ここから本文です

JRAニュース

2017年12月11日

  • レース・馬・騎手など
  • ピックアップ

武 豊騎手が2017年度ロンジンIFHA国際功労賞を受賞

国内外において、長年にわたりサラブレッド競馬の発展に多大な貢献を果たした競馬関係者に贈られるロンジンIFHA国際功労賞に、日本の武 豊騎手が選出されましたのでお知らせいたします。
なお、ロンジン社のファン・カルロ・カペリ副社長兼国際マーケティング統括、IFHAのルイ・ロマネ会長およびウインフリート・エンゲルブレヒト=ブレスゲス副会長(香港ジョッキークラブCEO)が出席のうえ、12月21日(木曜)に授賞式が行われます。

武 豊騎手のコメント

  • この度は、このような名誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。
    騎手として、騎乗依頼をいただけば、鞭と鞍を持って中央、地方、そして世界と関係なく飛び回ってきました。多少のルールや言葉の違いはありますが、日本でも海外でも同じ競馬だと意識して騎乗しているので、競馬の国際化に貢献してきたという自覚はあまりありませんが、競馬に対する自分の姿勢が評価されたのであれば、今後も日本ならびに国際競馬発展のために競馬に携わる者として精進してまいりたいと思います。

ロンジンIFHA国際功労賞(International Award of Merit)について

2013年6月、IFHA国際競馬統括機関連盟はスイスの時計メーカー、ロンジン社とオフィシャルパートナー契約を結んだことを受け、その年の世界ナンバーワンに贈られる“ロンジンワールドベストホース”、“ロンジンワールドベストジョッキー”とともに、国際競馬において顕著な功績を残し、競馬発展のために多大な貢献をもたらした競馬関係者に贈られる賞。

  • 注記:ロンジンIFHA国際功労賞 過去の受賞者

注記:表は横にスクロールすることができます。

ロンジンIFHA国際功労賞 過去の受賞者
年度 氏名 職種 出身国
2013 ジム・ボルジャー Jim Bolger 調教師/生産者 アイルランド
2014 アレック・ヘッド Alec Head 調教師/生産者 フランス
2015 セス・ハンコック Seth Hancock
マルセル・ザルール Marcel Zarour
生産者
南米競馬機構元会長
アメリカ合衆国
チリ
2016 ロマネ家(ジャンロマネ、ルイロマネ) パリ会議/IFHA創設 フランス

武 豊騎手について(選出理由)

武 豊騎手は1987年にデビューし、本年12月10日終了現在、JRA通算3,940勝、重賞322勝(うちGⅠは74勝)、さらに23年連続GⅠ勝利、重賞は31年連続、年間最多勝利数212勝、年間最多獲得賞金額44億1,404万2,000円など、数多くのJRA記録を保持しています。
1969年生まれの同騎手は、ターフの魔術師と呼ばれた父・武邦彦元騎手と同じ道を歩み、1987年、阪神競馬場にてダイナビショップ号で初勝利をあげると、その年69勝を挙げて最多勝利新人騎手に輝きました。また1989年に初めて年間最多勝利騎手の座につき、これまでに18度そのタイトルを獲得しています。
同騎手が騎乗した数多くのGⅠホースの中でも、現在リーディング種牡馬として君臨しているディープインパクト号とのコンビでは、2005年のJRAクラシック三冠レースを含むGⅠ計7勝をあげ、現在は昨年のJRA年度代表馬に輝いたキタサンブラックとのコンビで活躍しています。
海外での成績も顕著であり、オーストラリア、フランス、ドイツ、韓国、UAE、イギリス、アメリカの計8カ国で通算100勝を超える勝利を挙げており、海外G1勝利には、94年ムーラン・ド・ロンシャン賞(スキーパラダイス)、98年モーリス・ド・ゲスト賞(シーキングザパール)、99年アベイ・ド・ロンシャン賞(アグネスワールド)、00年ジュライカップ(アグネスワールド)、01年アベイ・ド・ロンシャン賞(インペリアルビューティー)、01年香港ヴァーズ(ステイゴールド)、07年ドバイ・デューティフリー(アドマイヤムーン)、15年香港カップ(エイシンヒカリ)、16年イスパーン賞(エイシンヒカリ)があります。

ページトップへ戻る