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「ホロコーストを映画化してお金儲けするのは問題があると思う」と、ユダヤ系ドイ...

inuwashi0903さん

2017/2/119:10:14

「ホロコーストを映画化してお金儲けするのは問題があると思う」と、ユダヤ系ドイツ人女性が言っていた。

僕は2006年夏に、杉原千畝におばあさんが助けられたというユダヤ系ドイツ人女子大生と会って話をしたことがあります。おばあさんはビザを貰った後にポーランドに行って、対ドイツレジスタンス活動をしているポーランド人活動家たちに会って、日本国の入国ビザと引き換えに偽の身分証明書を作ってもらったのだそうです。正確に言うと彼女の家族は既にユダヤ教徒ではなかった。戦後のイスラエル軍の長引く中東での戦争に嫌気が差して、ユダヤ教徒をやめたのだった。彼女とは色々と話をしたので、それについて書こうと思います。

僕「ホロコーストを描いた映画とかはどう思うの?それに、ユダヤ系アメリカ人が作ったハリウッド戦争映画では連合軍が英雄でドイツ軍が悪役だけど?」
彼女「ハリウッド製のホロコーストと戦争映画はあまり好きではない。私はユダヤ人である前にドイツ人でもあるから、仲の良いドイツ人友達の先祖が悪く描かれるのは気持ちいいものではない。ハリウッドの連合軍万歳という戦争映画も同じ理由で嫌い。戦争映画を作るなら、ドイツと日本の戦争映画の『Uボート』、『ヒトラー最期の12日間』、『火垂るの墓』みたいに『戦争はかくも悲惨で、もう繰り返してはいけない』というメッセージがないとダメだと思う。ハリウッド戦争映画みたいに『連合軍は正義のために正しい戦争をした』という映画はくだらないと思う。だから、ハリウッド戦争映画を作っているユダヤ系のアメリカ映画監督は嫌い。ドイツと日本の反戦映画の方がよっぽどマシだわ」

彼女と彼女の家族は既にユダヤ教徒ではなかったので、「シンドラーのリスト」、「ライフ・イズ・ビューティフル」などのホロコースト映画と戦争映画をかなり冷ややかな視線で見ていた。
「ドイツ政府はあちこちにホロコースト記念館、記念碑を建てているから、それらを見れば十分に反省をしてると思う。それなのに、さらにホロコーストと戦争映画でドイツを悪役にするのは見ていて気分が良いものではない。それに、そういう映画はホロコーストを悲劇的に描いて金儲けをしている。本当のホロコーストを知りたかったら120分程度にまとめた映画を見るよりも、長編のドキュメントを見るべきだと思う。ホロコーストとか戦争を映画にして金儲けはしてもらいたくないし、私の祖国であるドイツに対する憎悪を煽るようなことはしてもらいたくない」

「私はホロコーストを最後にしてもう殺しあいはしてもらいたくないと思っているから、どんな理由があってもどこかの国を悪者にするような映画、ドキュメントなんて嫌い。悪いことをしているなら、ナチス・ドイツだけではなくて、イスラエル右翼政党のリクード党首のネタニヤフも『大イスラエル主義』を掲げて、パレスチナと他のアラブ諸国との和平案を承諾しようとしていない。それに、国際ユダヤ資本も武器商人にお金を貸して大金を儲けている。本当に世界の平和を願うなら、そういうユダヤ人の問題とかも映画、ドキュメントにするべきだわ」
こういうことを彼女は言ってました。

果たして、ホロコーストのことをショービジネスにしてお金を儲けるのは正しい事なのでしょうか?

下の写真は世界のメディアがイスラエルのユダヤ人の悲劇的な歴史だけに注目して、一方でパレスチナでのアラブ人の惨状については冷淡であるという現状を表している。ユダヤ系のドイツ人女性が言うように、ユダヤ人のわがままばかりを報道しているのはおかしいと思いませんか?

ホロコースト,ユダヤ人,ユダヤ教徒,ドキュメント,イスラエル,ナチスドイツ,戦勝国

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ベストアンサーに選ばれた回答

seiuchi_dietさん

2017/2/121:14:26

問題があるのはもちろんです。
でも、乱暴に言うと映画って昔からそういうものです。ショウビジネスは、国家の戦略や民族の利害をはらんだ宣伝戦の一環でもあります。

チャップリンは『独裁者』を。ヒッチコックは『救命艇』を。反捕鯨団体は『ザ・コーヴ』をこしらえました。
さらには、映画が興行である以上は収支もかかわってきます。知られざる人々の知られざる悲劇より、世間によく知られた題材の方がお客が入るのは当然です。
戦後世界のルールを作ったのは戦勝国ですから、最初からフェアなゲームではないですしね。

