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レジェンド 作者:神無月 紅

レーブルリナ国

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1577/1577

1577話

 最初にレイ達の存在に気が付いたのは、巨人から何とか距離を取って部屋の中から外の様子を見ている研究者の一人だった。
 巨人達を眠らせている空間と同じような広さを持つこの場所は、幾つかの建物すらあった。
 小さな村程度の規模なのは間違いない。
 そんな建物の中に身を潜めながら、何とか生き残る方法を探していた二十代程の男の一人が、微かにだが扉が開いているのを見つけたのだ。
 だが、それだけを見つけてもどうしようもない。
 扉の前には巨人が一匹立ち塞がっているのだから。
 巨人には明確な知能はない。
 巨人……巨大な人と呼ぶべき外見をしているにも関わらず、ゴブリンの如き知能しか……いや、下手をすればゴブリン程の知能もない。
 それこそ、野生動物と変わらないだろう程度の知能。
 そんな巨人が、何故扉の前に立ち塞がっているのか。
 野生動物であれば、そのような真似はしない筈なのだが……
 ともあれ、その巨人が門番の如き役割を果たしているので逃げることも出来ず、結果としてここにいる者達の多くは絶望的な戦いを繰り広げることになってしまった。
 そんな状況でも、何とか逃げ出す機会はないかと、そう考えながら周囲の様子を確認していた男だったのだが……

(あれは、誰だ? 門の前にいた兵士じゃないのは間違いないけど。となると、巨人の巣に向かった連中が戻ってきた? こんなに早く? そもそも、あんな小さな奴がいたか?)

 男は、家の外から見えないように身を隠しながら、その人物をじっと見る。
 自分でも、何故その人物をそこまで見ているのかは分からない。分からないが……それでも、何となく気になったのだ。
 ……家の外を、兵士から強引にもぎとったのだろう腕に噛みつきながら巨人が歩いていたのだが、幸か不幸か男がそれに気が付くようなことはなかった。
 一つのことに集中すると、それ以外何も見えなくなってしまうという研究者らしい集中力が発揮された形だろう。
 ともあれ、そんな男の視線の先でローブの人物……レイは、どこからともなく巨大な鎌を取り出す。
 そして、取り出した大鎌を振るうと、次の瞬間には扉の前に立っていた巨人の両膝が切断される。

「へ?」

 一瞬、男は何が起きたのか分からなかった。
 当然だろう。男は巨人について深い知識を持っている。
 その肉体は強靱で、骨は肉体よりも更に固い。
 それこそ、あのような何でもないかのような一撃で、あっさりと両膝を切断出来る筈がない。

(いや、それ以前に……あの大鎌をどこから取り出したんだ? ……大鎌? おい、ちょっと待て。もしかして)

 その時になって、ようやく男は視線の先にいるのが誰なのかを理解する。
 ジャーヤにとって危険になるかもしれない人物として、ここにも深紅の……そしてランクBパーティの紅蓮の翼がレーブルリナ国の首都ロッシにやって来ていると。
 そして、深紅がアイテムボックスを持っているというのは、かなり有名な出来事だった。
 アイテムボックスだけであれば、その簡易版が非常に高価ではあるが存在している。
 だが、大鎌を持っているという時点で、ローブの人物がレイなのだというのは確定だった。
 大鎌というのは、見かけは非常に凶悪な武器だが、実際にそれを戦闘に使うとなると非常に使いにくい。
 よって、そのような武器を使う者は多くはない。
 見た目から使おうと思う者はいるものの、実際に戦闘になればそれを使いこなすにはかなりの熟練度が必要となるのだ。
 それこそ、大鎌を使うよりは普通に長剣や槍といった武器を使った方が、結果的に強くなる。
 それだけに、大鎌を使っているという時点でそれが誰なのかというのは、容易に想像が出来た。
 そしてレイが見せた実力は、その評判に相応しいものがあった。
 いや、実力を示したのはレイだけではない。
 そのレイのすぐ後ろから入ってきた四人も、一番小柄な人物を除いて十分すぎる強さを発揮していた。
 そんなレイ達の実力を見れば、助かるかもしれないと判断する。
 ギルムの冒険者がこのような場所にこうしてやってきた以上、偶然迷い込んだという訳ではないのは明らかだ。
 だが、それでも……巨人達に食い殺されるよりは、助かった方がいいのは事実。

