【BitZeny】Ubuntu/Linuxでマイニングを始める方法!
2017/10/03
BitZenyはMonacoinと同様に国産の仮想通貨で、現在はCPUでしかマイニングできないため、新規参入しやすい仮想通貨の1つです。
今回はUbuntuでのマイニング方法をご紹介したいと思います。
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その前に...BitZenyとは?
BitZenyとは、アルゴリズムにYescryptを採用した国産仮想通貨です。EthereumやMonacoinはGPUを使った採掘でないと歯が立たないのに対し、CPUでしかマイニングができないことから、グラフィックボードを積んでいないPCやノートPCでも簡単に始められるところが特徴です。
そのため、最近はGPUをMonacoin、CPUをBitZenyと、掘る通貨を別々にしているマイナーも増えてきています。
BitZenyの概要 | |
通貨単位 | ZNY (ゼニー) |
アルゴリズム | Yescrypt |
コイン発行枚数 | 2億5000万枚 |
プレマイン (開発者による公開前の採掘) | なし |
ブロックタイム | 90秒 |
難易度アルゴリズム | DarkGravityWave3 |
ブロック採掘報酬 | 125枚 (2017/06/11現在) |
ブロック報酬半減期 | 50万ブロックごと |
RPCポート | 9252 |
基本的に多コア・高クロックである方が有利ですが、普通のCore iシリーズでも充分に採算が取れます。
最近BitZenyに投資勢が参入してきたとのことで、BitZenyはより知名度が増すことになりそうです。
いよいよマイニング!
それでは本題、BitZenyのマイニングを始めたいと思います。
BitZenyウォレットのインストール
BitZenyの公式ウォレットをWindowsにダウンロードします。下のサイトにアクセスしてください。
このページの下の方の、Download Walletの項目から、自分に合ったOSのウォレットをインストールしてください。
インストールの手順は省きます。下のNextとFinishボタン押すだけなので。
※ストレージがHDDの方はものすごく起動に時間がかかります!常時起動しておくことをお勧めします。
プールに登録する
BitZenyはソロでも充分対抗できますが、やっぱりプールに登録しておくことをお勧めします。今回はLA Poolに登録します。
LA BitZeny Poolにアクセスしてください。
パスワード...掘ったBitZenyを盗まれないようにするため、できるだけ強固なものに!
Email…なんでもいいですがマイニングPCが停止した時の通知を受け取りたいならメインのものに。
PIN...4桁の数字です。絶対に他人に教えないように!あとは規約を読んで承諾フォームにチェックを。
登録が終わると、入力したメールアドレスにLA Poolからメールが送られて来ます!そこに載っているURLをクリックしてアカウントの有効化を済ませておきましょう。
次に、メニューの [MyAccount] -> [ワーカーの編集]と進みます。
すると、以下のような画面が出てくると思います。
ここで何もいじらずに [Add New Worker] のボタンをクリックして、設定を保存してください。これでWeb側の設定はOKです。
BitZeny採掘用のマイニングソフトをインストールする
先にgitのインストールを済ましておきます。まずはいつものアプデのおまじない...。
1 2 3 | sudo apt update sudo apt upgrade |
アップデートが終わったらgitをインストールしましょう。
1 | sudo apt-get install git |
gitのインストールも終わったら、いよいよBitZenyマイナーをダウンロードします。以下のコマンドを入力してください。
1 | git clone https: //github .com /bitzeny/cpuminer .git cpuminer |
ダウンロードが完了したら、作成されたディレクトリ"cpuminer"に移動しましょう。
1 | cd cpuminer |
ここでマイナーを動かすためのパッケージをインストールします。以下のコマンドを入力してください。
1 | sudo apt-get install libcurl4-openssl-dev gcc -mingw-w64 automake gcc make |
これでOKです!では、CPU Minerをインストールしましょう。以下のコマンドを続けて入力してください。長く待つコマンドもありますがちょっと待てばすぐに終わります。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 | . /autogen .sh ---ログは省略--- . /configure CFLAGS= "-O3 -march=native -funroll-loops -fomit-frame-pointer" ---ログは省略--- make |
これでCPU Minerのインストールも終わりました!やったね!
一応しっかりインストールされているか確認するため、コマンドを入力してください。
1 | . /minerd --help |
これでこんな感じにずらずらヘルプ一覧が表示されていたらインストール大成功です。お疲れ様でした。
まだ終わってないよ! いよいよ採掘開始。
ここからコマンドを入力してBitZenyのマイニングを開始します。以下のコマンドを入力してください。
1 | . /minerd -a yescrypt -o stratum+tcp: //jp .lapool.me:3014 -u [ユーザー名].user -p password |
ユーザー名はLA BitZeny Poolに登録した時に設定したユーザー名です。
起動しない、という方々へ
-
stratumをstartumと書き間違えてはいませんか?
-
ユーザー名はあっていますか?
-
cd cpuminerで、ディレクトリには移動しましたか?
stratumとstartumのスペルミスをしている方はかなり見かけたのでご注意を。
最後に、しっかり採掘できているか確認しよう
5分もあればWebのダッシュボードにも反映されると思います。LA BitZeny Poolで確認できます。
左上の [My Hashrate] が0.00KH/Sではなく、しっかりと数値が表示されていたら採掘中です。あとはパソコンを放置しておけばOK!
BitZenyをUbuntuで採掘のまとめ
自分はもともとUbuntu Serverを入れてあるラックマウントサーバーを持っていますが、CPUのリソースが余りすぎてもったいないと思ったのでBitZenyをLinux系OSで掘り始めました。
BitZenyはCPU採掘なので、より高いハッシュレートを叩きだそうと思ったら多コア・多スレッドのXeon CPUが有利です。一度ConoHa VPSの64GBメモリプランで採掘をやってみたことがあります(メモリはそんなにいらなかったのですが、コア数が欲しかった)が、さすがに24コアは強かったです。13kH/Sを安定的に維持できていました。
デュアルXeonとかロマンの範囲ですが、リソースが余っているならばBitZenyのマイニングなどいかがでしょう?
ではまた!
お知らせ
BitZenyフォーラムなるものを作りました。将来的にAskMonaのような投げ銭機能をつけたいと思っています。どうぞご利用ください!
https://bitzeny.info