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画像をトレースする

[単一スキャン]モード

[単一スキャン]モードは、一つのパス(複合パス)を作成します。白黒の2階調で表現され、濃淡の表現はできません。
この[単一スキャン]モードには、[ 明るさの境界][ エッジ検出][ 色の量子化]の3つのモードがあります。

画像に適用してみます

3つのモードを、Inkscapeのドキュメントにインポートした下記の3つの画像に順に設定してみます。
(※左側の鳥のイラストは、Inkscapeで作ったものをエクスポートで画像に変換し、再びインポートしています。)

インポートとエクスポートについては・・・
[明るさの境界]モード

画像を構成している一つ一つのピクセルの輝度(R/G/Bの合計による明るさのこと)によってパスの有無が決定します。ピクセルの輝度が設定中の[しきい値]より暗い部分にパスが作られます。
つまり、パスは、濃い部分にたくさんでき、薄い部分には少なくなります。


[エッジ検出]モード

隣り合うピクセルの、輝度の相違によってパスの有無が決定します。変化の度合いが、設定中の[しきい値]を超える場合にパスが作られます。
つまり、パスは、明暗がはっきりしたメリハリのある部分にたくさんでき、明暗の変化の少ないのっぺりした部分には少なくなります。


[色の量子化]モード

隣り合うピクセルの、色の相違によってパスの有無が決定します。
色数]の設定値が増えるほど、細かく書き足されていくような感じです。


[画像を反転]オプション

[画像を反転]にチェックを入れてトレースすると、白黒が反転します。

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