北海道新幹線 3時間台に向け速度引き上げ試験へ

北海道新幹線 3時間台に向け速度引き上げ試験へ
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国とJR北海道は、北海道新幹線で青函トンネル内の最高速度を引き上げる試験走行を行う方針を固めました。
安全性が確認されれば、東京と新函館北斗の間で4時間余りかかっている所要時間が再来年にも3時間台に短縮される見通しです。
北海道新幹線は貨物列車とすれ違う際、風圧で荷崩れが起きないよう、青函トンネル内では最高速度が140キロに制限されています。

しかし、これによって東京から北海道の玄関口、新函館北斗の所要時間は4時間2分となり、飛行機ではなく新幹線を選ぶ目安とされる4時間を超えてしまう状況となっています。

関係者によりますと、所要時間の短縮に向けて国とJR北海道は、青函トンネル内の最高速度を今より20キロ引き上げ160キロにするため、来年度に試験走行を行う方針を固めました。

最終的に安全が確認されれば、再来年の春にも160キロでの営業運転を始めたい考えで、所要時間は数分短縮されて4時間を切る見通しです。

開業2年目の北海道新幹線は、ことし9月までの半年間で利用客が前の年の同じ時期より23%減少していて、所要時間の短縮で利用客の伸び悩みに歯止めをかけられるか注目されます。

北海道新幹線 3時間台に向け速度引き上げ試験へ

国とJR北海道は、北海道新幹線で青函トンネル内の最高速度を引き上げる試験走行を行う方針を固めました。
安全性が確認されれば、東京と新函館北斗の間で4時間余りかかっている所要時間が再来年にも3時間台に短縮される見通しです。

北海道新幹線は貨物列車とすれ違う際、風圧で荷崩れが起きないよう、青函トンネル内では最高速度が140キロに制限されています。

しかし、これによって東京から北海道の玄関口、新函館北斗の所要時間は4時間2分となり、飛行機ではなく新幹線を選ぶ目安とされる4時間を超えてしまう状況となっています。

関係者によりますと、所要時間の短縮に向けて国とJR北海道は、青函トンネル内の最高速度を今より20キロ引き上げ160キロにするため、来年度に試験走行を行う方針を固めました。

最終的に安全が確認されれば、再来年の春にも160キロでの営業運転を始めたい考えで、所要時間は数分短縮されて4時間を切る見通しです。

開業2年目の北海道新幹線は、ことし9月までの半年間で利用客が前の年の同じ時期より23%減少していて、所要時間の短縮で利用客の伸び悩みに歯止めをかけられるか注目されます。