GLAY、著作隣接権料いりません!結婚式使用に限り全楽曲無償提供「(使用は)喜ばしいこと」

2017年12月11日6時0分  スポーツ報知
  • 「GLAY」の(左から)TAKURO、TERU、HISASHI、JIRO

 ロックバンド・GLAYが、グループの全楽曲の結婚式での使用を無償提供していることを10日、発表した。

 「HOWEVER」「ずっと2人で…」など多くの楽曲が結婚式で使用され、日本中の新郎新婦の門出を彩ってきた同バンド。今春頃から、GLAY名義で発表している全358曲をブライダルで使用する場合に限り、著作隣接権料を使用者から徴収せず、無償提供してきた。通常は使用者から1曲あたり約200~400円の使用料が徴収され、作曲者など著作権者に還元されるが、カバーでの歌唱、演奏などを除いて無料になる。

 きっかけは、結婚をテーマにした55作目の新曲「あなたといきてゆく」(11月22日発売)だ。「結婚式という人生の素晴らしい舞台で自分たちの曲を使用してもらえることは大変喜ばしいことであり、それであれば自分たちは無償提供したい」というメンバーの強い思いで実現。「あなたと―」の発売に合わせて、このほど正式発表に至った。

 同曲は、ボーカル・TERU(46)が「結婚式の最後、両親への感謝の手紙を読むシーンをイメージして歌った」というラブバラード。11月30日放送の日本テレビ系「スッキリ」放送3000回記念企画で、抽選で選ばれた1組の結婚式にサプライズ登場、披露され話題を呼んだ。

 音楽関係者によると「業界初の試み」という結婚式での楽曲の無償提供。ハードルなく使用できることになったことで、GLAYの名曲とともに結婚式を挙げるカップルは、さらに増えそうだ。

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