ジョヴァンナです。こんにちは!
引っ越しシリーズもいよいよクライマックス。一番の難所であった「イケアベッドの運搬と再組み立て」について語っていきますよ。
[目次]
MANDALベッドを輸送するには
引っ越し2週間前。ヤマトの家財便を申し込もうとして「イケアのベッドはお客様の手で分解していただかないと運べません」と聞かされたときにはショックでした……。
仕事しながら引っ越しの準備をしなきゃならないのに、ベッドの分解ですって? ご冗談でしょ!?
イケアのMANDALってお手頃価格で簡単に組み立てられる代わりに、強度が足らないんですよね……。ちょっと重い物を入れると引き出しの板がたわんじゃって、引っ掛かるのなんて日常茶飯事です。
まして組み立てた状態で運ぶことを想定していないと言いますから、運んでいる途中で破損したりだとか、トラブルの要因にはこと欠かないでしょう……。ヤマトが運びたくない気持ちはよくわかる!(ヤマトだけでなく、普通の運送会社では断られるのが当たり前のようです。)
仕方がないので事前に店舗に出向いて、相談しました。
返品カウンターのすぐそばにこのように部品を備えた棚があります。(部品は無料です。)
私「今度引っ越しでMANDALのベッドを分解することになって、部品が破損するんじゃないかと不安なんですが……」
店員「金属の部品はまっすぐに引き抜けば大丈夫です。木の部品は割れたりするのが心配でしたら、どうぞお持ち帰りください」
私「今日、こちらで電動のドライバーを買ったんですが、分解のときも使えるんですか?」
店員「リバースボタンを押していただけば可能です。ただ、手でやった方が早いところもあります。組み立て時は途中まで電動を使って、最後だけ手で締めるのがおすすめです。」
返品カウンターにいた係の人は親切に教えてくれました。
いざ、分解!
ダンボールに囲まれた空間に100円均一で買ったビニールシートを広げ、外した部品を並べていきました。
パーツを分解した後、カムロックが脱落しないように養生テープでカバーしました。
90分で作業終了。(引き出しはプラスチックの釘を打ってあるので、分解せずにこのまま運んでもらいました。)一か所にぐちゃっと部品を並べて、あとはヤマトに委ねることに。
床にマットレスを直置きして、今夜はここでおやすみなさーい。(カーテンの丈にご注目!)
翌々日。新居でシートを敷いてヤマトを迎えました。驚いたことにパーツが一つずつ丁寧にクッション材に包まれて届きました。それを配達員が全部剥いでハダカの状態にして、美しく並べて行ってくれました。
まるでテレビのDIY番組のよう……!
曇天の午後。日が暮れる前に作業を始めれば良かったのですが、ここで睡魔に襲われて昼寝しちゃいました。(薄いマットを床に敷いて寝ました。)
いよいよ、再組み立て
夕方起きて、真っ暗な中で作業を始めました。照明の手配が間に合わず、小さいスタンドの灯りだけが頼りです。
こんな感じ。
第一の悲劇
カムロックが脱落してるところを見つけてしまいました。やむを得ず一か所ロックができないまま、部品を取り付けようとして持ち上げたら、金属のパーツがバキッと割れてしまった。
なんてこった!!
さすがにこのL字のジョイントなしでは大事なところの接続ができないので、無理があるなと。泣く泣く最寄りのイケアまで再度足を運ぶことに……。自宅から往復2時間の道のりです。早く組み立ててベッドで寝たいので、急いで行きました。
(中略)
折れた残りはピンセットで取り出すことができず、苦戦しました。最終的にマイナスドライバー2本で両側から強く挟んで引き抜きました。
カムロックは入る方向が決まっているので、一つずつマイナスドライバーで回してセットする必要があります。それなのに電気がつかないもんだからスタンドの灯りを持ち運んで照らしたり、無理な姿勢で覗き込んだりしてとにかく黙々と作業しました。
第二の悲劇
枠を組んで足を組んで、一番最後の工程でどうしてもロックできないところがありました。
何が引っ掛かっているのかサッパリわからない。DIYは好きだけど慣れてないですしね、疲れて頭の働きも鈍っているしっていうところで、15分ほど悩みました。
さっき使ったピンセットを突っ込んだりして、中を調べてみてわかりました。
おそらく……ひっくり返したときに一番重量がかかる足の部分なので、それ故か、カムロックが定位置より奥にもぐり込んでしまっていたのです。そのことがわかってから、ピンセットを入れたりドライバーをガチャガチャやったりしてカムロックを少しだけ前に引き出しました。穴にピッタリと嵌まり込んでいる部品だから、引っ張り出すのに大変苦労した。なんとかここをクリアするのに30分。
組み立て・まとめ
2か所のトラブルで1時間のロス。これがなければ工程自体はわかっているので、3時間で終わったはず。
マットレスを起こしたり、ベッドフレームを起こしたりという最低限の力があれば、女性でも一人で分解・組み立てができることが証明できました。
- 分解に要した時間:90分
- 組み立時間:3時間+α
工具は電動ドライバー、マイナスドライバー、六角レンチを使用しました。
完成図。
ベッドの底面に「カグスベール」という商品を貼り付けています。床を滑らせて模様替えできるので、とても便利です。
私の感想
今回一人でやり切って「なんでもひとりでできるな」って自信はついたけれど、イケアのベッドにはほとほと懲りてしまいました……。初めてのひとり暮らしで大変お世話になったものの、また次回も同じ工程を繰り返すにはダメージが大きそうで心配です。
次の機会には新しいベッドを買いたい。予算の半分以上はマットレスにつぎ込んで、ベッドフレームの予算は抑えるのが理想です。
ちなみに前回(2014年)ベッド購入時の参考価格を書いておきます。
- ベッドフレーム(セミダブル):29,900円
- マットレス:9,990円
- 上記に加え配送料
イケアで最安のマットレスを購入したら、しばらくして腰痛に悩まされるようになったため、他社で薄い低反発マットを購入して重ねて寝ることにしました。当時はマットレスの重要性がわかってなかったんですね。
今購入するとしたら専門店に行って、よく調べてから買います。そのぐらいマットレスは大事!!