毎年12月に開催され、アニメファンの間でも、年末恒例のイベントとして定着してきた「アニメJAM」。12月24日のクリスマスイブに千葉県の舞浜アンフィシアターで開催される「アニメJAM2017」にも、『アイドルタイムプリパラ』、『Wake Up, Girls ! 新章』、『劇場版トリニティセブン』『けものフレンズ』、『魔法陣グルグル』、『妖怪ウォッチ』、『恋愛暴君』という人気作の出演者や豪華アーティストが多数出演します。
前売り入場券はすでにほぼ完売していますが、夜の部はライブビューイングを開催。作品の枠を越えたこの日限りのステージを全国7会場でも楽しむ事ができます。
そんな注目のイベントに第1回から連続で出演しているi☆Risの山北早紀さん、若井友希さん、澁谷梓希さんに、過去の「アニメJAM」の思い出や、今年のクリスマスイブへの意気込みなどを聞きました。
「アニメJAM」は、いろんな作品のことも知れる素敵なイベント
──まずは、「アニメJAM」を知らない人のために、どのようなイベントなのかを教えていただけますか?
若井友希さん(以下、若井):こんなにもいろいろなジャンルのアニメが1つになるイベントって「アニメJAM」くらいじゃないですか? 冬の恒例行事にもなってきているし、自分が好きなアニメ以外のいろんな作品のことも知れる素敵なイベントだなと思います。
澁谷梓希さん(以下、澁谷):ある意味、決して交わることのない時間帯の作品が、その瞬間だけ一緒の時間を共有できるイベントなんですよね。私たち出演する側も、自分たちのチームだけじゃなくて、他のチームとの対決とかあったりすると、すごく盛り上がるし。新しいワクワクを感じられるイベントだなと思います。
山北早紀さん(以下、山北):私、毎年、「アニメJAM」ではドキドキするんです。ライブコーナーはいつもどおりに楽しい感じなんですけど。作品ごとのチームに分かれて、大喜利とかのゲームで対決したりするのは、けっこうドキドキしています(笑)。
──『プリパラ』やi☆Risのメンバーだけでステージに立つ時と、他の作品のキャストさんたちと一緒に立つ時では、やはり心構えが違うのですね。
若井:全然違いますね。声優さんって、トークも上手い方が本当に多くて。その中で、どうすれば自分たちの存在感を見せられるかって、すごく考えるし。場を壊さないようにということも考えるし。バラエティー番組に出る芸人さんみたいな気持ちなんです。
山北:分かる~。
澁谷:他のチームの方を観てるのも勉強になるよね。
若井:答え方とか、すごく勉強になります。
山北:あと、『プリパラ』という作品を背負ってる感じもあるし。
若井:そうだね。
山北:『プリパラ』だけのイベントだと、お客さんもみんな『プリパラ』が好きな人だけど、「アニメJAM」では他の作品が好きな人もいるから。これを機に『プリパラ』も好きになってもらえたら……と思いつつも、『プリパラ』の代表として、変なことはしないように、とか、いろいろと考えちゃいます。
──さじ加減が非常に難しそうですね。
若井:本当に難しいんですよ~!
──i☆Risは第1回から4年連続の出演となりますね。
山北:『プリパラ』が始まってから、ずっと出していただいてるのですが、毎年毎年、心境が全然違います。最初の頃とか……。
澁谷:もう全然喋れないし、ヤバかったよね。
山北:毎回、ドキドキするのは変わらないんですけど、最初の頃の心臓はち切れそう具合といったら、すごかったです。
若井:さっき、さきさまも言ってましたが、バラエティーコーナーが緊張します。最初の「アニメJAM」の時には、どのお店のハンバーガーか食べて当てるゲームがあったんですけど。「ここで目立たなきゃ!」と思って、すごい勢いで食べました。あの時は、いかにカメラで抜かれるかしか考えていませんでしたね(笑)。
──本当に芸人さんみたいな話ですね(笑)。
澁谷: i☆Risは、他の出演者の方たちより全然キャリアも浅かったので、完全に体当たり状態ですよね。喋りも上手にできないし。
若井:インパクト勝負みたいな感じだったよね。
山北:最初の頃は、私たちのことを知ってる人って、あまりいなかったと思うんですよ。
澁谷:他の作品のキャストさんたちからの印象も、声優ではなく、(主題歌を歌っている)アイドルという印象の方が強かったと思います。でも、年を重ねるごとに、『プリパラ』以外の現場で、いろいろな声優さんともご一緒できるようになって。「アニメJAM」でも、他の作品のキャストさんたちと会話したり、笑いあったりできるようになっていきました。だから、自分たちがその1年でやってきたことや出会った人が分かるというか……。1年間、積み重ねてきたものを実感できるイベントです。
──では、4年連続の出演が決まった時の感想は?
