先月、このブログでも紹介したピークデザイン(Peak Design)社新製品のクラウドファンディング。
私がKickstarterに申し込んだ時点で目標金額は達成していましたが、無事プロジェクトはゴール。後日各アイテムのカラーなどの選択、発送先住所の入力などがあり(簡単な海外通販のような感じです)先月末(11/30)に香港から発送したとのメールがあり、先週末の9日に国際郵便で届きました。思ったよりも早かったですね!
国内での発売はまだのようですし、せっかくいち早く入手したのでじっくり使ってからレビュー記事を書きたいと考えていましたが、「Capture v3」の完成度があまりに素晴らしかったので、駆け足でファーストインプレッションをまとめました。
最初に断言してしまいますが、現在キャプチャー/キャプチャープロの現行品の購入を検討している方は、絶対に新型の発売を待った方がいいですよ!(理由は記事で)
The Trifecta Lite
ということで、届いた新型ピークデザイン製品たちパッケージです。以前の黒と赤と貴重としたものでなく現行の白基調のシンプルなデザイン。蓋の部分にはマグネットが仕込まれているなど、相変わらず手の込んだパッケージです。
私が申し込んだのは「The Trifecta Lite」という文字通り3つの新製品が含まれるプランです。内容は以下
The clip + pad + small strap. Great carrying solution for 2 cameras, or for quickly adapting your setup. Add additional items to this reward using the Add-On Menu (see FAQ).
- Capture v3 with Plate, Silver (CP-S-3)
- Pro Pad v2 (PP-2)
- Slide Lite (Ash) - v3 (SLL-AS-3)
Camera Carry, Reimagined: Capture v3, Slide, and Slide Lite by Peak Design — Kickstarter
それでは、各製品を簡単にチェックしていきましょう。
Slide Lite (Ash)
まずはストラップの「スライドライト」。色はアッシュ(灰色)を選びました。アクセントにレザーやブルーの刺繍が入っていて、現行品のブラックのスライドライト(SLL-1)よりも軽やかな見た目になりましたね。正直かっこいい!(笑)
【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン スライドライト ブラック SLL-1
- 出版社/メーカー: ピークデザイン
- 発売日: 2015/10/08
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
早速、愛用のE-M1 MarkIIに装着してみました。やはりSlide Liteはこのクラスのミラーレスカメラに丁度良い太さですね。恐らく中型一眼レフくらいまでは行けそうです。ストラップの素材は所謂シートベルト風のものですが、とてもしなやかで使いやすそうです。
スライドギミック周りについては実際にフィールドで使用してから
滑り止めはシリコンゴムが通常体に接する側とは逆側(つまり表側)にプリントされててストラップをひっくり返すと効くようになっています。パターンは控えめなので折り曲げ等の邪魔になりませんし、しっかり効きます。
このSlide Liteの兄貴分である「Slide」の新型モデルをやはり同様のCF経由で先行入手したHiさんが早速レビュー記事を書いていますので、本記事と併せてお楽しみください。
Capture v3 with Plate
続いて今回の本命(?)である新型キャプチャー。これまでにないカラーのシルバーを選んでみました。このシルバーは地金でなく塗装のようですが、アウトドアで使えばすぐ傷が付くと思うので、そちらもまた改めて。
キャプチャー本体に新型のプレート、ボルトは通常タイプと六角レンチ対応の長ネジが2種類。つまり従来のロングクランピングボルト相当のネジが、はじめから附属していることになります。ポーチは必要ないのですが、ボルト用と考えれば…まあ。
従来はロングクランピングボルトを使わないと装着できなかった登山用のバックパックですが、日帰り用は標準ボルトで(左)、テント泊用のザック(右)も附属の長ネジを使って装着することができました。
現行キャプチャープロと並べてみるとそのサイズ差は一目瞭然ですね。
現行キャプチャープロよりも数段スムーズな着脱
細かいレビュー、現行品との比較は改めて記事にする予定ですが、ちょっと触っただけでもその進化ぶりに驚きました。
なによりカメラ着脱のスムーズさ。Twitterでは「現行品の5000兆倍スムーズ」とふざけて書きましたが、とにかく全くの別物です。軽くカメラを当てるだけで「スチャ」っとハマり、外す際のボタン(ロックピン)の動くも非常にスムーズ。
この購入直後の状態がいつまで続くか現時点では不明ですが、キャプチャープロが購入直後よりも、むしろしばらく使ってからの方がスムーズになったことを思うと、期待して良さそうです。
薄着でも体へのアタリが柔らか?
ボディが小さくそして薄くなった効果なのか、新型キャプチャーを付けたザックを背負ってみても全くキャプチャーの存在を感じません。
キャプチャープロではバックプレートが胸に刺さるような感覚があり、薄着になる夏場は痛いので使わないようにしていた位ですが…。
さっそくベースレイヤー1枚になって背負ってみましたが、やっぱり殆ど分からない。カメラをぶら下げてようやく「付いてるな」というのが分かりますが、もう普通にこのまま行動可能だと思います。
実は新型キャプチャーが届いたらキャプチャープロとの併用を考えていましたが(ザック毎に分けるなど)、正直一度新型で背負ってみると、もう旧型は使いたくありません(笑) 思わず「2個買っておけば良かった…」と軽く後悔してしまったほど。
旧型を狙っているならちょっと待った!?
以上、ファーストインプレッション段階で断言してしまうのはよくないのですが、少なくとも現時点で私個人が新型よりも旧型(現行キャプチャー/プロ)を勧める理由は全くなくなりました。
実は対応するストラップの幅が旧型に比べてかなり狭くなってしまっているのですが(本体側実測で70→55mm)、実際には上で画像を貼った大きいザックのストラップ幅は60mmあるので、結構絶妙な数値で作られているのかもしれません。
「俺は70mm以上のストラップ幅のザックを使うから新型じゃ小さすぎ!」といった人以外は、現時点では新型の発売を待った方が満足度は高いと思います。
Pro Pad v2
最後に私はあまり使う予定がありませんが、Pro Padのリニューアル版も同梱されているセットを購入したので…。こんな感じでベルトなどにキャプチャーをぶら下げて仕様するためのアイテムのようです。
この部分を気になってた人が多そうですが、現行モデルにあるバックパックのストラップを通す縦方向の穴は空いていません。
【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン キャプチャープロパッド PP-1
- 出版社/メーカー: ピークデザイン
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
ただしザックのショルダーストラップ装着時の保護パーツとしての使い方は、Pro Pad v2全体をベルトの裏側に回すやり方が想定されているようです。
詳細レビューはまた改めて
以上、先週末に届いたばかりのPeakDesignの新製品3アイテムの紹介と、先行インプレッションでした。
再来週あたりからまた山に行けそうなので、実際にフィールドで使ってから改めて新型「Slide Lite」「Capture v3」についてのレビュー記事を書いてみたいと考えています。「Pro Pad v2」については気が向いたら(使うことがあったら)ということで…。
しかし既にCapture v3がもう1個欲しくなってしまっているのですが、一般発売はいつになるのでしょう? 今から待ち遠しいです。
最後にいいですか? もう一度言っておきます
現行のキャプチャー、キャプチャープロを狙ってる人は急いで買わずにもう少しだけ待つのです!