「ニコニコ」のエントリーでも言ったが、匿名性。
これ、もう限界だと思う。

今日の「質問箱」でも思ったが、あくまで肌感覚だが、多数いるように見せかけていても、実はせいぜい5人、多くても10人行くか行かないかだと思う。
あくまで10年前に2ちゃんねるにまだ出入りしてた時の感覚だが。

匿名の「石投げる輩」は確実に減っている。

理由は簡単。SNSが更に進化したのだ。
誰もが「メディア」を持ち、世界中に露出できる時代となった。
Youtuberが憧れとなる時代なのだ。

かつて匿名で石を投げるしかアイデンティティの確立の仕方がなかった人々が、承認欲求の赴くままに顔を晒し、声を出すようになった。
言わばユーザーが「石を投げられる」立場を求めるようになったのだ。
もちろんそっちの方が気持ちいい。知名度も上がる、有名人気取りができる、チヤホヤもされる。

そうなるとむしろ邪魔なのが、匿名の悪意だ。
昨日の友は今日の敵。こうして匿名性の高いメディアはどんどん孤立化する。

取り残された彼らはどうしたか?より刺激的なネタを提供しなければますます振り向かれなくなる。
そうすると法螺を吹き始める。大きなものからみみっちいものまで。
むしろみみっちい方が裏が取りにくいので、どうでもいい小ネタばかりが増えだした。

俺がシークレットブーツ履いてるなんて、俺身長のこと考えたことなかったよ?
ていうか身長が高いだ低いだってそんなに恥ずかしいものなの??(このウソを吐いてる人間はそういう感覚なんだろうけどね笑)
あと学歴詐称はさすがに無茶があると思うんだけど、証明できると思ってるのかな?

そこまでもう、判断がつかないのだ。
逆に、もうその手のレベルの人間しか残っていないとも特定できるだろう。


こうして匿名の人々は行き場所を失った。
もう死に絶える、とまでは行かないだろうが、文字通りの「便所の落書き」に堕ちるまで、時間の問題だろう。