Googleの健康・医療系サイトのアルゴリズム大変動のまとめと考察【随時更新・まだ途中スンマソン】
DeNAが運営していたキュレーションサイトを全部閉鎖して大きなニュースとなった一昨年。
その中でもパクリで炎上した医療系キュレーションサイトWELQの記事の内容があまりにもひどい問題視されたことが発端となったようで、12月6日にGoogle先生がエゲツないアップデートを行いました。(すみません、毎日酒飲んでて出遅れました)
パクリサイト『MERY(メリー)』に記事の削除依頼した結果報告 →そして…再掲するゲスっぷりが凄いわ![祝]NeNAのWELQ(ウェルク)その他閉鎖へ | 笑来
それでGoogleが本気でテコ入れをしてきた形になったわけですね。
このアップデートは医療や健康に関連する検索のおよそ60%に影響を与えるというアナウンスがあるので、その破壊力は抜群でございます。久しぶりにツイッター界隈でも騒ぎになっていて、そこで自分も気が付いてアクセス解析を覗きに行って愕然となりました、はい。
ずっと前の低品質なコンテンツの検索順位を下げたパンダアップデートと、ブラックSEOを対象としたペンギンアップデートでも3~5%のサイトに影響すると言われていたことからすると大きな変動です。
でも、健康や医療サイトだけに限られているということからすると、全体としてはそこまで大きくない変動なんですよね。ホント、無風の人は(°Д°)ハァ?っていうリアクション。
が!
私は理学療法士やら他の医療系やら介護系の資格を複数保有しています。
っていうことで、その知識を大なり小なり使ったサイト作りを全サイトにしているので、いまご覧になっているこの雑記ブログ以外は、ほとんどのサイトで影響を受けていて本当に死にそうです。こんな感じで↓。
そんなわけで、ここまで医療系のサイトで壊滅的、っていうと言いすぎになるかもですが、現在から将来にかけてメモ程度でも残して後と思います。
自分の、いや皆さんの!ユーザーさんの!ブロガーさんの!アフィリエイターさんの!役に立つと思い、眠気と酒に溺れたい欲求を抑えながら 拡散されてちょっとでもリンクを欲s キーボードをカタカタしています。
前置きはそろそろこの辺にしておいていってみましょう。
【もくじ】こんなことが書いてあります的な。 [非表示]
健康系・医療系のアルゴリズム変動の概要とその影響を受けた範囲は?
今回の大きな検索順位の動きの公式アナウンスの主要な部分はこんな所。
- 医療従事者や専門家、医療機関等から提供されるような、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示されやすくなる
- 医療・健康に関連する検索のおよそ60%に影響する
っていう2点のみ。エグい内容なのにあっさりしてるねぇ。 あとは、記事を書くならこんな所を注意してよっていうくらいの注意点みたいな、ヒントみたいな事が書かれていましたね。コレに関しては後述します。
自分がリサーチした範囲や交友のあるアフィリエイターさんからの情報を統合して、影響を受けたアフィリエイトサイトとその範囲は大きくはこんな感じになっちょるよ。
- アフィリエイトサイトじゃなくても検索順位低下
- アドセンスのみのサイトもだめ
- いずれも貼っていなくてもダメ
- 健康食品(青汁、葉酸や妊活等のサプリ全般、酵素ドリンク)等等数え切れない
- 見事なほどキレイに健康や医療サイト全般に順位を下げている(大体半分~3割減位が多い)
- 介護分野もアウト
- 美容系の一部?
- 医療分野じゃなくて保険分野でも順位が下がっている
- ブログ・サイト単位ではなく、記事単位で下がっている
- 医師や医療従事者が記事を書いていなくても順位は下がっている
- 医療系のオンリーワン的な会社も一部飛ばされてる
- 政府機関や学会などのサイトが上がっている
- かと思えば、ペラペラな病院のサイトが上がっている
大まかにはこんな感じなんですが、ちょっと細かなところまで見ていきましょう。補足や分析したやつは下の方ででちょっと触れてます。
自分のところだけじゃなくって、アフィリサイトだろうが趣味でやっているブログだろうが関係なく、医療や健康系のサイトが軒並み順位が低下しています。こんなにキレイに落ちるのかっていうくらいなんで、もうコメントのしようがないくらいスッコーンっと。本当にマジでエゲツない。
一般の方には医療も介護も同じと思われがちですが、ちょっと介護のジャンルも違うんだよなぁ、內容的にもキーワード的にも。でも、同レベルの影響を受けています。
あたり前か?ここで私が気になったのは、「命や健康に関わる情報」以外もスコーンと落ちちゃってるんですよね、問答無用で。注目すべきは、サプリとかやっている方だとすでにおわかりだと思うんですが、成分名なんかのマニアックなとこまで排除している感じ。
その派生した影響があるのかないのかわからないですが、『美容』系のサイトや記事が1ページ目から2・3ページに飛んでいるパターンが多かった です。あ、もちろん圏外になっちゃったのもありました。
ただ、美容ジャンルもダイエットやバストアップ、メイクアップや化粧品など、その中身は多岐にわたるのでそこまで細かく調査はしていませんが、ダイエットや脱毛?とかはGoogle検索の順位の影響を受けていない所もありました。
それで、パシさんのGoogleが医療健康系ジャンルのアルゴリズム更新を行うっという記事でおっしゃられているように、がん保険など医療保険に関しても影響を受けています。自分の所も下がっていました、上位じゃないから影響はありませんが。
保険関係とかは直接命にかかわるものではないじゃん!いいじゃん!とばっちりだよ!とか思ったりもしますがダメなようです。間接的にでも影響ありなんですね。
ここで1番気になったのは、『健康・医療・介護・美容のキーワード』を使っているやつは軒並みもしくは部分的にアウトになっているって言うことですね。
ただ、まだまだ細かな調整が入っているようで、結構なビッグワードで1位~6位くらいをウロウロしています。特にビッグワードで上位表示しているの狙い撃ちみないな。
自分の被害状況と考察 面白い結果が見えた!