若井:クリスマスに「アニメJAM」があるのは初めてですが、イブを1人で過ごすことにならなくて良かったです(笑)。
澁谷:しかも、会場は舞浜アンフィシアターだから。
山北:隣の夢の国に負けないようにしたいよね。
第1回の「アニメJAM」は階段のセットに「スターみたい~!」と感動
──過去の「アニメJAM」での思い出を振り返っていきたいのですが。2014年に開催された初めての「アニメJAM」は、i☆Risの「Make it」から始まりました。
山北:第1回って、階段から降りてきたやつだよね。
若井:そうそう。覚えてる!
澁谷:懐かしいよね。
山北:当時はまだ、i☆Risのライブでもそういう演出をやったことがなかったので、「階段から降りて来るんだ~スターみたい~!」って感動しました(笑)。
若井:うん、思った(笑)。
山北:「ありがとう、アニメJAM」って、すごく思った記憶があります。
若井:会場は幕張メッセで、ステージに花道があったんですけど。当時、花道のあるステージも、ほぼ立ったことがなくて。ステージをあんなに広々と使えたのは「アニメJAM」のおかげだったので、より鮮明に覚えています。
──第1回は、ライブと作品対抗の対決コーナーの他に、生アフレコもありました。
若井:生アフレコ、やりましたね~。たしか、クリスマスがテーマのお話で。私は、ひたすら、みゆたん(久保田未夢さん)とお笑い芸人さんのネタをやりあってました。
山北:当時、アフレコ経験もほぼ無い中で、あれだけ大人数のお客さんの前でお芝居をやったので、「見られてる見られてる……」というプレッシャーもあって。変に作り込んじゃった感じはありました。たぶん、今だったら、もっと普通な感じにできると思います。
澁谷:そうかもしれない。
山北:今、振り返ってみると、初年度の「アニメJAM」は、当時の私たちにとってすごくハードル高かったんですね(笑)。
若井:いろいろとやらせてもらったからね。
山北:大喜利といい、アフレコといい、まだまだ場慣れしてない感じがすごくあったと思います。
若井:あと、私たちが出た時にもお客さんの反応があって。「『プリパラ』を知ってもらえているんだ! 良かった~!」とすごく安心した記憶があります。
──お客さんの反応が無いくらいアウェイな状況も覚悟していたのですか? 『プリパラ』の放送スタートが2014年7月なので、すでに『プリパラ』やi☆Risのファンも多かったのでは?
山北:いやいやいや。
若井:全然、そんなことはなかったです(笑)。
澁谷:『プリパラ』のイベントでも、最初の頃はあまり反応がなかったんですよ。(エンディング担当の)Prizmmy☆ちゃんのライブやトークでは盛り上がっていた子供たちも、私たちが歌ってる時には「この人たちは誰だろう?」みたいな感じになったりしていました(笑)。
山北:子供たちには、声優だってことを分かってもらえていなかったんですよね。
澁谷:当時はまだそういう感じだったのに、たくさんの作品がある中、私たちのことを知ってくれてる人もいる状況で、大きなステージに立てたのはすごく嬉しかったです。その後も「アニメJAM」に出させていただく度に、よりたくさんの人に『プリパラ』やi☆Risのことを知ってもらえているんだという変化を、肌で感じることができました。
2016年の「アニメJAM」では6人で初の賞品をゲット!
──2015年の2回目の「アニメJAM」についても印象的な思い出があれば教えて下さい。
若井:たしかこの年は、芹澤 優が『実は私は』にも出演していて。トークパートでは、『プリパラ』チームではなくて『実は私は』チームにいたんですよ。だから、i☆Risが6人揃っていなくて、なんだか寂しかったですね(笑)。
澁谷:あと、この年は、アルスマグナさんのリハを観てたことをよく覚えてますね。
若井:観てた観てた!
