「スパコン界『異端児』暗転、詐欺容疑で『PEZY Computing』の社長・斉藤元章容疑者ら逮捕される」
narmuqym:スーパーコンピューター開発会社社長らが国立研究開発法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)から多額の助成金をだまし取ったとされる事件で、東京地検特捜部に詐欺容疑で逮捕された「PEZY Computing」の社長斉藤元章容疑者(49)らが、外注費を数億円水増しする手口で不正に助成金を得ていたことが6日、関係者への取材でわかった。特捜部は斉藤容疑者らの利得は数億円に上るとみている。容疑となっているのは、2013年度にNEDOが技術革新に取り組むベンチャー企業を支援するために設けた総額100億円の助成事業。助成金は1事業あたり5億円が上限で、先払いを受けた後、実際の費用の3分の2を上限に、助成金を受け取れる仕組み。斉藤容疑者らは高性能メモリーの開発事業で助成金の交付決定を受け、14年2月に、約7億7300万円の経費がかかったとする虚偽の実績報告書を出し、約4億3100万円をだまし取ったとされる。別に先取りで約6800万円を受け取っており、受領の総額は計約4億9900万円。NEDOを所管する経済産業省によると、同社が報告した助成金の使途の内訳は、機械装置の製作・購入が5400万円▽人件費が1千万円▽その他経費が4億3600万円。関係者によると、その他経費のうち大部分は外注費名目。実績報告書では外注費が実際より数億円分水増しされていたという。よくある補助金詐欺の典型例である。実に多い。
こういう不正に手を染める会社のやっている事は、実は大したことではない。それを説明しておく。真っ当な研究者・技術者には大変な迷惑だ。「だから、ベンチャー会社は信用できない」、「独りよがりなバカの会社」、「ベンチャーとは業務提携はしない。すること自体がリスクだ」、・・・・。
スーパーコンピューターについては、本ブログの(2010年1月20日,1月21日,1月22日,1月25日,1月28日,11月23日)も参照されたい。
1.スパコン開発PEZY社長ら逮捕…なぜ「東京地検特捜部」が動いたのか?
落合 洋司(1989年、検事に任官、東京地検公安部等に勤務し2000年退官・弁護士登録。IT企業勤務を経て現在に至る)による。https://www.bengo4.com/internet/n_7070/
Fugure-1 : 東京地検特捜部の摘発
●「犯罪が十分立証できるという判断に基づいてる」
「東京地検特捜部が強制捜査に乗り出す場合、その端緒(手がかり)としては、告訴・告発や、投書などの情報提供、風評(噂)、内偵によるものなど、さまざまなものがあります。捜査にとりかかった場合も、強制捜査にまで至るのはごく一部で、ほとんどは強制捜査前に捜査が打ち切られたり、不起訴処分になったりします。その意味で、今回、東京地検特捜部が関係者の逮捕にまで至ったのは、証拠によって、犯罪が十分立証でき、起訴して有罪判決が得られる見込みが相当高いという判断に基づいていると推測されます」
東京地検特捜部による取り調べはどうなっているのか。
「警察が逮捕した場合、その後の勾留も含めて、通常は警察の留置場で身柄が拘束されます。一方、東京地検特捜部に逮捕された容疑者は、東京拘置所で身柄を拘束されて、取り調べも基本的にそこでおこなわれます」
●特捜部は「余罪」に関心を抱いている可能性がある
今回の事件について注目すべきポイントはどこだろうか。
「東京地検特捜部が、このような詐欺事件で強制捜査に乗り出す場合、その件(本件)だけでなく、余罪(別件)に対して重大な関心を抱いていることが少なくありません。つまり、捜査対象がほかにもある可能性があるということです。最近では、なかなか立件が難しくなっていますが、東京地検特捜部のメインターゲットは中央政界、高級官僚です。そのような人たちの不正、腐敗を正すことを重要視してきた伝統があります。助成金の詐欺が問題となっていますが、報道によると、詐欺の余罪になりうる事実も含めると、相当多額の資金が動いているようです。その資金の流れが捜査される中で、贈収賄などの余罪が浮かび上がってくるかどうか、今後注目されるところではないかと思います」
