食前の野菜ジュース摂取でメタボ予防に期待!
“野菜ジュースファースト”の血糖値上昇抑制効果はベジタブルファーストと同等であることが判明!
一気に寒くなり、体調崩されていませんか
これから年末に差しかかり、食べたり飲んだりする機会が多くなる時期ですね。
今日は「野菜ジュースファースト」のお話です。
「実になるおはなし」で前にもお伝えしましたが、食前に野菜ジュースを飲む「野菜ジュースファースト」の血糖値上昇抑制効果は、食前に野菜を食べる「ベジタブルファースト」と同等であることを、明らかにしました。
今回は、その研究結果について少し詳しくお伝えします。
そもそもベジタブルファーストって何?
みなさん、「ベジタブルファースト」という言葉、聞いたことありますか
「ベジタブルファースト」というのは、食前に野菜を食べることによって食後の血糖値が大きく上がることを抑える、というものです。
食前の野菜摂取で食後の血糖値上昇が穏やかに
野菜には、血糖値の上昇を抑える食物繊維などの成分が含まれており、食前の野菜摂取により、食後の血糖値上昇が穏やかになることが明らかになっています。
野菜ジュースで同等の効果あり!
今回は、野菜ジュースを食前に飲むことで野菜サラダと同様の結果が得られることが、明らかになりました
食事の30分前飲用がもっとも効果的!
また、今回の試験条件においては、野菜ジュースを食事の30分前に飲用した場合に、最も効果が高いことが分かったのです。
野菜ジュースは、野菜サラダよりも手軽に、なおかつ野菜サラダと同じくらい効果的に、食後血糖値の上昇を抑制する食品であるのです。
ただし、野菜ジュースの効果だけに期待して野菜ジュースを飲み過ぎるのではなく、食事全体のカロリーなどにも気を付けて、バランスの良い食事を心がけましょう
■研究の方法と結果
25歳以上50歳未満の健常成人男女24名に対して「白米摂取の10分前または30分前に野菜サラダ」、「白米摂取の10分前または30分前に野菜ジュース」、「白米摂取の30分前に水(コントロール)」を摂取していただき、食後血糖値の変化を調べました。
この結果、白米摂取前に野菜サラダまたは野菜ジュースを摂取すると、推移は異なるものの、共に食後血糖値の上昇を抑えられることがわかりました。また、それぞれ10分前より30分前に摂取した方が血糖値の上昇を抑える効果が高く、白米摂取の30分前に野菜ジュースを飲んだ場合に、最も効果が高いと考えられました。
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