山北:懐かしい~。
──他のアーティストのリハーサルを観たりといった交流も、「アニメJAM」の思い出の1つなのですね。
山北:2015年の出演者リストを見ると、わりと近しい方たちが多いんですよね。A応Pさんとか、こばたつ(小林竜之)とか、(鈴木)このみちゃんとか、(上田)麗奈とか。だから、2014年の時よりは、私たちの緊張もほぐれていたと思います(笑)。
若井:たしかに、2回目だったしね。
──では、去年の「アニメJAM」の思い出も聞かせて下さい。
若井:去年のことは、すっごい覚えてますよ!
山北:覚えてる! G-SHOCKをゲットしました!
澁谷:3回目の出場で、ようやくi☆Ris(『プリパラ』チーム)が優勝して、初めて賞品をゲットしたんです! めっちゃ嬉しかった~。
若井:本当に必死だったので、「このグループ、賞品に目が無いな」って雰囲気だったと思います。
澁谷:クイズや大喜利の時は、もう数打ちゃ当たるみたいな感じでした。楽器を鳴らしてアピールするコーナーもあったんですけど、本気過ぎて「うるさい」って言われたりしたし(笑)。
山北:大喜利とかでも、「すべったら、どうしよう……」みたいな感覚はもう無くなっていて(笑)。とりあえず、何か書こう、発言しようみたいな感じでした。
澁谷:当たればみんな、モニターに映し出されるし、すごい必死でしたね。
若井:i☆Risは、「自我」の強さなら誰にも負けない自信があります(笑)。
澁谷:ちょうど武道館ライブも終わった直後だったので、よけいに「i☆Risはここで終わりじゃないんだ! i☆Risは負けられないんだ!」みたいな気持ちもありました。
──イベントのゲームコーナーとは思えないくらい、熱い気持ちを込めていたんですね。
若井:優勝できた時は、すっごく嬉しかったんですよ。(しみじみと)本当に嬉しかったなあ……。
山北:嬉しかったよね。
──賞品はみんなで分けたのですか?
澁谷:はい。いろいろな種類のものが6個あったので、みんなで「どれが良い? せーの!」とかやって決めて。すっごい可愛いんですよ。
若井:今も大事にしています。
D-selectionsでも出演し、2倍楽しいイベントに
──2016年の「アニメJAM」のライブパートには、若井さんと澁谷さんの所属しているユニット「D-selections」も出演しました。
若井:D-selectionsとして歌っている姿をi☆Risのメンバーに観られるのは、なんだか不思議な気持ちでしたね。こんな身内の人たちに自分たちの違う姿を観られて恥ずかしいというか……。それも「アニメJAM」だからこそ体験できたことだと思います。
澁谷:私は、D-selectionsの方向性も大好きなんですよ。だから、D-selectionsのライブをあんなにも大勢の人に観てもらえる嬉しさの方が大きくって。正直、D-selectionsとしてステージに出てる間は、i☆Risのことは意識してなかったですね(笑)。
山北:えー?(笑)
若井:あはは(笑)。
澁谷:「D-selectionsサイコー!」って感じでした(笑)。もちろん、その後はi☆Risに戻って、i☆Risとして楽しんでましたけどね。
──別のアーティストとして、気持ちを切り替えて、楽しめたわけですね。
澁谷:そうそう。1回のイベントで2倍楽しい感じでした。
若井:そうだね。全然違う方向性のユニットなので。どちらとしても出られたことが嬉しかったです。あと、これは余談なんですけど、リハーサルでステージに並んでいる時、端っこにずっちゃんとこばたつが立っていたら、スタッフの方に「両端の男性が~」って言われたのをすごく覚えてます(笑)。
──ひどい(笑)。
若井:ついに男の人扱いされちゃったか~って。
澁谷:「え? いや……はい、そうです。間違ってないです」って(笑)。
若井:あれ、面白かった~。
澁谷:1年前でも、もう懐かしいね。でも、それだけカッコ良く見られたってことなので、普通に嬉しかったです。
──山北さんは、別のユニットとしてステージに立つ2人をどんな気持ちで見ていたのですか?