2.医学部出身の斉藤容疑者はMPUの素人に過ぎない
若い頃に超LSIの世界に深く過ごした経験と実績なく、医療画像処理からデーター処理の形でコンピューターの開発に入ったとされているが、それは無理というものだ。簡単なことではない。斉藤容疑者の会社の者らの開発したスパコンをよくよく調べてみると、全くズレた設計をやっているとしか思えない。命令体形の策定と評価、1ビット問題の最適化、MPUアーキテクチャー上のボトルネックの分析と解消、演算処理データー量及びメモリ転送データー量とのバランス問題、MPUチップ内外のインターコンクション、MUX&DeMUX、データー転送高速化のバッファリング手法の検討、コアの冗長設計とその置換手法、OSのポーティング、コンパイラーの高効率化設計、上位C言語アーキテクチャー&機能記述、マクロ設計及び評価、VLSI機能記述、論理合成検証、不純物分布プロセス・シミュレーションと最適化、物理的マクロ回路設計、回路シミューレーション、チップ上のノイズ伝搬、電源&グランド・バウンシング、スキュー等各種タイミング問題解消、クリティカルパス解消、消費電力による熱的集中の解析と分散化、PLチェッキング、評価チップによるFunctionality及びReliability評価、等など無数の高度で深い仕事がある。医療画像を読影していた一医療従事者の手に負えるものではない。
MPUの開発は簡単なものではないことは、IBMのPowerPCに関する論文(電子情報通信学会・特別招待講演論文、大﨑勝彦博士発表、Technical Report of IEICE, CPSY94-6, FTS94-6, ICD94-6 (1994-04))に詳しい。
3.偏った設計のPEZY-SC(MIMD)MPUチップ
2017年のスパコンTop500、https://www.top500.org/lists/2017/11/ を例に、スパコンのPMUの性能評価の方法について述べておく。MaxPF値に惑わされてはならぬ。意味が無い。
筆者が着目したスパコンは、NO.3の”Piz Daint - Cray XC50, Xeon E5-2690v3 12C 2.6GHz, Aries interconnect , NVIDIA Tesla P100 , Cray Inc. ”(https://www.top500.org/system/179102)である。MPU群はXeon/Aries/Teslaから成る。その総数は3.65E+5コアである。演算能力は公称19.59PFである。1コア当たりのパフォーマンスを計算する。その値は、MPUの基本演算ユニットの性能を直接的に表現する指標である。順位NO.3のクレイのスパコンはP/C=60GFである。クロック周波数からして、相当に並列同時演算に優れたMPUコアである。
ランキングNO.6のIBMの ”Sequoia - BlueGene/Q, Power BQC 16C 1.60 GHz, Custom , IBM DOE/NNSA/LLNL United States” (https://www.top500.org/system/177556)ではどうか?P/C=11GFであり。かなり健闘している。
ランキングNO.1の中国の”Sunway TaihuLight - Sunway MPP, Sunway SW26010 260C 1.45GHz, Sunway , NRCPC National Supercomputing Center in Wuxi China”(https://www.top500.org/system/178764)ではどうか?P/C=8.8GFである。健闘している値である。
それら個々のコア自体が、最低でも先行制御多重同時演算を行い、MIMD(Multi Instruction Multi Data)動作を行ない、そのコア・アーキテクチャーがスパコンの良し悪しを決定するのである。加えて、その上位層にコア相互間のデーター伝送及び外部メモリとのデーター伝送を司るデーターハイウェイ及び制御機構が置かれる。Data Intensiveであり、それはProperty Intensiveでもある。簡単な制御ではない。
