外野手の守備力をアップさせるためにどのような取り組みをしていますか?
様々な取り組みをしてきましたが、最終的には良質なノックを数多く提供できるかどうかな気がしてきました。
みなさんどう思いますか?
〇外野手の育成に悩んできた私…
私は一応外野手経験があります。
小学生時代はライパチくんでした。
中学生時代はファースト。
高校時代は最後に足を痛めてファーストでしたが、主にはレフトでした。
大学時代はライトでスタートしたものの、周りの外野手の選手とのレベルの差に愕然とし、逃げるようにピッチャーへ転向。
今も草野球をやる際はピッチャーでない場合、外野手を守ることがありますが、苦手意識がかなり強いです。
落下地点を判断するのが苦手で、捕るのがやっとなんですよね。
後ろから前に出て捕ることなんかは正面の当たり以外はできないですし、裏の打球も一歩目は前に出てしまう癖がいつまで経っても抜けません。
この外野手が苦手な経験は指導者になっても抜けません。
今までの指導歴の中で、ピッチャー・キャッチャー・内野手で良い選手を育てた記憶はあります。
特に我ながらピッチャーとサードの指導は得意だと思っています。
しかし、スーパーな外野手を育てることは今のところできていません。
もちろん、様々な工夫はしてきたつもりです。
中学軟式では、本当に初心者の選手も多いので、テニスボールでフライノックをするところから始めます。
初めは本当に簡単な打球から。
次第に横や裏の打球を繰り返していきます。
そして、それができるようになったら外野手を二人にし、声をかけあって、一方がカバーに回るように練習します。
これで、ある程度の基礎力はつきます。
初心者でもある程度フライは捕れるようになります。
その後は実際のボールを使用してノックを行っていきます。
個人的によく行うのはこちらのライトノックです。
中学軟式ではライトゴロを取れるか取れないかが勝敗を分けるポイントになってくるので、ゴロはライトゴロ、フライはバックホームもしくは飛び出したランナーを刺す練習で行うライトノックは非常におすすめです。
私は基本的にはこれらの練習で外野手を鍛えてきました。
また、ポジショニングの指導も熱心に行ってきたつもりです。
↑ポジショニングに関してはこちらの記事をご覧ください。
攻撃的守備の極意 ポジション別の鉄則&打撃にも生きるヒント (MASTERS METHOD)
- 作者: 立浪和義
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2013/11/28
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
〇それでもスーパーな外野手は育たない!
しかし、先にも述べましたが、私は並の外野手しか育てることはできませんでした。
高校野球を見ていると、強豪校には一人くらいスーパーな外野手がいます。
2017 夏の甲子園 ファインプレー集 『外野手編 Outfielder 』Fine Play 高校野球 2017年8月
こちらは甲子園でのスーパープレイになりますが、こういったスーパーな守備範囲を誇る選手たちです。
もちろんプロ野球選手や大学生に比べればまだまだですが、それでも十分に上手ですよね。
センスだとか才能だとかそういった言葉で表される部分もあるのかもしれませんが、そうではなく、やはり練習で上手になった部分も大きいと思います。
では、私にはこういった選手を育てることができなくて、他の指導者の方が育てることができているのはなぜなのか?
これは長年考えてきましたが、
やっぱり単純にノックの質かなと最近思うようになってきました。
高校野球強豪校や中学野球強豪校のノッカーの方々を見てみると、ノックがかなり上手です。
こちらはたまたま動画で見つけた専大松戸高校のシートノックですが、本当にノッカーの方が上手ですね。
早稲田実業の和泉先生も非常に上手だと思って見ていましたが、専大松戸もお見事です!
中学軟式でも秀徳中も上手だった印象が強いです。
やっぱり、守備が上手なチームはノッカーが上手だと思うんです。
正直、私のノックはレベルが低すぎて、みなさんにお見せできません(´・ω・`)
ノッカーが上手いチームが守備力が高い。
まあそうだろうなとは昔から思っていましたが、そこを覆そうと様々な練習を工夫して行ってきましたが、やはりそれでは限界があるなと感じています。
つまり、結論としては良い外野手を育てるには指導者がノックを上達させるしかないと思うのです。
ゴールデングローブ賞5回の屋鋪が教える『守備革命 屋鋪要の実践ディフェンス術』 [DVD]
- 出版社/メーカー: 株式会社 RealStyle
- 発売日: 2010/10/12
- メディア: DVD
- クリック: 4回
- この商品を含むブログを見る
〇ノックを上達させるにはどうしたら良いか?
では、ノックを上達させるにはどうしたら良いのでしょうか?
まあ簡単に言えば、数多く打つのが一番だと思います。
最近私が取り組んでいるのは、ウォーミングアップに外野ノックを入れるということです。
ランニング、野球体操ののちに、普段はキャッチボールに入るのですが、寒くなってきているので、ウォーミングアップ不足にならないように外野ノックを入れるのです。
もちろん、キャッチボール前ですからノースローで行います。
これはもちろん、ウォーミングアップ不足を補う意味と外野守備を上達させるという目的が先に来ますが、これによってノックを打つ本数も増えます。
後は、ノックバットも自分にあったものを用意すると良いと思います。
私はこれまでマイノックバットを持っていませんでした。
それどころか、あまりノックバットが得意ではなく、普通の金属バットや複合バットでノックを行っていました。
↑こちらの記事でも触れています。
これには、試合で用いるバットの音を聞いた方が練習になるのではないかという考えもあったのですが、そちらを優先して下手なノックを打つよりも、操作性の良いノックバットでギリギリ難しい打球を打った方が良いのではないかと最近は思っています。
そう考えた際に、私の手に一番合ったのは91センチの木製ノックバットでした。
HI-GOLD(ハイゴールド) 木製フィンガーノックバット オールラウンド 91cm グリーン KB-91GR グリーン 91cm
- 出版社/メーカー: HI-GOLD(ハイゴールド)
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
↑こちらのネイビーを購入しました。非常に扱いやすいです。
人によってはもう少し短い方が良いだとか、金属の方が良いだとかあると思いますので、ぜひ店頭でいろいろなノックバットを握ってみて欲しいと思います。
個人的には長い方が遠心力で楽に飛ばすことができるので、長いノックバットがおすすめです。
まだまだ私はノックが下手ですが、ノックが下手ということは指導者としてまだまだ伸びしろがあると前向きに捉えて、今後一生懸命ノックバットを振っていきたいと思います。
そして、いつかはスーパーな外野手を育ててみたいです。
関連記事です。