(何とか、頑張ってくれよ。俺がここを生きて出る為には、お前達の力が必要なんだからな。生き残ったら、俺に出来ることならなんでもする。だから、頼むぞ)

 男は自分が生き残る為に、何とかレイ達が勝つようにと祈るのだった。





「次!」

 最初に門の前に立ち塞がっていた巨人の膝を切断し、そのまま首を斬り飛ばして確実に殺してから、近くにいる巨人に向かって攻撃を仕掛ける。
 幸いに扉の向こう側はかなり広大な空間で、建物も幾つかあった。
 それだけの広さであれば、デスサイズを振るうのも、黄昏の槍を振るうのも、全く問題はない。
 そんな訳で、現在レイは右手にデスサイズ、左手に黄昏の槍と、いつもの二槍流で巨人達と戦っていた。
 勿論戦っているのはレイだけではなく、エレーナ、マリーナ、ヴィヘラ、ビューネといった面々も戦っている。

「凶暴だけど、それだけ戦いやすくなっているわね!」

 その柔らかい肉を食おうと伸ばしてきた巨人の手を回避し、ヴィヘラは手甲から伸びた爪を使って巨人の首筋を斬り裂く。
 黒水晶のある場所では、重傷であろうとあっさりと傷を回復することが出来た巨人だったが、残念ながらここに黒水晶はない。
 もっとも、地下四階の戦いでも回復はしなかったのだから、このように離れた場所で回復するというのはまず不可能だろうが。

「敵の数も多くないし、な!」

 ミラージュを振るい、斬るというよりは叩き付けるような感じで巨人を攻撃するエレーナ。
 鞭状になったミラージュは、文字通り金属の鞭としての効果を発揮していた。
 ……それを受けた巨人も、痛がって悲鳴を上げる。

「何をしてるのかしら? そんな物を食べちゃ駄目でしょ」

 マリーナの弓から射られた矢が、兵士に食らいつこうとしていた巨人の身体に突き刺さる。
 痛みからか、それとも単純に衝撃からか……ともあれ、巨人は動きを止める。
 続けて射られた矢が、兵士の動きを止めていた両手に突き刺さり、巨人から逃れた兵士は一瞬マリーナの方を見るが、すぐにその場から離れる。
 当然そのように派手に動いていれば、巨人と戦ったり、逃げたりといった真似をしていた兵士達……いや、兵士達以外の研究者達にも、注目を浴びることなる。

「お前達、誰だ! 援軍か!?」

 一人の兵士が、小さくない希望を込めて尋ねる。
 ここでは初めて見る顔である以上、ただの援軍ではないのは確実だった。
 それでも自分達が圧倒されていた巨人を相手に、次々と倒していくその様子を見れば、とてもではないが自分達から見て信じられない程の力を持っているのは間違いない。
 ここで迂闊に敵対するよりも、協力し合って――正確には一方的に助けて貰ってだが――この場を生き抜くことが最優先だと、そう判断するのは当然だった。

「足手纏いは引っ込んでなさい!」

 だが、それでもここまで敵意……いや、半ば殺意を向けられるとは、完全に予想外だった。
 勿論自分達が悪党だということは理解しているつもりだ。
 しかし、この場はお互いに協力出来るのではないかと、そう思っていたのだ。
 もっとも、兵士達は巨人の群れを相手に散々な目に遭っている。
 それこそ、引っ込んでろと言われても、嫌だと虚勢を張るのは難しいくらいには。
 結果として、ヴィヘラに声を掛けた兵士は大人しく後ろに……巨人のいない方に向かって下がっていく。
 悔しくないかと言われれば、即座に悔しいと答えるだろう。
 だが、命とヴィヘラを見返す方のどちらが大事かと聞かれれば、やはり命が大事なのだ。
 そんなヴィヘラの声を聞いたのは、その兵士だけではない。
 まだかろうじて生き残っていた、他の兵士達の耳にも当然のように聞こえていた。
 そんな兵士達に侮蔑と軽蔑、そして何より嫌悪の混ざった視線を向け、ヴィヘラは残った巨人に向かって攻撃を仕掛ける。
 当然ヴィヘラ以外の面々も、兵士達という邪魔者がいなくなったことで、より巨人に対する攻撃は激しくなっていく。
 そうして十分も経たない内に、この場にいた巨人はその全てが命を失うことになる。

「ま、巨人がこの数なら、この程度だろ」

 最後の一匹が黄昏の槍により頭部を砕かれ、地面に崩れ落ちたのを見て、レイが呟く。
 そうして全ての巨人が死んだのを確認すると、改めて周囲を見回す。

(何度か思ったけど、本当に広いな。そもそも、洞窟の奥にこんな広い空間があるってのは……しかも、こことは違う道には巨人が集まってるんだろ? どうなって……ん? 巨人?)