山北:面白かったです。D-selectionsって、ずっちゃんがリーダーなんですよ。i☆Risでは私がリーダーをやっていて。ずっちゃんって、ママさんっぽい感じはあるけど、MCとかでまとめたりしている印象は無いし。「リーダー、緊張するどうしよう」とか言ってるのを聞いていたので。ちょっとニヤニヤしながら観ていました(笑)。
澁谷:でも今は、MCを回すのはこばたつで。私は美味しいところだけ、もっていくというか。「皆さん、こんにちは!」とか、「以上、D-selectionsでした」とか言うだけ。あとは、ライブで煽るのがリーダーの仕事みたいな感じになってます(笑)。
今年は、チョコレートファウンテンを食べながら応援?
──では、4回目の出場となる今年の「アニメJAM」ですが。楽しみにしていることなどはありますか?
澁谷:今回、私や友希ちゃんたちは、初めてアーティスト枠だけの出演になるんですよね。
──『プリパラ』が新シリーズの『アイドルタイムプリパラ』になったため、i☆Risの中でバラエティーコーナーにも出演するのは、山北さんと茜屋日海夏さんだけの予定です。
澁谷:だから、いつもよりリラックスして臨めるというか。気楽過ぎるくらいに気楽です(笑)。
若井:そうだよね~。
澁谷:せっかくのクリスマスイブですし、楽屋にチョコレートファウンテンでも用意してもらって。ステージの様子をモニターで観て、「お~頑張れ頑張れ~」って言いながら食べたいですね(笑)。
若井:去年までの気持ちとは、ガラッと変わっちゃうね(笑)。
山北:去年までの『プリパラ』チームは実質、i☆Risだったんですけど。『アイドルタイムプリパラ』になった今年は、新しい3人(伊達朱里紗さん、大地 葉さん、山田唯菜さん)が増えるから、どんな感じになるのかなって。
若井:去年までの「自我」の強さは無くなるでしょう。
山北:でも、i☆Risの「自我」を3人にも託した方が良いのか(笑)。それとも、私とひみが3人に合わせた方が良いのか。そこは、まだ謎ですけど、去年までとは違う感じになりそうなので、それも楽しみです。
若井:今年の出演者さんも、すごく豪華ですよね! 私たちは、バラエティーコーナーには出ない分、すごい出演者の皆さんのトークを観て、勉強しようと思います。
山北:今年も去年と同じくらい素敵な賞品があるのかな?
若井:私たちは、欲しくてももらえないけどね~(笑)。
澁谷:まあ、助っ人みたいな形で呼ばれたら、出ますけどね!(笑)。
若井:いつでも出れるように準備して、舞台袖にいるかもしれない。「呼びました?」って(笑)。
澁谷:スタンバイはしておきますよ。マイク無くても、地声でいきます。
山北:ちゃんと応援もしてね!
i☆Risは、まだまだフレッシュだし、まだまだ進化する!
──アーティスト枠の出演者も非常に豪華ですが、「これについてはi☆Risが一番だ!」とか「一番になりたい!」と思うのは、どのようなことですか?
若井:この豪華な出演者さんの中でですか……。
澁谷:そうですね……。6人で生でハモりながら歌って、踊って、煽ってという風に全部をやっていることについては、胸を張れるかなと思います。
若井:そうだよね。それに、歌のすごく上手い方はたくさんいるので、ダンスでは負けたくないなあ……。
澁谷:歌とダンスの両方が揃ってこそのi☆Risなので、i☆Risとしての誇りを持ってパフォーマンスしたいです。
若井:うん。i☆Risにしか出せない色は、間違いなく出せると思います。
澁谷:どれか1つというよりも、i☆Ris色をしっかり出したいです。人によって、響くi☆Risの良さって、いろいろあると思うので。自分たちでは「歌」とか「ダンス」と言っていても、他の人からしたら「カッコ良かった」とか「かわいかった」とか思ってくれるかもしれないですしね。何かひとつでもi☆Risの良さが伝われば良いな……というか、伝わるのがi☆Risのパフォーマンスだと思っているので、それを出したいです。
若井:うん!
澁谷:リーダー、どうでしょうか?
山北:二重丸!
澁谷:やった(笑)。
──より多くの人にi☆Risの魅力を知って欲しいという気持ちは、デビュー5周年を過ぎた今でも変わらないですか?
若井:i☆Risファン以外の方に、好きになってもらうためにはどうすれば良いかは、常に考えています。どうやって、爪痕を残すかなんですよね!
