NNNドキュメント「不法海域~北のミサイルと密漁船~」
2017年12月10日(日) 25時05分~25時35分 の放送内容
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最終更新日:2017年12月8日(金) 15時30分
番組詳細説明(内容)
【見どころ】
今年6月、日本海の好漁場「大和堆」へ向かった石川県能登町のイカ釣り船団。しかし、そこには北朝鮮の国旗を掲げ、イカを密漁する数百隻もの木造船がいた。漁が出来ないため、拿捕や臨検を求める漁業関係者。国は巡視艇の警戒活動で違法船を排除したと言うが、その後、日本海には再び木造船の姿があった。一方、日本海の上空には北朝鮮の弾道ミサイルが相次いで飛来。北のミサイルと木造船に脅かされる漁師たち。安心して操業できる日は戻ってくるのだろうか。
【内容】
■その1…石川・小木
7月、木造船に阻まれ、漁場を移動した影響で、去年より1週間ほど遅れた小木での水揚げ。第18白嶺丸の宮崎船長の帰りを陸で待っていたのは、妻と幼い2人の娘たち。しかし、宮崎船長は1日しか滞在しない。家族と過ごす限られた時間。宮崎船長は近くのスーパーへ買い出しに・・・
「泥棒でしょ。なぜ取り締まられないのか」。
一方、県漁協小木支所の山下運営委員長は、木造船の違法操業にいら立っていた。かつては150隻ほどのイカ釣り漁船で埋め尽くされた小木漁港。水温の変化で北方に漁場が出来る期間が長くなり、北海道・函館港での水揚げ割合が増加。小木港の水揚げは年々減少し、漁協や地元の人にとって、死活問題となっていました。夜10時。家族に見送られながら、再び出漁した宮崎船長。船は、北上するイカを追い、北海道沖の漁場、武蔵堆へ…。
■その2…なぜ、北朝鮮の船は日本海に?
北朝鮮で、漁業拡大の号令がかかっていると話す専門家。北朝鮮は近海の漁業権は中国に売却済で、遠方の海で操業する必要があるため、日本海に侵入してきたのだといいます。
接近する木造船の網がスクリューに絡まることを避けるため、小木のイカ釣り船団は大和堆からの撤退を余儀なくされた。しかし、イカ不漁の理由はこれだけではないという。それは、海水温の変化。イカが産卵、ふ化する東シナ海が、それに適した水温にならず、イカが生き残れない状況となっていたのです。
■その3…北海道・函館
8月下旬。北海道・函館港に宮崎船長の姿がありました。「思ったよりもとれなかった」。北海道沖の漁場、武蔵堆で操業していた宮崎船長はぼやく・・・。
小木と同じイカの町「函館」。イカの加工会社が70軒ほど建ち並び、イカ釣り漁は町の基幹産業となっています。しかし、イカの水揚げは年々減少し、去年は過去最低に。それに伴い価格は数年で約3倍に高騰。加工会社はいま、安価な中国などからの輸入イカに頼らざるを得ないほどの危機に直面していました。函館市は、輸入イカの購入に対し、10月から1億円の補助金を出すことを決めましたが、その先行きは不透明なままです。
こうしたなか、函館をさらなる脅威が襲います。それはまさに、記者が魚市場を取材しているときでした。突然、北朝鮮からミサイルが発射され、函館の真上を通過したのです。市場には、不安を隠しきれない漁業関係者たちの姿がありました。
■その4…退去したはずの違法船。しかし、大和堆では…
8月下旬。宮崎船長が函館で水揚げした日、石川の知事や、小木支所の山下運営委員長らが訪問したのは首相官邸でした。木造船の違法操業に対し、対策の強化を要望するためです。その強化とは、「拿捕」や「臨検」。しかし、国は対策をとるとは言うものの、明確な返答はありませんでした。
海上保安庁によると、数百隻の木造船は巡視艇の警戒活動により、撤退したといいますが…「木造船は必ず戻って来る」。小木支所、山下運営委員長は断言する。
9月。北海道の沖合いで操業する小木の船団。しかし、そこにいたのは…退去したはずの違法船でした。漁師たちが安心して操業できる日々は、戻ってくるのでしょうか・・・。
日本海の好漁場・大和堆でイカを密漁する北の木造船。漁を阻まれた日本の漁師たち。その頭上には弾道ミサイルも…。安心して操業できる日は戻ってくるのだろうか。
番組内容
今年6月、日本海有数の漁場「大和堆」へ向かった石川県のイカ釣り船団。しかし、そこには北朝鮮の国旗を掲げ、イカを密漁する数百隻もの木造船がいた。漁が出来ず、臨検や拿捕を求める日本の漁業関係者。国は巡視艇などで違法船を排除したと言うが、その後、日本海には再び木造船の姿が…。一方、日本海には弾道ミサイルが相次いで飛来。北のミサイルと密漁船に脅かされる漁師たち。安心して操業できる日は戻ってくるのだろうか。
制作
テレビ金沢
その他
- 属性情報?
- ジャンル
- ドキュメンタリー/教養 - ドキュメンタリー全般 ニュース/報道 - 特集・ドキュメント
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