静岡新聞SPORTS

清水 J1死守(中)負傷者続出 オーバーワークも一因

(2017/12/9 11:01)
神戸との開幕戦で左アキレス腱を断裂した清水の河井=2月25日、アイスタ日本平
神戸との開幕戦で左アキレス腱を断裂した清水の河井=2月25日、アイスタ日本平

 今季の清水は、けが人続出の流れを最後まで断ち切れなかった。最悪だったのは8月。登録30人中13人が離脱した。紅白戦も組めず、ユース選手をリーグ戦のベンチに入れた。
 1月16日、沖縄で合宿をスタートさせた。小林監督は早い始動の目的を「体力と精神力の向上を1週間で徹底的にやる」と話した。2季ぶりのJ1。さらにベースを上げることを目指し、選手も高い意識で取り組んだ。
 順調な仕上がりに見えたが、実はオーバーワークだった。「前年の過酷なJ2で稼働率80%以上だった選手が疲弊していた。オフもあまり休まず体を動かしていたようだ」と小林監督は悔いる。影響は開幕前からチームに忍び寄った。主力で最初に長期離脱したのは昨季のダブルボランチ。竹内は開幕直前に右大腿(だいたい)骨骨挫傷で全治5週間。河井は開幕戦で左アキレス腱(けん)を断裂し、復帰まで8カ月を要した。エースの鄭大世は8、10月と2度の長期離脱。全試合に出場したのはJ1仙台から新加入したGK六反だけだった。

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