故に、闇雲にMPUチップのコア数を増やす事はしないのである。逸れは愚の骨頂だ。伝送先の相手のコアやメモリーまた制御回路に対する先のデーター伝送が追いつかず動作不能となること必定だからだ。そのようなボトルネックは随所に存在する。
そのことを念頭に、今般「詐欺話題となって逮捕者まで出ている」ランキングNO.4の”Gyoukou (暁光) - ZettaScaler-2.2 HPC system, Xeon D-1571 16C 1.3GHz, Infiniband EDR, PEZY-SC2 700Mhz , ExaScaler Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology Japan を調べる。
リストを見て、計算し、直ぐに気付くことは、コア数が1,400万個と途轍もない多さである。「おいおい、何だよ、こりゃ?」
MPU数とコア数を見てゆく。ホストMPUとしてインテルのZeon(16コア)を使い、Zeon1個当たり8個のコプロMPU・PEZY-SC2(1,984コア)をサポートする。Zeonを882個使用しておりその部分のコア数は882x16=14,112である。PEZY-SC2は7,056個使用され、従っってその部分のコア数は7,056x1,984=13,999,104であり、Zeonと会わせて総数は、14,013,216コアとなる。P/Cはどうか?非常に低いのである。総コア数が1400万個もある割には、パフォーマンスが非常に悪いということである。
P/C=1GFである。PEZY-SC2は700MHzで駆動し、Zeonは1.3GHzで駆動されているが、1コア当たりのパフォーマンスがたったの1GFであるという事は、コア自体の同時実効行効率が他社と比べて非常に低いことを物語る。多重性が殆どない設計だということだ。MIMDを標榜しているが、コアとしてはMIMDになってはいない。非常にバランスが悪くパフォーマンスの低いMPUだということだ。先にも述べたように、MPU内のコア数をやたら増やせばいいというものではない。PEZY-SC2では、1個当たり64GBのメモリがぶら下がるが、内蔵されているコア数1,984個で除すれば、1コア当たりたったの32MBである。この微小メモリーサイズで、何をやるというのか?
要するに、単純な回路構成のコアをやたらな数を集積(パターン転写)しただけのMPUである。それを、PEZY Computingは、「メニーコア技術」と自称しているが、コアのアーキテクチャー自体が練られた高度なものではなく、それ自体が素人の発想だ。多重トポロジーの論理設計と規則通りに並べるメモリー設計の区別が分からないのだろう。1MPUにリダンダンシー・コアも含めて2048個を詰め込んだが、詰め込みすぎた為に、先のデーター伝送のボトルネックにぶち当たり、単純な繰り返し演算しか出来ず、そもそもMIMDアーキテクチャーなのかどうかも疑われるような、P/C=1GFと言うお粗末な結果となったのだ。
Figure-2 : パフォーマンスの悪いPEZY-SC2(本当にMIMDか?)
Top500 Listには、非常に面白い事例が多く含まれている。Top500のドンジリの#471位は、Internet Service (B) Chinaで、ささやかな規模のもので、Inspur社のTS10000で, Xeon E5-2620v3 6C 2.4GHz, 40G Ethernet, NVIDIA Tesla K40 Inspurであり、パフォーマンスは581TFである。#4のPEZY・暁光のそれは、14.13PFであるから、それの1/24程度である。ところが、総コア数はたったの9792個であるから、P/C=59GFで、使い勝手はよく、Intelno ZeonとNVIDIAのTeslaのコアの優秀さが際立つ結果となっている。IntelやNIVIDIAはMPU・GPU開発のプロ中のプロの集団であるから、高いパフォーマンスは当然の帰結である。他方のPEZY Computingは、はっきり言ってアマチュアの集団であり、チェンジニアである。