自分は娯楽作が趣味ですが、ドキュメンタリー番組もドキュメンタリー映画も時々見ます。でも、社会問題や歴史的事件について知ろうと思うときは書籍をあてにします。
『ホテル・ルワンダ』より前に『ジェノサイドの丘』を読みましたし、『Uボート』をきっかけに第二次大戦や潜水艦関連の本も結構漁りました。
もちろん書籍もけっして万能万全ではありませんが。
映像作品がある程度の制作予算を必要とする以上、映画が「資金を持っている側の一方的なプロパガンダ」や「金儲けの道具」という要素を持つのはやむを得ないことだと思っています。誰だって、わざわざ自分に不利益なことに予算を使ったりはしないでしょう。

70年も前にナチスドイツのしたことで今でもつつかれているだろうドイツの方々には、ホロコーストで儲けている映画制作者に意見があって当然ですが、ショウビジネスはそういうものだ、と理解して向かい合う態度が必要なのだと思います。

何よりホロコーストは実際にあったことなので。
敗戦当時に存在しなかった戦争犯罪を後から勝手にどんどん水増しされて非難され、荒唐無稽な映画まで作られている日本人としては、
「まあ…。本当にやったことなら、なかったことにはなりませんよね。その点ドイツはまだいいのでは」
ともいえますよ。



ご質問の趣旨とはズレますが、そのドイツ人女性の棄教のいきさつには興味を惹かれますね。
イスラエルの建国と中東戦争はシオニズムを原動力にしたものですが、ユダヤ教徒=シオニストというものではない、というのが自分の理解です。
同じ神様を信じてる人たちが信仰をお題目にめちゃくちゃやった、というのが理由になるなら、歴史を学んだキリスト教徒は全員が無神論者になっていてもいいわけで。
その方にはどのような内面の変化があったのでしょう。

  • 質問者

    inuwashi0903さん

    2017/2/121:54:43

    彼女の家族がユダヤ教を止めた経緯は他の質問で書きました。でも、彼女とは半日ほど一緒にいて話をした程度なので、あまり詳しいことはわかりません。一つの大きな理由というのは彼女の家は父が歯医者をしていて経済的に困っていることもないし、周りのドイツ人も「非ナチ化政策」のお蔭でユダヤ系の家族には親切に接してくれるので、なにもイスラエルとユダヤ教徒右翼のシオニズムに拘る理由もなくなったということがあったそうです。これは、ある程度豊かになった西ヨーロッパにいるユダヤ人家族では、よくあることなのだそうです。

    戦争と虐殺は貧困の国、民族がやることであって、ある程度生活が安定しているユダヤ人がシオニズムに拘る理由もないようです。

    これが僕が以前に出した質問です。

    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1316969258...

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質問した人からのコメント

2017/2/8 05:05:00

回答をありがとうございました。

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kuroposutoさん

2017/2/123:55:32

一般的には戦争は国家が行うので

戦争を映画で描こうとすれば

どうしても国家の政治的意思が

多かれ少なかれ描かれることになります。

そのときに『我が国は正義の戦争をした』

式の映画になりがちなのは事実でしょう。

その場合には本物の軍隊の協力が得られたり

して、ローコストで迫力ある映像が作れたり

というメリットもあったりします。

ハリウッドの戦争映画でも、まれには

そういう定型パターンではないものもあり、

映像作りに苦心しながらも、それなりに

優れていると感じさせる映画もあったり

します。

古い映画ですが「攻撃」という、米軍の

腐敗を描いた映画は個人的には印象深かった

です。

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編集あり2017/2/121:33:59

ー^_^〜
アウシュビッツでは遺品として大量のメガネが発見されています。

犠牲者は大量に見えますが1人1人審査されて居ます。

そしてその審査の書類のYesの部分が「十字架」なのです。

ユダヤ人に関して考慮し直すべきです。

ユダヤ人はドイツから見て外国人です。

審査の内容は恐らくは九九や足し算引き算などの算数のテストなのです。
ー^_^〜

2017/2/119:30:40

おかしいと思いますよ。
実際、ユダヤ人がパレスチナ人を推定200万人以上殺した事はあまり知られていない事ですから。そのお婆さんの言う通りユダヤ人の罪悪も問うべきなのでしょう。
しかし、ドイツ、日本は敵国条項というものが付きまとう限り、不戦を唱え、賠償と謝罪を強要され、実行しなくてはならない。というのが戦勝国は未だに考えておるのです。またそれを外交手段として使うというとてもイヤらしい手法を使います。日本においては南京大虐殺とか従軍慰安婦とかでしょうか。ちなみに国家が無かった韓国は戦勝国でもなんでもありませんが。
ハリウッド映画にしてもそれに付随するメディアコントロールでしょう。戦勝国が都合よく描いた正義を振りかざしているだけですね。しかし、クリントイーストウッドの硫黄島からの手紙はフラットな視点だったとは思いますが。
そして後世のユダヤ人の功罪や、当時のドイツの社会情勢(ユダヤ資本の流入)を考えれば、ヒトラーのした事は極端であったかもしれませんが、あながち全否定する事でもない気がします。私見ですが。

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