夜もまたお仕事だと伺いましたので。
どうぞおかけになって。
失礼します。
失礼します。
何事ですの？お二人して神妙なお顔で。
『１３時ショー』終わるんですか？いえ。
新しい番組を企画しました。
新しい番組？
（久松）黒柳徹子をメインにした新しいトークショーです。
タイトルは…『徹子の部屋』。
あらま…。
『徹子の部屋』！第１回ですのでタキシードでお迎えしようと思いまして。
えっ？ずっと恋人じゃ駄目なの？
（ｔｏｔｔｏ）明日も見てね。
2017/12/11(月) 12:30〜12:50
ＡＢＣテレビ１
トットちゃん！　＃５１[解][字]

辛く困難な時代を明るく前だけを向いて駆け抜けた、黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を笑いと涙で描く！「窓ぎわのトットちゃん」の時代から国境を越えた恋まで初映像化！

詳細情報
◇番組内容
ニューヨーク留学中の徹子（清野菜名）のもとに、ＮＥＴテレビ（現・テレビ朝日）から新番組『１３時ショー』のメイン司会のオファーが届き、徹子は帰国を決意。やがて番組は形を変え、１９７６年２月２日『徹子の部屋』がスタート！そんな中、徹子は自らの少女時代を描く『窓ぎわのトットちゃん』の連載を開始。一方では忙しい仕事の合間を縫い、ヨーロッパで活動するカール・祐介・ケルナー（城田優）のもとを度々訪ねていたが…
◇出演者
清野菜名、松下奈緒、山本耕史
城田優、小澤征悦、新納慎也、凰稀かなめ、趣里、三宅健
近藤真彦（友情出演）
◇原案
黒柳徹子
◇脚本
大石静
◇演出
遠藤光貴
◇主題歌
福山雅治『トモエ学園』（アミューズ／ユニバーサルJ）
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎（テレビ朝日）
【プロデューサー】服部宣之（テレビ朝日）、角田正子（クリエーターズマネジメント）、菊地裕幸（クリエーターズマネジメント）
【協力プロデューサー】田原敦子（テレビ朝日）
◇おしらせ
☆番組ＨＰ
　http://www.tv-asahi.co.jp/totto/

☆Ｔｗｉｔｔｅｒ
　https://twitter.com/totto_tvasahi

☆Ｉｎｓｔａｇｒａｍ
　https://www.instagram.com/totto_tvasahi/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字（字幕）

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード（ステレオ）
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード（ステレオ）
日本語（解説）
サンプリングレート : 48kHz

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