マンガ第8弾になっちゃった
最近は日々にあまり変化がなく、父は相変わらず一日900カロリーの栄養補給で生きています。娘はビックら期末試験の結果を持って帰って、自他ともに落ち込みます。おっと~は年末だというのに、飲み会ひとつ入っていませんw
私は毎日、腸ろうと愛情で生かされ、チビチビ考えながら漫画を描いています。
※初めての方へ
プロフィールにもあるのですが、マンガを描き始めてから「はてなブログ」じゃない方の訪問もあるようです。
私は4年前に「下咽頭がん」「肺がん」「食道がん」が一度に見つかり、抗がん剤と20時間の手術を乗り越えました。
その時に、がんの進行を考慮して、「食道」と「声帯」の摘出手術を受けました。
ですから、私は一生 声が出せません。
正確な名称は「喉頭摘出による音声機能そう失」と言います。
有名な方は「つんく♂さん」ですが、正確には彼は「喉頭がん(喉)」私は「咽頭がん(食物の通り道)」です。
それを踏まえて頂いて、今回のマンガを読んでください。
ちょっと いつもとテーマが違います。
過激な言葉がありますので、ご注意くださいね。全部で11ページあります。
詳細はマンガの後に記します。
「最後の言葉」
事実と比較して
今回の私のエピソードは、息子のイケメン顔以外(笑)、事実です。
最後の言葉と言っても、私は生きていますので、「肉声による最後の会話」です。
少し前になりますが、早朝に大きな火事がありました。ヘリコプターが数基飛んでいました。ヘリコプターは意外と大きな音がします。
それを登校中の小学生の列が聞いていて、数人の男の子たちが耳を押さえながら
「うるせ~!落ちろ~!死んじまえ~!」と騒いでいました。
あ~なるほど
この会話が、きっとこの子の環境では、日常的に聞かれる言葉なんだ と感じました。なかなか小学生が、思い付きで「死ね」とは言いません。我が娘から聞いたことはありません。ゲームでも最近は聞かれませんよね。
また最近よく話題になる「キレる老人」です。
テレビで、年配の男性が駅員さんに「道案内をしろ」とキレている状況が放送されました。口だけでなく、手もあげたような記憶があります。
あ~この方
自分がいつか死ぬ とは思っていないわ。
自分に声が出なくなる日が来るなんて 思った事もないわ と感じました。
極端な考えかも知れませんが、もしマンガの様に、これが人生最後の会話や記録だと分かっていたら、これでもう死ぬとか喋れなくなると思ったら、人はキレたり暴言を口にするでしょうか?
日常的に暴言や人に毒を吐く人は、きっと「死」や「最後」なんて、本気で意識したこともないのだろうと感じて表現したマンガです。
テーマを「高校生くらいのいじめ」に絞りましたが、本来はすべての方々に通じる内容だと思います。
いつも最後なんて意識することはない
わざわざ私が 説教じみた事を言うつもりはありませぬw
人間の最後なんて、いつ訪れるのか分かりませんから、日々の積み重ねです。その積み重ねで人間の最後が決まる様な気がします。
小林麻央さんの最後のブログの言葉が「笑顔になれることがありますように」でした。旦那様への最後の言葉は「愛している」だったと伺いました。
彼女の日常が伝わります。
私は恵まれていて、「今日から喋れなくなる日」がハッキリしていました。だから言葉を選ぶことが出来ました。記憶にも残りました。
事故や事件で突然命を落とされたり、大切な人を失った方々のお気持ちを考えます。
徳のある日常を 積み重ねていきたいと思っています。
イラストについて
私はご存じ、腸ろうに15時間かかりますので、ほぼ引きこもりの毎日です。
取材も何も出来ませんので、イラストの参考はネットの画像です。
そうして気が付いたのですが、マンガを描くのに「マンガを参考にする」と、そのプロの方の絵に似てしまいます。
特に今回は初めて「イケメン高校生」らしい登場人物を描きました。
マンガの主人公の男の子って、みんな邪魔くさい前髪がサラサラで、細くて、汗もかかないようなクールな坊ちゃんなのねw ケツが痒くなる!
まだ8作目の私は「ちょっとキツイ目の、反抗期らしい少年」や「怪物」や「ビックリ仰天の少年」を描こうとすると、オリジナルが難しく感じました。
娘が見て「ドラゴンボール」に似ていると言いましたが、そうなのかな?
怪物は「モンスターズインク」の目玉だらけのモンスターを参考にしました。
少しづつ 自分のオリジナル表現が身に付くのでしょうね。
少年漫画っぽいのも描いてみたいなぁ~w
今回もお読みいただいてありがとうございます。
来週は都会に嫁に行った高校の友達が帰省するので、お見舞いに来てくれます。
ですから次回は、12月18日くらいに更新したいなぁ~。
18日は娘の誕生日です。13歳です。
プレゼントは大きな「人間をダメにするクッション」だそうです。