自分のサイトのアクセス数は、サイトによりますがPV30%割減りました。思ったより軽かった印象です。
ただ、完全に放置サイトでリサーチやら修正なんて、全く指定なので客観的データを出せないので、申し訳ありません。可能な限り出したいんですが、それも恥ずかしいので勘弁してください。
最初は「アフィリエイトリンクを貼ってると影響を受けたのか?Googleアドセンスのみ貼ってあるサイトはあんまり関係なかったりするのか???」とか思って調べてみましたが、そんなの関係なかったです。
アフィリエイトリンクを貼っているから落ちたっていうツイッターの書き込みを見ましたが、たぶん関係ないです。自サイトで貼ってないのも下落しているし、医療メーカーやらも落ちているし、広告なしのサイトも落ちてるので。
まず間違いないのは、ブログ・サイト単位で順位が下がっているのではなくて、記事単位で下がっているという点。
順位が全く変わっていないのも結構ある。
面白いのは、というか今回の解決の糸口となるのはここ。
2語の複合ワード(わりと大きめ)で以前はずっと1位だった記事があります。
この記事に関して、うちのパクリ・リライトサイトが出てきたことや大手参入で、ここ最近は4~5位になっていましたが、今回のアップデートでそれらが全部消えて、自分が1位に返り咲いて2~4位がツイッターのハッシュダグになってました。(自分より下の方は圏外に。)
ほんとこの何年か同一人物がうちからパクった内容をいくつものサイトにアップして、本当に憎かったんだ( ゚Д゚)ヴォケ!!
ただ、このへんは確認するたびに順位が変わっていて、現在は1~3位がツイッター、4位が自分っていう不安定な状態だけど、ちょっと順位が戻ってきました。
さらに面白いのはここ。
自分で言うのも何ですが、この1位に返り咲いた記事は非常にクソ記事。なんでこんなのが1位やねん!っていうくらいの低品質な文章なわけ。低品質っていうか、もうほぼ全く関係のないことを書いているのに検索上位です。ほぼ、ですよ。名付けて『うんこ長文SEO』ですよ。
そのことをつぶやいたらこんなコメントがありました。
そりゃそうですね、、言葉足らずで申し訳ありません。思いついたまま、読み返すこともなく返信してしまってたので。
もうちょっとわかりやすく言うと、例えば『看護師の転職を受けに行った』というタイトルで、『看護師+転職』というキーワードを入れて記事を書いたとします。
看護師転職にあたり、面接や就職試験の内容は書いてはあるものの、緊張で前日にテレビを見ていたけどその內容が頭に入らなかったわーとか、その日の朝食のメニューやお昼ごはんの內容がどうとか・喉を通らなかったとか、就職試験で話が盛り上がって友達ができたとか、帰りの電車の疲れきったおじさんを見てワロタとか、なんでもぶち込んでしまった記事。
そんな事が書いてあったとして、それって『看護師+転職』というキーワードを検索する人にとって本当に必要なんでしょうか?
