犯罪で被害に遭った人やその家族などの支援について考える催しが、きょう田原本町で開かれました。

　この催しは、官民が一体となって設立したボランティア団体、なら犯罪被害者支援センターなどが開いたものです。センターでは被害者やその家族を対象に、相談活動や精神面でのサポートなどを行っています。式典では、センターの活動に貢献した団体や個人に感謝状が贈られました。このあと、犯罪被害者の遺族である徳島県の清家政明さんが特別講演を行い、６年前に娘が勤め先の男に殺害された体験談を話しました。そして、女性被害者に対しては女性がサポートをするなどきめ細かな支援の大切さを訴えました。また「娘が亡くなった後も殺人事件は起きている　私たちのような悲しみが起きないような社会になっていけばと思う」と遺族の思いを語りました。