長男(3)に暴行を加えて死なせたとして、滋賀県警草津署は8日、傷害致死の疑いで、滋賀県草津市木川町、無職、坂野和寛容疑者(36)を逮捕した。

 「(長男が)部屋を散らかしたので、頭に血が上った」などと供述し、容疑を認めている。

 逮捕容疑は8月13日正午から午後2時ごろまでの間、自宅で長男を投げたり頭を踏みつけたりするなどし、外傷性脳腫脹(しゅちょう)で死なせたとしている。

 同署によると、同日午後3時15分ごろ、坂野容疑者が「子供が自宅で転倒した」などと119番。救急搬送された滋賀県栗東市内の病院から連絡を受けた同署が捜査していた。

 犯行当時、妻(26)は長女出産のため入院しており不在で、自宅には次男(1)もいたという。同署は日常的な虐待の有無などを調べている。