山北:やっぱり、デビューから5年くらい経つと、デビュー当時よりも、新規の人が入って来にくくなる感じはあると思うんです。でも、i☆Risは、まだまだフレッシュだし、まだまだ進化するぞってところを見せたいなと思います。
ライブビューイングでも会場にいるのと変わらない感覚で盛り上がって
──今年は、「アニメJAM」では初めてのライブビューイングが開催されます(夜の部のみ)。皆さんも、他のイベントやライブなどでライブビューイングや生配信は経験していると思うのですが、通常のステージとは意識することが変わってくるのでしょうか?
若井:いかにカメラを見るか!
山北:以上、って感じですね(笑)。
若井:それだけでも、考えることはすごく違ってくるんです。普段は「歌」と「ダンス」を意識しているところに、「カメラ」に対する意識も入ってくるので。
澁谷:i☆Risは、普段のライブにもカメラが入って、映像を撮ることも多いんですよ。
──パッケージ販売したり、アルバムに特典として収録されたりしていますね。
澁谷:そうなんです。枚数を出すごとに、(ファンから)「もうちょっとカメラを見て欲しい」と言われることも増えてきて。最近のi☆Risは、カメラアピールがすごいと思います。リハの時点で、カメラの位置をチェックしますからね。
若井:するする。リハの時にカメラを思いっきり見ておいて、カメラマンさんに「本番でもここで抜いて下さい!」って感じで、めっちゃアピールします(笑)。
澁谷:本番前、リハの映像をチェックする時には、会場のモニターに映す映像も観せてもらうんですよ。そうすると、「ここ、ばっちり抜かれてた」みたいなことも分かるので。
若井:「ここはアップで抜かれていたから、もっと顔を決めよう」みたいな。
山北:i☆Risは歌もダンスも全力なので、ちゃんと意識しておかないと、けっこう顔がやばいんで(笑)。
若井:必死だからね(笑)。
澁谷:まあ、そこも良いところなんじゃないかな? かわいいだけじゃ無いみたいな。
──スポーツ選手の写真は、激しい表情でも美しいのと同じ感じですね。
澁谷:そうです。i☆Risは、アスリートなので(笑)。
山北:本当にスポーツだよね。
──では、ライブビューイングの時には、カメラの向こう側で観ているお客さんのことも、かなり意識しているのですね。
若井:はい。「アニメJAM」の時も、いっぱいカメラ観よっと!
澁谷:でも、ライブビューイング会場のお客さんには、画面の存在を気にしないで、本当にその場にいる感覚で観て欲しいなと思います。
山北:うん。こっちは、皆さんのことを意識しまくりますけどね(笑)。
澁谷:あと、映画館は音響も良いじゃないですか。だからこそ、歌もより意識しなくちゃなって。
若井:電波を通ると、歌の聴こえ方って全然違ってくるんです。
山北:すごく違うよね。
澁谷:その場でのアドレナリン系の盛り上がりとはまた違った、冷静に歌わなきゃいけない部分もあるので。パフォーマンスも変わってくると思います。
若井:冷静に、丁寧に歌いたいよね。
山北:かつ、フレッシュに!
若井:考えることがいっぱいだ!
──ライブビューイングは、札幌と名古屋でも開催されるので、北海道出身の山北さんと、岐阜県出身の若井さんは、地元のご家族やお友達などにも観てもらいやすいですね。
山北:地方出身だと、活動を観てもらえる機会が少ないので嬉しいです。きっと、「私の孫、ちゃんと活躍してるのね」とか思ってもらえると思います。
若井:私もすごく嬉しいです。それに、こういうイベントを観られる機会って、地方に住んでいる人にとっては貴重な機会だと思うし。私も今、地方に住んでたら、近くのライブビューイング会場へ行くと思います。
──ちなみに、皆さんはお客さんとしてライブビューイングに行ったことはありますか?
山北:ライブビューイングは無いんですよね。
若井:私も無いです。
澁谷:かなり前ですけど、『テニミュ』で行きました(笑)。
──普通にファンとしてですね(笑)。では、ライブビューイングへ行った事のない方に向けて、何かアドバイスなどはありませんか?
澁谷:映像だからといって、笑ったり、盛り上がったりするのを抑えたりはしないで。会場にいるのと変わらない感覚で盛り上がって欲しいですね。誰か1人がセーブしちゃうと、周りの人も合わせなきゃいけない雰囲気になったりするじゃないですか? でも、そうならないくらいにみんなで盛り上がって欲しいなあ。各会場がどんな風に盛り上がっていたのか、レポートして欲しいくらいです!
