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中国とポーランドのアニメ制作会社が協力、国際市場へ進出
【12月10日 CNS】「中国・ポーランド国際アニメ・漫画企業フォーラム」が4日、中国・南京(Nanjing)で開催された。期間中には中国とポーランドのアニメ制作会社による戦略的業務提携の調印式も行なわれ、今後は共に手を携えて国際アニメ市場へ展開していくことになる。
ポーランドのアニメ制作会社、アニムーン(Animoon)のグジェゴルズ・ワクワヴェク(Grzegorz Wacławek)CEOは、ポーランド文化を代表する動画や今年のアヌシー国際アニメーション映画祭(Le Festival International du Film d'Animation d'Annecy)でアヌシー賞にノミネートされた連続TVアニメ「HugMe」を紹介。「『HugMe』の第2期は中国のアニメ制作会社との協力で制作を進めていく」と話した。
今回、アニムーンと業務提携を結んだ南京博鐸動漫画(Nanjing Boduo Animation)王震(Wang Zhen)CEOは、「中国オリジナルアニメの主力として、2006年から当社は国際市場に照準をあわせてきた。将来的にはアニムーンとの共同で『我是哪吒2(I am NeZha 2)』を制作し、中国、ポーランドの文化交流を促進していきたい」と述べた。
今回のフォーラムの主旨は、「走出去(中国における積極的な海外進出)」の提唱。江蘇省(Jiangsu)アニメ・ゲーム産業の対外交流や協力を促進し、海外の優秀なアニメ制作会社や良質な作品、配給会社などを引き入れることにある。中国・ポーランド両国のアニメ制作会社の上質な産業と交流プラットフォームを連結させることで両国の連携をさらに深め、外国資本の受け入れと海外進出を通し、両国が共に発展するビジネスモデルを実現させることにある。(c)CNS/JCM/AFPBB News
※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。