 ふと、レイの視線は地面に倒れている巨人の死体に向けられる。
 目の前にいる……いや、あるのは、巨人の死体。
 そして、こことは違う道の先にいるのは、大量の……千匹を超えるだろう巨人。
 もし、この巨人が暴れていたのが、偶然でなければ?

「どうした、レイ? 向こうと接触をするんじゃなかったのか?」

 不思議そうな表情を浮かべているエレーナに、レイは視線を向ける。
 そこにあるのは、真剣な表情。
 何故そこまで? とエレーナは疑問に思うも、再び口を開く前に、レイが口を開く。

「この巨人の暴走が、偶然とかでもなんでもなく……全ての巨人に起こっていることだったら?」
『なっ!?』

 レイの言葉に驚きの声を上げたのは、話し掛けたエレーナや、レイのいる方に集まってきたマリーナ達だけではなく、兵士達の口からも同様の声が漏れる。
 当然だろう。二十匹程度の巨人で、ここにいた兵士の七割……いや、八割程は殺されてしまったのだ。
 そんな状況で、更に千匹近い巨人が暴れているかもしれないと言われれば、驚くなという方が無理だった。

(そもそも、何だって急に巨人が暴れ出したんだ?)

 そう、レイが扉を開けた時には、既に巨人は暴れていた。
 そうである以上、どのような理由で暴れ出したのかは、全く分からない。
 もしかしたら、何か別の理由があるのでは?
 一縷の望みを抱き、少し離れた場所にいる兵士に話し掛ける。

「おい、この巨人達は何が理由で暴れ出したんだ? 何か、妙な真似でもしたのか? 正直に言え」

 命令口調で言われたことに、兵士は若干不愉快そうな表情を浮かべる。
 だが、レイ達がどれだけの力を持っているのかというのは、それこそ目の前で見て理解している。
 自分達が手も足も出なかった巨人を、難なく……本当に難なく倒してしまったのだ。
 それはつまり、レイ達と険悪な関係になるのは可能な限り避けた方がいいと、そういうことだ。
 落ち着け、と自分に言い聞かせながら、兵士は口を開く。

「いや、特に何かした訳じゃない。本当に何もしてないないのに、急に暴れ出したんだ。もし理由があるのなら、俺もそれを知りたいよ」
「……そうか」

 目に嘘を吐いているような色は見えず、恐らく本当のことを言ってるのあdろうというのは、半ば確信出来た。
 であれば、今はここでこれ以上無駄な時間を使う必要はない。
 だが、このまま巨人がいる方に向かうようなことをすれば、この場にいる者達が逃げ出す可能性が高かった。
 そう考えると、全員で向こうに行くという訳にもいかない。

(さて、どうするか。……ヴィヘラは巨人との戦いを希望するだろうし、ビューネは戦闘力の問題から却下。そうなると、残るのはエレーナとマリーナ、もしくは俺がここに残る必要があるか)

 短く考えると、レイは口を開く。

「ここで巨人が暴れたということは、巨人達が集まっている場所でも巨人が暴れている可能性があるんじゃないか? それも、この様子を見る限りでは、全ての巨人が」
「馬鹿なっ!」

 レイの言葉に、鋭く叫んだのは研究者らしい男だった。
 当然のようにレイはその男のことを知らなかったが、その男は建物の中に隠れて巨人の様子を窺っていた男だ。
 巨人が全て倒されたのを確認し、レイ達から事情を聞こうと思って出てきたのだ。
 その瞬間、有り得ない……いや、絶対に信じたくない話を聞かされてしまい、反射的に叫んでしまった。

「お前は?」
「巨人についての研究者だ。……それで、巨人についてだが……」

 そう言葉を続けようとした男だったが、レイは持っていた黄昏の槍の穂先を突きつけ、強引に言葉を止める。

「悪いけど、お前に対しては有効的には出来そうにないから、端的に言っておく。恐らく黒水晶が壊れたのが、巨人の暴走の原因だろう」
「なっ!?」

 いきなりのレイの言葉に、男は何を言ってるのかと目と口を大きく開けることしか出来なかった。

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