2017年12月10日 00:00
1970年~1990年代の国産オーディオを中心に取り上げるムックシリーズ「ステレオ時代」による、カセットテープとヘッドフォンステレオに関する内容だけを集めた1冊「カセットテープ コンプリートブック」が12月14日に発売される。価格は1,390円(税込)。発行はネコ・パブリッシング。
従来のカセットテープ関連本との違いとして“資料性に重きを置いた”点を特徴とするムック。様々なカセットテープ関連企画を掲載し、思い出に浸れるだけでなく、「ネットオークションでの売買時に役立つ1冊でもある」という。
「カセットテープ年鑑」のページでは、1971~1993年に国内で販売されていた主要なカセットテープを網羅。特に「価格表」のページは、分数別の価格を記した、これまでにない資料となっている。
「ブランドストーリー」では、TDK、ソニー、マクセルなど主要カセットメーカーの成り立ちや主要モデル、上位4社+デンオン(日本コロムビア)については各モデルの発売時期やモデル変遷が分かる年表(過去に「ステレオ時代」で掲載した内容の改訂版)を掲載している。
「TDK MA-Rはどのようにして生まれたのか」では、ダイキャストフレームを持つカセットテープMA-Rの開発者インタビューを掲載。これまで語られることのなかった誕生秘話に迫る。
後半は「ヘッドフォンステレオ編」として構成。179機種を掲載する「ウォークマン伝説」や、「カセットボーイ物語」、「ナショナル ヘッドフォンステレオ史」では、各社ヘッドフォンステレオの写真、機能アイコン、主要スペックを紹介。3社合計で499モデルに及ぶ内容となっている。これは、過去「ステレオ時代」に掲載したものの増補改訂版となる。
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カセットテープ コンプリートブック |