それが、P/C値に如実に表れている。コア数が小さいことは、インターコネクションの規模が小さいからデーター伝送の効率は高く、却ってパフォーマンスは向上するのである。大艦鑑巨砲主義ではなく、連係したイージス艦のほうが遥かにパフォーマンスは良くなる。それがスパコン設計のカギだ。今後のスパコンはその流れとなるであろう。ゆえに、スパコンの評価は、P/Cによって行なうべきものだ。Pの増加はスケーラブルに可能だから、それ自体の意味はなくなるだろう。コアの優秀さ、さらには、それらの統御アーキテクチャー、つまりはMPU自体の出来の問題だ。「メニーコア技術」ではなく、大﨑博士の最大機能可能な制限されたコア数のIMPP(Intelligent Massive Parallel Processing)こそが重要なのだ。MPUは~32コア、GPUは~256グループド・コアが当面のターゲットである。
Fugure-3 : #471位のスパコン(P/C=59GF)、完成度の高い汎用MPU&GPU
4.実用性が低くアホバカ以外は誰も買わぬ代物(暁光)
上述の如く、低機能のコアを多数並べて数を水脹れさせたような低機能「スパコン」など、誰が買うか?事業としては失敗だ。PEZY Computingは、MPUの設計そのものが分かっていない。会社の背景からして明らかだ。補助金詐欺・チョロマカシ企業とはそうしたものだ。馬脚が現れたのだ。NEDOは何をやっているのか?日本の補助金制度というのは実に甘いものだ。あんなものによく納税者の金をばら撒くものだ。
5.売り物の液浸冷却装置は40年以上前にIBMが超大型コンピューター用に開発したものだ
天下のIBMが40年以上も前に開発した冷却技術だ。自分たちが始めて開発したような顔はするな。恥を知れ。加えて、冷却媒体とそれに溶け込んでいる不純物やイオンとチップ自体の各種微小表面欠陥を通しての相互作用による信頼性物理学上の問題は、極めてデリケートなもので、IBMと比較して月とすっぽん以下の企業の手に負えるものではない。あっという間に動作不能となるだろう。
Figure-4 : これはIBMが40年以上も前に開発した冷却技術だ
6.オカルト集団か?
「世界で初めてThru Chip Interface(磁界結合インターフェイス)を用いたDRAMとの接続により、超広帯域のメモリバンド幅を実現する」としている。が、そもそも磁界だけによるデーター伝送などあり得ず、電位差によりCMOSインターフェースを介在させてデーターを伝送するのであるから、本質的に電磁結合であって、インダクターに対する電流駆動を要求し、それが速度を律則するのである。且つ受信側における磁場センサーの感度の問題は深刻である。I/Oインターフェース回路としてはナンセンスの極みだ。そのナンセンスの極みの逮捕された斉藤らの会話を以下に例示する。
(齊藤)インターコネクトをどうするのかが次のステップの開発目標です。それを解決する方法として、慶應義塾大学の黒田(忠広)教授が10年来開発してこられた磁界結合に注目しました。磁界結合でコネクションを実現できるなら、それを最初から圧倒的に高集積にして実装し、コアはあとから埋め込めばいい、という発想の設計です。
(松田)いままでのコンピューターとは発想がまったく違いますよね。普通、インターコネクトはワイヤーで行ないますが、そのワイヤーをなくして磁界で通信しようと。普通、無線というと電波ですが、電波でもないのですね。
(齊藤)磁界ではありますが、電磁界でもないのです。わたしたちも時々混同してしまうのですが、磁界を超近距離で使う場合には、物理学で習う電磁界の法則も無視できる。実質的には干渉の問題もないのです。
嘘八百を並べ立て、オカルト集団か?彼らのマクロ世界では、マクスウェルの電磁方程式自体が消滅する。だが、実際のVLSIのチップ上の回路で起きているのはマクスウェルの電磁界である。「電磁界アンテナ」だらけだ。半導体VLSIは電位差で動作するのだ。たわごとは「実動製品」を作ってからモノを言え。様々な寄生塗れのゲート入・出力回路とシリコン基板を通しての電磁界伝播の実際に無知な連中は、正にオカルト集団だ。最近の産業界も学会もマスメディアも、インチキなモノが新興宗教のオカルトの如く跳梁跋扈するようになった。量子コンピューター、AI、ビッグデータ、IoT、自動運転、電気自動車、反原子力、自然エネルギー発電、等々。
