吉備線LRT化で「厳しい状況」 岡山、総社市とJRで協議難航
2017/12/11 22時17分 更新
岡山市の大森雅夫市長は11日、JR吉備線のLRT(次世代型路面電車)化に向け、総社市とJR西日本と進めている協議について「非常に厳しい状況」と難航していることを明らかにした。3者は、2017年度末までに役割分担や費用負担で合意点を見いだすことでは一致している。
11月定例市議会の個人質問で答弁した。市長は「初期投資は国と両市、民間事業者で応分負担し、運行経費や施設更新費はJRにお願いしたいと考えて交渉している」と説明。その上で「17年度中に一定のめどを出すとしているが、3者間で合意を見いだせる状況にない」と述べた。
吉備線のLRT化は03年にJRが構想を打ち出し、検討がスタート。3者は14年に有識者による検討会議を設け、160億円以上の初期投資額などを盛り込んだ計画素案を作成した。ただ2市とJRの間で、費用負担の仕組みなどに意見の隔たりがあり、事務レベルで協議を続けている。
吉備線は岡山―総社間を結ぶ20・4キロ。
11月定例市議会の個人質問で答弁した。市長は「初期投資は国と両市、民間事業者で応分負担し、運行経費や施設更新費はJRにお願いしたいと考えて交渉している」と説明。その上で「17年度中に一定のめどを出すとしているが、3者間で合意を見いだせる状況にない」と述べた。
吉備線のLRT化は03年にJRが構想を打ち出し、検討がスタート。3者は14年に有識者による検討会議を設け、160億円以上の初期投資額などを盛り込んだ計画素案を作成した。ただ2市とJRの間で、費用負担の仕組みなどに意見の隔たりがあり、事務レベルで協議を続けている。
吉備線は岡山―総社間を結ぶ20・4キロ。