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すべてのiOSアプリは、Appleが運営する「App Store」を経由して流通する。Apple製アプリも例外ではなく、『設定』などiOSに標準装備のアプリの一部を除けば、App Storeから入手するルールだ。"ジェイルブレイク"と呼ばれる規制破りも存在するが、ほとんどのユーザはAppleが管理する安全な手段を利用しているはずだ。

そんなApp Storeは、アプリデベロッパーにとって大切なビジネスの場。エンドユーザの注目を集め高評価を獲得することが次のダウンロードにつながるため、ただ公開するだけではビジネスが広がらない。Appleが検索広告表示サービス「Search Ads」を開始したことは(当初は米国のみ)、デベロッパーのニーズがあってのことなのだ。

だから、利用するとレビューを依頼してくるアプリがあるのは当然だ。特にiOS 10.3以降では、App Storeへレビューを直接投稿できる「SKStoreReviewController」という関数が追加されたため、以前のようにApp Storeのアプリページからレビューフォームへ移動する手間がなくなり、ラクに投稿できるようになった。そのアプリを気に入ったのならば、気持ちよくレビューに協力しよう。

とはいえ、ひとから投稿を強いられたくない、評価するときは自分が決めたタイミングで行う、という向きもいるに違いない。そんな場合は、App Storeのレビュー投稿に関するスイッチを変更しよう。

手順はかんたん、『設定』→「iTunes StoreとApp Store」を開き、「App内評価とレビュー」スイッチをオフ(緑→白)にすればOK。これで、アプリから「レビューして」と頼まれることはなくなるはずだ。