narmuqym (narmuqym, 旅するベテラン, invisible-force, Hetero, MASADA, rainbow, weather_F, anti-globalism, geno_computing, Bushido)
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国際的にビジネスを行ってきたハイテク関係者のグループとして、警鐘を発信する。時事的な問題や長期的観点での警鐘に留まらず、趣味的な事柄まで幅広くメンバーの自由な意思でWebLog掲載することにした。メンバーのプロファイルは以下の通りである。
narmuqym:HP&SUN研究所を経て、米国にハイテクベンチャー設立。最先端ニューラルMPUの研究開発を推進。現在はイスラエルのハイテクベンチャーのチーフサイエンティストに就任。知能の情報処理の根源を研究している。
旅するベテラン:東芝中央研究所、半導体事業所にて高密度メモリーのプロセス及びデバイス開発に従事するも、バブル崩壊により全滅の定まった日本の半導体業界を去り、韓国サムソン中央研究所にて、韓国半導体技術を育成指導。現在は台湾の最大手半導体会社にて、高付加価値半導体事業を統括、取締役。
invisible-force: ウイスコンシン大学、イスラエル工科大学教授。細胞内量子論的化学物理過程の情報処理、核外化学構造体の情報、DNA合成、大腸菌内DNA置換、動物細胞内DNA置換、神経細胞の情報処理、知能と学習などの研究に従事。イスラエルのバイオハイテクベンチャーCEO。
Hetero:ベル研究所にて化合物半導体物性、超高周波デバイス、マイクロ波集積回路の研究開発に従事し、世界初の衛星放送システムを開発。レイセオンにて巡航ミサイル飛行制御システムの開発、イージズ艦戦闘情報処理&アタック制御システムの開発に従事後、イスラエルにハイテクベンチャーを設立。情報デバイド解消型の新型情報端末の研究開発に取り組む。
MASADA:日電にて衛星通信システム、超多重無線伝送方式、通信路確立制御方式の研究に従事後、米国のATTに移り携帯電話システムの研究開発、その後次々世代MM携帯電話方式を完成。シリコンバレーにてハイテクベンチャーを興し、通信大手を圧倒している。
rainbow:ウエスチングハウスにて原子力発電の研究開発に従事、その後GEにて新しいエネルギー変換方式の研究、各種発電方式の研究に従事。その後、シリコンバレーにハイテクベンチャーを興し、超低コスト新型太陽電池の研究開発を推進。その後、太陽電池・風力は永遠に採算の取れない環境破壊の元凶であると喝破し、コンパクトな自律原子力発電方式の研究開発に戻る。
weather_F:スタンフォード大にて環境気象及び資源の代替化を研究。気象センターにて地球規模大気循環シミュレーション、環境変動の研究に従事した後、ミニマム生活を提唱するNPOを設立し、代表として啓蒙活動に取り組む。
anti-globalism:ハーバード大準教授後、日・イ間のハイテクベンチャー協業支援、事業戦略支援会社を日本とイスラエルに設立、妻は日本人。現在はハーバード大ビジネススクール教授。
geno_computing:モスクワ大学・分子生物学教授を経てイスラエルに移住。テクニオン教授を経て遺伝子工学のベンチャー設立。DNAによるコンピューターの研究をメインに新しいセンサーによる次世代シーケンサー及び解析ソフトウェアを開発。
Bushido:日立中央研究所にてRISCプロセッサー及びDSP、また画像処理システムLSIの研究開発に長年従事し、古い友人の大崎博士には様々に感化を受け、国際的視野に立っての仕事をすべく、日立中研を退社してサムソンに招かれ、現在サムソン電子の終身フェローの立場にあり、イスラエル・ハイファにて、自由な立場で異分野も含めて新しい発想にチャレンジ。MASADAとは剣道仲間。5段。
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