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チェコ大統領 「EUは臆病者」、米のエルサレム首都認定問題で
2017年12月10日 13:24 発信地:プラハ/チェコ
【12月10日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定した問題で、チェコのミロシュ・ゼマン(Milos Zeman)大統領(73)は9日、トランプ大統領を批判している欧州連合(EU)諸国を「臆病者」と非難した。
イスラエルの擁護者を自認するゼマン大統領は9日、反移民と反EUを掲げる極右政党「自由と直接民主主義(SPD)」の集会で党員らを前に「臆病者のEUが、親イスラエルの運動よりも親パレスチナのテロリストらの活動が優位になるよう、あらゆる手を尽くしている」と発言した。
来年1月の大統領選で2期目の当選を目指すゼマン氏は前日にも、トランプ氏が物議を醸しながらもエルサレムをイスラエルの首都と認定したことに満足していると述べている。
4年前にはゼマン大統領自身もイスラエルを訪問した際、テルアビブ(Tel Aviv)にある在イスラエル・チェコ大使館のエルサレム移転を前向きに考えていると述べたが、自国では冷淡な反応しか得られなかった。(c)AFP