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今年ヒットしたマンガはこれ! 年末に読みたい名作を振り返る

話題になった作品、どれだけ読んだ?

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突然地球上の全人類が石化し、石化がとけたのは3700年後という原始時代に逆戻りした状況から文明を再構築するという設定に、もはや刺激しかありません!

漫画好きの中でも、今年の少年ジャンプの新連載で一番興奮した作品だと盛り上がっています。

2. 新海誠や東村アキコも絶賛、「ロッタレイン

小学館 / Via bzfd.it

妻を上司に寝取られ、仕事で失敗し退職。唯一の家族だった母親も亡くし、すべてを失った30歳の男が、初めて会った血の繋がらない義妹・初穂に恋をするという、360度見渡しても「希望」という言葉を見出しづらい物語です。

しかし、情景描写や女の子のなんと美しいこと。それでも物語終盤に現れる、絶望の淵に差し込んだ一筋の光……32歳の僕は涙しました。

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普通のサラリーマンでも、娘のためなら人殺しもいとわない…子どものいない僕にはまだ分からない感情ですが、人は意外と簡単にダークサイドに堕ちるのかもしれない……そんなことを考えさせられます。

今年の新連載で個人的に一番おもしろいと思った作品です!

4. アニメ化も。ウルトラマンの息子の話「ULTRAMAN

そんな中、アニメ化決定で盛り上がっているのが『ULTRAMAN』です。主役はウルトラマンの息子?!しかも人間??と思いましたが、なよっとした主人公はエヴァ的な雰囲気も漂わせていて、幾層にも重なる人間ドラマは読み応えたっぷりです。

でも、これだけは言わせてください。巴留先生は父とはまったく違う世界観で、理性を持った肉食・草食動物たちの共生を描いています。

差別や偏見、固定観念といった凝り固まった価値観がグラッと揺さぶられる名作なので、たくさんの方に読んでもらいたい作品ですね。

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前作『BLUE GIANT』の衝撃的なエンディングから程なくして、前作以上に覚悟と責任を背負い込んだ宮本大の等身大のカリスマ性に嫉妬と畏怖の念を感じます。

えっ、前作まだ読んでない? 急いで買いましょう! 絶対に損はしないはず!

40年ぶりということで、萩尾望都作品をあまり通ってこなかった方もいるかもしれませんが、やはり名作は名作でした。萩尾望都先生ご自身が『ポーの一族』なんじゃないかと錯覚してきました……。

読むのに迷ったら、過去の短編集『ケーキケーキケーキ』あたりから入るのもおすすめです。

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8. 知られざる皇室の話が話題に 「昭和天皇物語

小学館 / Via bzfd.it

日本国民にとって精神的に近く、物理的に遠い存在。天皇って、不思議ですよね。この漫画は、そんな謎多き昭和天皇を「一人の人間」として捉え、出会いや別れ、怒りや哀しみなどを描いた秀作です。

漫画の素晴らしい点の一つとして、私たちが知り得ない存在を身近な存在として認識させてくれることがあります。この漫画も、解釈の仕方はあれど、知的好奇心をくすぐられる良い作品だと思います。

9. ウェブから火が着いてリメイク、紙版発売「左ききのエレン

集英社 / Via bzfd.it

ウェブメディア「cakes」で連載が始まり、ネット上で話題が爆発した熱血ビジネス漫画。「絵のクオリティ」に賛否はあったものの、そのハンデを補って余りある圧倒的熱量がこの漫画の魅力です。

その後ジャンププラスでリメイク版が連載され、いよいよ第1巻が発売。「天才になれなかったすべての人へ」というメッセージに胸が締め付けられる……。仕事でくすぶっている人にこそ読んで欲しいです。

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新刊発行部数が数十万部でも大ヒットと言える漫画の世界で、文字通り大ヒットとなりました。

本作を描かれた漫画家の羽賀翔一さんが描いたオリジナル作品『ケシゴムライフ』も、心の琴線に触れる良作なのでそちらも未読の方はぜひ。

今回教えてくれた小禄卓也さんは、厳選されたマンガが無料で読めるアプリ「マンガトリガー」の編集長。マンガを読みまくっているだけあり、おもしろそうな作品に出会えたのではないでしょうか。

ほかにも名作がたくさん生まれました。漫画の売れ筋ランキング、トップ20はこちら

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