12月25日の朝、お母さんから、サンタさんはお父さんだったと告げられた
──今年の「アニメJAM」はクリスマス当日の開催となります。せっかくなので、皆さんのクリスマスの思い出を聞かせて下さい。
澁谷:私は、小学5年生の弟がいるんですけど、誕生日が12月24日なんですよ。弟のことが大好きなんですけど、たいてい仕事が入っちゃうから、当日にお祝いできたことがなくて。しかも、毎年、私が「おめでとう」って言う前に「今日もお仕事、頑張ってね」ってメッセージが先に来るんです。
若井:かわいい~。
澁谷:だから、毎年「私が先に送っておけば……」って切なくなります。
──弟さん、今年の「アニメJAM」には来てくれそうですか?
澁谷:どうですかね~。ライブには普通に来るんですけど、誕生日だから、家でゲームしてるかもしれません(笑)。
若井:私のクリスマスの思い出は、プレゼントの話になるんですけど……。子供の頃、欲しい物を紙に書いて家のクリスマスツリーにぶら下げておけば、25日の朝にそのプレゼントが届いてたんですね。毎年、楽しみで22日くらいまでには書いていたんですけど、中1の時は、欲しい物を書いたのが24日の夜だったんですよ。
──お父さんとお母さん、困りますね(笑)。
若井:ですよね。でも、私はその時も、サンタさんは本当にいると思っていたんです。
──え? 中学1年生になってもですか?
若井:はい、お父さんだとは思ってなかったんです(笑)。でも、イブの夜に欲しい物を書いても、当然、25日の朝には間に合わないじゃないですか。そうしたら、25日の朝、お母さんから、サンタさんはお父さんだったと告げられました……。
澁谷:つらい!
山北:あはは(笑)。
若井:「あんたがギリギリに書くから~」って言われました(笑)。まあ、中1まで信じてたから良いかなって。一人っ子で上がいないから、より信じやすかったんですよ。
山北:そうなんだよね。私も一人っ子なので、ずっとサンタさんは絶対にいると信じて生きてました。でも、小学3年生くらいの時、夢の国付近に住んでいた女の子が北海道に転校して来たんですよ。それで、「もうすぐクリスマスだね」みたいな話をしていたら、「知ってる? サンタさんって親なんだよ」と言われて!
──都会っ子め!(笑)
山北:だけど、私はそれを全然信じてなかったんです。
澁谷:え、そうなんだ?
山北:うん。その後も、ずっとサンタさんはいると思っていたんだけれど、小6くらいの時に「そういえば友達がそんなことを言ってたな」と思って、お母さんに「●●ちゃんが、サンタさんは親だって言うんだよね~」って何気なく言ったら、「あ、分かっちゃったの?」って(笑)。
若井:お母さん!(笑)。
澁谷:さきさまのママ、言いそう(笑)。
若井:ああ~分かるかも。
山北:小6だったから、そろそろタイミングだと思ったのかな。その場では動揺してるのがバレないように「へ~そうなんだ~」とか言ったんだけど、1人になってから「え……そ……そうだったの……」って。お友達の言ってたことの方が本当だったと知って、すごく恥ずかしくなりました(笑)。
歌と踊りとカメラを意識して、フレッシュさも出しつつ楽しく頑張る
──では、今年のクリスマスイブはどんな1日にできたら良いなと思いますか?
澁谷:楽しくチョコレートファウンテンができる1日になれば良いな~(笑)。
若井:あはは。あと、こういうことを言うのは、あれかもしれないんですけど……。会場やライブビューイングに来てくれる方って。なんていうか……もしかしたら~なんでずけどね。「アニメJAM」に来てなかったら、クリスマスイブを1人で過ごすことになってた……って人も多いかもしれないので……。
澁谷:そんなことないよ!(笑) 恋人と来る人だって、いるかもしれないよ?
若井:あ、うん、そうだね(笑)。
──軽くスルーしようとしていますね(笑)。
若井:あはは(笑)。でも、会場やライブビューイング会場に来て下さる皆さんは、寂しくない! 私たちが一緒にいるよって、みんなを包んであげられるような1日にしたいですね。
澁谷:それだと、寂しい人たちの集まる会みたいで、よけいに切ないよ(笑)。
若井:まあ、私も「アニメJAM」のおかげで淋しさから逃れられた1人だから(笑)。
山北:私は、クリスマスイブにやるからこそ、サンタさんから豪華賞品をもらえるように、頑張りたいなと思っています!
