【美人女医が教える健康法】石原式プチ断食のススメ

2013.10.08


石原新菜【拡大】

 食欲の秋! とはいえ、おいしいものを食べ続けていると、当然、太ってしまいますよね。欲望のままに食べ続け、毎年、重くなった体で冬を過ごす人も多いのではないでしょうか。そこで今回、ご紹介するのは「石原式プチ断食」です。ムリなく、ツラい思いもせず、体にいいことをしながら、いつのまにかダイエットもできてしまいます。

 「石原式プチ断食」とは、ずばり「朝食抜き断食」のこと。1日の食事のうち、抜くのは朝食だけです。「断食」と聞くと、苦行というイメージがありますが、このプチ断食はとくに厳しい制限はナシ。夕食をしっかり食べて、翌朝、起きるまでの睡眠中の軽い断食状態を経て、朝食を抜くことによって、体内の老廃物を出し切ります。

 では、「石原式プチ断食」のメニューを簡単に説明しましょう。

【朝食】

朝食は食べません。そのかわりに、にんじん2本とりんご1個をジューサーで絞り、ジュースにして、よく噛むようにして飲みます。

【昼食】

昼食は、おソバにショウガなどの薬味をしっかりかけて食べます。朝食を抜いていますから、昼食が断食明けの最初の食事ということになります。本格的な断食では、断食を終えた後の「回復食」がとても大切です。プチ断食では昼食を軽めにしてください。そうすると、胃の負担が減りますし、断食効果はより高まります。

【間食】

朝食抜きのうえに軽めの昼食だと、お腹がすいてしまいそうですが、不思議なことに、ほとんどの人は空腹を感じないようです。それでもガマンできないという人には、私は「黒砂糖入りの紅茶」をオススメしています。この紅茶に蒸しショウガをササッと入れると、体があたたまって、空腹感がぱーっとなくなっちゃいます。

【夕食】

夕食は何をどれだけ食べてもOK。お酒を飲んでも大丈夫です。和食が理想的ですが、あまり厳しい食事制限をすると反動で暴食したりということにもなりかねませんから、夕食のルールは、ゆるめに設定してください。食生活は毎日のことですし、断食効果が出てくるのも一定の時間がかかります。夕食は心ゆくまでおいしいものを食べて、ムリをせず長く続けるのが「石原式プチ断食」の成功の秘訣です。

 このように、1日に1回、軽い「断食」状態をつくることで、体内の老廃物が排出されやすくなります。毎日これを続けていると、だんだん体調がよくなり、肌にツヤが出てきます。朝も気持ちよく起きられるようになりますよ。

 最後にひとつ、とっておきの方法をお教えしましょう。お昼のおソバや夕食に、蒸しショウガの粉末をパパッと振りかけるのです。生ショウガの10倍の効能がある蒸しショウガが、血液をサラサラにして、体をポカポカにあたためてくれます。体内の老廃物や脂肪分を効率的に燃やしてくれますので、ダイエットにも効果抜群!「お腹まわりがそろそろ心配…」という人は、ぜひ試してみてくださいね。

■石原新菜(いしはら・にいな) 1980年6月長崎市生まれ。イシハラクリニック副院長。医学生の頃から、父の石原結實氏とともにメキシコのゲルソン病院、ミュンヘン市民病院の自然療法科、イギリスのブリストル・キャンサー・ヘルプセンターなどを視察し、自然医学の基礎を養う。2006年に帝京大学医学部を卒業後、大学病院での研修医を経て、イシハラクリニックにて漢方薬処方を中心とする診療を行う。とくに蒸しショウガによる温め健康法の免疫力アップに着目する。現在、クリニックでの診察をはじめ、テレビ、雑誌などで活躍中である。2児の母でもある。近著「病気にならない 蒸しショウガ健康法」が好評発売中だ。

 

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