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ノーベル賞晩さん会 イシグロさんがスピーチ
ノーベル賞の受賞者を祝う恒例の晩さん会がスウェーデンの首都ストックホルムで行われ、文学賞を受賞した日系イギリス人の作家、カズオ・イシグロさんが自然科学系の3賞や経済学賞の受賞者とともに出席しました。
晩さん会は日本時間の午前3時すぎ、ストックホルムの市庁舎の「青の間」で始まり、グスタフ国王をはじめとする王室のメンバーや、受賞者とその家族などおよそ1350人が出席しました。
授賞式を終えたイシグロさんも日本時間の午前2時すぎ、夫人のローナさんとともに会場に到着しました。授賞式の感想を問われると「最高でした」と笑顔で答えていました。
晩さん会では、毎年テーマを決めて会場の飾りつけや音楽が選ばれ、ことしは北極やオーロラをモチーフにしたものとなりました。イシグロさんは、地元のシェフが考案したコース料理をリラックスした表情で楽しんでいました。
晩さん会は、例年およそ4時間近くに及びます。そして、食事が終わると、賞を創設したアルフレッド・ノーベルが遺言に残した順番に従って受賞者がそれぞれスピーチを行いました。
イシグロさんは「長崎で暮らしていた5歳のときに母親から初めて”ノーベルショウ”という言葉を聞き、”ヘイワ”を広げるものだと教えられた。幼いながら”ヘイワ”がとても大切なことだと理解した」と日本語を交えてあいさつしました。
そして、「ノーベル賞は小さな子どもでも理解できる大切なことを教えており、分断の時代の今、人類が共に力を合わせるべきものを示している。この賞を頂き、畏敬の念でいっぱいだ」と述べ、感謝の気持ちを示しました。
授賞式を終えたイシグロさんも日本時間の午前2時すぎ、夫人のローナさんとともに会場に到着しました。授賞式の感想を問われると「最高でした」と笑顔で答えていました。
晩さん会では、毎年テーマを決めて会場の飾りつけや音楽が選ばれ、ことしは北極やオーロラをモチーフにしたものとなりました。イシグロさんは、地元のシェフが考案したコース料理をリラックスした表情で楽しんでいました。
晩さん会は、例年およそ4時間近くに及びます。そして、食事が終わると、賞を創設したアルフレッド・ノーベルが遺言に残した順番に従って受賞者がそれぞれスピーチを行いました。
イシグロさんは「長崎で暮らしていた5歳のときに母親から初めて”ノーベルショウ”という言葉を聞き、”ヘイワ”を広げるものだと教えられた。幼いながら”ヘイワ”がとても大切なことだと理解した」と日本語を交えてあいさつしました。
そして、「ノーベル賞は小さな子どもでも理解できる大切なことを教えており、分断の時代の今、人類が共に力を合わせるべきものを示している。この賞を頂き、畏敬の念でいっぱいだ」と述べ、感謝の気持ちを示しました。
92歳 幼稚園の担任「これまでの努力に涙が出た」
ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさんが4歳のときに通っていた長崎市の桜ヶ丘幼稚園で、当時の担任を務めた田中皓子さん(92)は、授賞式の様子をニュースで見たということです。
田中さんは「世界でただ一つの賞を受賞されて本当によかったと思います。これまでの努力を考えると涙が出てきました」と喜びを語りました。
また、授賞式でのカズオ・イシグロさんについて、「すごく落ち着いている様子で、ほかの子どもとは違っておとなしかった子どもの頃と変わらないなと思いました」と、幼い頃のイシグロさんの姿を思い出しながら話しました。
そして、「今回の受賞で元気と喜びを味わわせてもらい感謝しています。ぜひ、いつか長崎に来ていただいて、ゆっくりとお話がしたいです」と話していました。
田中さんは「世界でただ一つの賞を受賞されて本当によかったと思います。これまでの努力を考えると涙が出てきました」と喜びを語りました。
また、授賞式でのカズオ・イシグロさんについて、「すごく落ち着いている様子で、ほかの子どもとは違っておとなしかった子どもの頃と変わらないなと思いました」と、幼い頃のイシグロさんの姿を思い出しながら話しました。
そして、「今回の受賞で元気と喜びを味わわせてもらい感謝しています。ぜひ、いつか長崎に来ていただいて、ゆっくりとお話がしたいです」と話していました。
ノーベル賞晩さん会 イシグロさんがスピーチ
ノーベル賞の受賞者を祝う恒例の晩さん会がスウェーデンの首都ストックホルムで行われ、文学賞を受賞した日系イギリス人の作家、カズオ・イシグロさんが自然科学系の3賞や経済学賞の受賞者とともに出席しました。
晩さん会は日本時間の午前3時すぎ、ストックホルムの市庁舎の「青の間」で始まり、グスタフ国王をはじめとする王室のメンバーや、受賞者とその家族などおよそ1350人が出席しました。
授賞式を終えたイシグロさんも日本時間の午前2時すぎ、夫人のローナさんとともに会場に到着しました。授賞式の感想を問われると「最高でした」と笑顔で答えていました。
晩さん会では、毎年テーマを決めて会場の飾りつけや音楽が選ばれ、ことしは北極やオーロラをモチーフにしたものとなりました。イシグロさんは、地元のシェフが考案したコース料理をリラックスした表情で楽しんでいました。
晩さん会は、例年およそ4時間近くに及びます。そして、食事が終わると、賞を創設したアルフレッド・ノーベルが遺言に残した順番に従って受賞者がそれぞれスピーチを行いました。
イシグロさんは「長崎で暮らしていた5歳のときに母親から初めて”ノーベルショウ”という言葉を聞き、”ヘイワ”を広げるものだと教えられた。幼いながら”ヘイワ”がとても大切なことだと理解した」と日本語を交えてあいさつしました。
そして、「ノーベル賞は小さな子どもでも理解できる大切なことを教えており、分断の時代の今、人類が共に力を合わせるべきものを示している。この賞を頂き、畏敬の念でいっぱいだ」と述べ、感謝の気持ちを示しました。
92歳 幼稚園の担任「これまでの努力に涙が出た」
ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさんが4歳のときに通っていた長崎市の桜ヶ丘幼稚園で、当時の担任を務めた田中皓子さん(92)は、授賞式の様子をニュースで見たということです。
田中さんは「世界でただ一つの賞を受賞されて本当によかったと思います。これまでの努力を考えると涙が出てきました」と喜びを語りました。
また、授賞式でのカズオ・イシグロさんについて、「すごく落ち着いている様子で、ほかの子どもとは違っておとなしかった子どもの頃と変わらないなと思いました」と、幼い頃のイシグロさんの姿を思い出しながら話しました。
そして、「今回の受賞で元気と喜びを味わわせてもらい感謝しています。ぜひ、いつか長崎に来ていただいて、ゆっくりとお話がしたいです」と話していました。
田中さんは「世界でただ一つの賞を受賞されて本当によかったと思います。これまでの努力を考えると涙が出てきました」と喜びを語りました。
また、授賞式でのカズオ・イシグロさんについて、「すごく落ち着いている様子で、ほかの子どもとは違っておとなしかった子どもの頃と変わらないなと思いました」と、幼い頃のイシグロさんの姿を思い出しながら話しました。
そして、「今回の受賞で元気と喜びを味わわせてもらい感謝しています。ぜひ、いつか長崎に来ていただいて、ゆっくりとお話がしたいです」と話していました。