不毛である。見るつもりは無くても誰かが「いいね」をすれば私のTLに流れてくるのがTwitter。彼女たちのやり取りが見えて「ほー」と思いながら観察していた。その時に思ったのだ。この喧嘩は不毛だなと。ここからは私の勝手な想像となるので了承頂きたい。決定的なのはブルーとパープルそれぞれの属性が違う。前にも記事にした事があるが、インターネッツを愛する古参と新参の意識の違いがここではあるのではないかと推測している。アフィリエイターに鋭い牙で噛みついたブルーの横から「痛てえ!」と声がした。パープルである。私の足を踏んだと主張するもブルーは踏んだ覚えがない。ここですでに双方の考え方の違いによるすれ違いが起こる。パープルはそんなのダメとソースを出しながら説明するが、表現の悪さによりブルーの牙がギラリと顔を出す。ここからはもう二次災害だなぁなどと思いながら見ていた。ミクロで語るブルーにマクロで捉えるパープル。インターネッツを操作する人の概念の違いだと私は思うのだ。パープルはしきりに低所得者をバカにしていると語るが、多分ブルーは低所得者をバカになどしていない。某アフィリエイターに噛み付く際、そこにたまたま転がっていた「10数万の所得」で殴っただけなのではないか。その流れ弾が当てるつもりのないパープルに当たったのだ。この「あなたには言っていないこの人に言ってるんだ」と「私の足も踏んでんだよ」はそれぞれのインターネッツの使い方と概念の違いであると推測する。その他やり取りの表現も、肩パンなのかビンタなのかは受け取る側が感じて操作するのも出す側は気をつけたい。インターネッツには古くから使っている人達の間で暗黙のルール、と言うか「当たり前」がそこには多分あって、その「インターネッツの使い方」にマニュアルは無いし誰も教えてくれない。古参と新参が上手く付き合うには古参が目線を落とすか、新参がそのルールを時間を掛けて模索するしかない。お互いにその気がないままゴングがなれば分かり合う事など無い、これはもう不毛な戦い以外何物でもない。「この人は何を言ってるんだ」VS「貴様は何で分からないんだ」となるのである。本当は殴り合いたくない者同士が殴り合うのは見ていて少し悲しい。二人とも悪いし二人とも悪くない。ただ、色んな属性の人達がワラワラと集まるこの場所では、自分の言葉がどう化学反応を起こすのかが予測出来ない。気付かないうちにゴングが鳴ったとすれば、棄権というスルースキルを行使する他ない。
タイトルだけ見てハゲの話だと思った貴様らは残念だったな。私はハゲてはいない。細いんだ。毛が。