澁谷:いいな~。じゃあ、私は分け与えてもらえるように、イブはさきさまに媚びを売ります(笑)。
──i☆Risにとっては、「アニメJAM」が2017年のラストライブになりそうです。この1年を締めくくるステージとして、どのような思いがありますか?
若井:毎年、ライブ締めって、いつものライブと違う気持ちになるんですよね。1年の締めくくりだと思うと、やっぱりグッと力が入ります。気を引き締めて感謝しつつ、歌いたいです。
澁谷:私は逆で、1年の最後だからこそ、ある意味でお祭りというか。みんなで楽しめたら良いなと思っています。というのも、いつも1年の最初のライブが一番緊張するんですよね。年末年始もあって間が空くし。だから、2018年最初のライブをしっかりとやるためにも、今年最後のライブはあえて気楽に。ステージを楽しみながらやりたいです。
山北:私は2人の中間ですね。お祭り的な楽しさもありつつ、締めだからきちんとしたいという気持ちもあります。さらに、クリスマスイブということで、よりテンションが高まるところもあるので。歌と踊りとカメラを意識して、フレッシュさも出しつつ、楽しく頑張りたいなと思います!
若井:さきさま、今日、フレッシュって言うの何回目やろ(笑)。
[取材・文/丸本大輔]
アニメJAM2017
テレビ東京の人気アニメが集まる夢のコラボレーションイベント、2017年も開催決定!
各作品の豪華キャスト&アーティストが舞浜アンフィシアターに大集結!年に一度の祭典を、今年もぜひお見逃しなく!
<イベント概要>
■開催日程:
2017年12月24日(日)
【昼の部】開場 13:00 開演 14:00
【夜の部】開場 17:30 開演 18:30
※※時間は変更になる可能性があります。
■会場:舞浜アンフィシアター(〒279-0031 千葉県浦安市舞浜2−50)
■出演作品:
アイドルタイムプリパラ ・ Wake Up, Girls! 新章
劇場版トリニティセブン ・ けものフレンズ ・ 魔法陣グルグル・妖怪ウォッチ・恋愛暴君
■出演:
<CAST>
○アイドルタイムプリパラ
伊達朱里紗・大地葉・山田唯菜・茜屋日海夏・山北早紀
○Wake Up, Girls! 新章
吉岡茉祐・永野愛理・田中美海・青山吉能・山下七海・奥野香耶・高木美佑
○劇場版トリニティセブン
原由実・松岡禎丞・佐倉綾音・内田彩・日笠陽子・柚木涼香・村川梨衣・東山奈央
○けものフレンズ
尾崎由香・小野早稀・佐々木未来・根本流風・田村響華・相羽あいな・築田行子・山下まみ・内田彩
◯魔法陣グルグル
石上静香・小原好美・小西克幸・大地葉・藤井ゆきよ
○恋愛暴君
青山吉能・長野佑紀・原由実・大坪由佳
◯妖怪ウォッチ
戸松遥・遠藤綾
<アーティスト>
ORESAMA ・i☆Ris・Wake Up, Girls!・ZAQ・どうぶつビスケッツ×PPP(※本宮佳奈さんの出演はございません)
Wake Up, May’n!・ミラクルミラクル・安野希世乃
■主催:テレビ東京・アニメJAM2017実行委員会
■企画・制作:テレビ東京/エイベックス・ピクチャーズ
■チケット(ライブビューイング)
【夜の部】18:30上映開始 3,800円(税込/全席指定)
>>詳細はコチラ
※本公演同様、3歳未満は入場不可
※出演者変更に伴う払戻し不可
※別途プレイガイド手数料がかかります
※時間は変更になる可能性があります。
※昼の部のライブビューイング実施はございません。
[実施劇場]
※劇場リスト参照(本会場:舞浜アンフィシアター)
■お問い合わせ先
【公演に関するお問い合わせ】
インフォメーションダイヤル TEL:03-5793-8878(オペレーター受付時間 平日13:00~18:00)
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© けものフレンズプロジェクト
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© LEVEL-5/妖怪ウォッチプロジェクト・テレビ東京
© 三星めがね・COMICメテオ/恋愛暴君製作委員会
© TOMY・OLM/ミラクルちゅーんず!製作委員会