東京都江東区で富岡八幡宮宮司の富岡長子さん(58)らが殺傷された事件で、現場で自殺した弟の茂永容疑者(56)が富岡さんの首や胸といった急所を日本刀で深く切り付けていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。
東京・江東区の富岡八幡宮の近くで、神社の女性の宮司が殺害され、切りつけたと見られる弟が自殺するなどして合わせて3人が死亡した事件で、女性と弟は宮司の地位をめぐって関係が悪化していたことが知人などへの取材でわかりました。警視庁が事件の詳しいいきさつを調べています。
東京都江東区の富岡八幡宮で7日夜に起きた殺傷事件で、死亡した宮司の富岡長子さん(58)の弟で自殺した住所職業不詳の茂永容疑者(56)が、八幡宮が神社本庁から離脱することに危機感を持っていたことが関係者への取材で分かった。9月に離脱して富岡さんが宮司に就いたため、茂永容疑者が宮司に復帰する道を閉ざされたと感じて自暴自棄になり、襲撃を計画した可能性がある。警視庁捜査1課は殺人容疑で経緯を調べている。