2017年12月06日

ボケ方も神

・世界史の窓
→ 世界史の情報がめちゃくちゃ詰まっているサイト。引退した高校の世界史の教員が運営している。情報がやや古いこともあるが,熱心に更新されており放置されているわけではない。個人的には軽く調べ物をするときに非常に重宝している。高校世界史の用語で検索するとWikipedia・コトバンクの次くらいにはこのサイトがひっかかるので,かなり有名なサイトだと私は思いこんでいたが,世間的には全くそうでないらしい。世界史講義録がバズっていたことだし,埋もれるにはもったいないサイトなので紹介しておく。


・秋葉原店から見る最近の「東方」(速水瞬次@AKBH店長)
→ 例大祭の客層を観察した感じとか,人気投票のデータで見ている感じ,自分の実感にも当てはまっている。入り口はゆっくり実況と音ゲー。それもここ最近ではなく,3年くらい前からこれらのルートでの小中学生のファン層が増えているように見える。それにしても「東方はサザエさん・ドラえもん化してる」と言われるとなかなか衝撃的だが。


・神絵師のイラスト(いらすとや)
→ 神絵師じゃなくて「神が絵師」だろ,というツッコミ待ち。
→ ちなみに,西洋美術史学上,15~16世紀の画家が職人から知的職業(=芸術家)へのランクアップを図った際に用いられた,「創造者としての芸術家」という理屈がある。これは,芸術家とは無から有を作り出す,真っ白な画面に新たな一つの世界を作り出すという点において神と同じ創造を行っているのだ,というものだ。これを示した代表例が有名なデューラーの28歳の自画像で,イエスにしか許されていなかった正面観をあえて採用したのはそういう事情である。……というのを知っていて「神が絵師」というボケをかましたのなら,いらすとやの中の人は相当なインテリ,または西洋美術史マニア。


・ドラクエ11の「マジスロ」が面白すぎて世界が救えない件(ねとらぼ)
→ イベント上カジノは何度かやらざるをえないこともあって今作のカジノも一通りやったのだけど,個人的には全く楽しめなくて,結局必要なコインは全部ポーカーで稼いだ。なにせあまりのつまらなさにスラりんの声でいらっとするようになり二度と打たないと心に決めたレベルでつまらなかった。あれで楽しめた人をどうこう言うつもりは全くないが,あれに詰められたのがパチスロのおもしろいポイントであるのなら,自分はリアルでも一生パチスロを打つことはないと思う。文化が違う。
→ 誤解のないように言っておくと,私は過去のドラクエでグリンガムのムチがとれるまでスロットを回すタイプの人間であるし,昔は競馬もやっていた(ナリタブライアン全盛期からダイワスカーレット・ウォッカくらいまで)。ギャンブルのおもしろさ自体を否定しているわけではない。
→ その上でちょっとだけ具体的に言及すると,結局のところギャンブルなのだからすぱっと当たり外れを出してほしいというのがまず何よりのつまらなかったポイントで,仕様が無駄に複雑なようにしか感じなかった。というよりも,ここで止めると何枚もらえるのかというのを延々と確定させないことで拘束時間を引き伸ばしたい仕様なのだろうというのはわかるのだが,こちらとしてはそれは求めていないのだ。それにもかかわることだが,「液晶の演出だけを楽しむという遊び方もアリだろう」とあるけどあの液晶の演出がまさにつまらなかったところで,同じような展開の繰り返しですぐに見飽きてしまった。
→ 個人的にはこれとウマレースがドラクエ11の数少ない汚点。ウマレースは入手できるものが単に強いもの/役立つものというだけだったら許せたが,(クリア後に)ガイアのハンマーが置いてあるのはギルティでしょ。根性で取ったけど。