いらないですよね。
でもですね、そんな記事が1位になっています。
え???わかりにくいって????www(@^▽^@)ノ
さーせん。
自分の場合、SEOとか全く知らないしキーワード選定ももちろんしていない数年前に書いた記事です。医療の内容を書きつつ、日常と事とかをいきなりぶち込んだりしちゃってたりしてました。その記事が生き残ってるんですよね、しかも今回復活。
つまりはーーー、専門用語を使っていない又は含有率が薄い記事ほど生き残っているっていことなんです。
以前お世話になった方ともお話させてもらいましたが、もう1つ突っ込んだことを言えば普段の日常的な会話で用いられる言葉を使っているとセーフになっている傾向が色濃くあります。
わかりやすくいえば、大便→うんち、陰茎→ち○こ、大腿→あしみたいな感じ。
でも、この辺のことは公式にもアナウンスされてたんですけど、専門用語を連発している記事ではなくて、一般の患者さんや利用者さん向けに書いた記事全般に当てはまってます。だいたいね。
現在、毎日数百万件以上の医療や健康に関する日本語のクエリが Google で検索されています。これを分析してみると、医療の専門用語よりも、一般人が日常会話で使うような平易な言葉で情報を探している場合が大半です。日本のウェブには信頼できる医療・健康に関するコンテンツが多数存在していますが、一般ユーザー向けの情報は比較的限られています。
もし、あなたが医療関係者で、一般のユーザーに向けたウェブでの情報発信に携わる機会がありましたら、コンテンツを作る際に、ぜひ、このような一般ユーザーの検索クエリや訪問も考慮に入れてください。ページ内に専門用語が多用されていたら、一般ユーザーが検索でページを見つけることは難しくなるでしょう。内容も分かりづらいかもしれません。ユーザーがあなたのサイトを見つけるために使用している検索キーワードのリストは、Search Console で確認することができます。もし、そのリストが専門用語で占められていたら、一般ユーザーの多くはあなたのサイトの情報にアクセスできていない可能性があります。
だから、当たり前といえば当たり前なんだけど、これって非常に矛盾がある。矛盾というとちょっと違うけど、それは矛盾と言ってもいいだろうと思う。
詳細は続く。。。
人のサイトの影響を伺いました
…続く…の内容の前に、自分以外のサイトの影響を専業アフィリエイターの方々にお伺いしてきました。
大体は上で言ったとおりなんですが、サプリはやっぱりどこでも壊滅状態な方が多いです。
半分ならまだマシかも。
医療分野で低品質傾向の要素が強かった方は順位が下がったどころではなく、宇宙の彼方に飛んでいってしまっていて順位がついていません。ほぼ全ページでアクセスはゼロに等しい状態となっています。
薬やさ ぷ り の成分などを記載したも影響を受けていますが、もっとマニアックな部分まで踏み込んでいるのは影響を受けていません。っていうか、それは記事数自体が少ないっていう要素もあるけど。
治療方法や特に医師の領域の內容は大幅ダウンしているっていう、医療従事者系のブロガー意見が割りと多い。
↑おかしくない??????
↓これ、ちょっと洒落でつぶやいたんだけど、調査してみるとあながち間違っていなかった。
健康・医療系アルゴリズムバイビーアルゴリズムの問題点
発表内容や現時点の流れをまとめるとこんな感じ。
- 医師や医療従事者が書いているものを順位あげる
- でも、一般の人にもわかりやすく普通の言葉で書いてよ
- そんなの書ける専門家ってそういなくね?
- 信頼のある政府機関やエビデンスがしっかりしている学会とかの順位もあげちゃうよ。それだとみんな安全で安心だよね!
- でも、それって見にくいし、専門用語ばっかりじゃないの?
そもそも医療従事者や医師が書いた記事ってどうやって判断するの?
自分以外の医療系ブロガーも軒並みアウトになっているし、医師が書いたブログもアクセス減少してるって言ってるじゃないの。全く結果に一致していない。
だめじゃん。
一部の人間は正しい検索結果だ☆-(ノ゚∀゚)八(゚ω゚ )ノ ィェーィっていってるんだけど、それは情報収集能力に長けていて、良し悪しの判断が自分でできるリテラシーの高い人が言ってるだけだと思うんですよ。
うちのお母ちゃんが現在の検索結果で、自分で最適な情報を得て処理できるとは到底思い得ないんです。
想像してくださいよ。政府のサイトとか見せて、自分のおとん・おかん・おばあ・おじいがわかる???わかりやすい???見やすい???
クズサイトが飛ばされてさすが!見やすくなった!使いやすくなった!Google神、とかいうコメントがたくさん見られますが、それも一つの意見ですがかなり一方的な意見かなぁと。
実際に検索クエリによっては、公的機関や信憑性の高いサイトが検索上位に来ているのは事実ですが、それ自体正しい(かも)しれないことを記載してあっても、強烈に見にくかったりするわけで「ユーザーの役に立つ」とは少しずれている感が否めない。
その☆-(ノ゚∀゚)八(゚ω゚ )ノ ィェーィっって言っている人にも言いたいんですが、医学論文もテレビで捏造って言ってましたよね。それって日常的にあるし自分のところにも論文のデータをちょいちょいっといじっている內容なんてザラに目にする。
医療だろうがなんだろうが、本音と建前が絶対にあるし大人の事情が絡まない業界はない。医療分野は別だとか言う人がいたら、まず近藤誠先生の本を一冊くらい読むと、何となく分かるだろう。
医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法 (アフィリンクじゃないです)
次いで、一般の人にわかりやすく記事を書いてくださいっていうのも違和感がある。
もちろん、わかりやすく書くことは大事だし必要なことだとは思います。ただ、専門家が専門用語を使うのは当たり前だし、それを噛み砕いて表現するもの大事だ。
それはわかるが、ただの医療関係者がそこまでライティングできるのかは疑問だ。疑問ていうか、愚問だろう。
いずれにしても、今回の変動は良かったと言っている人も一定数いるし、プラスになった部分はあろうかと思う。
けれども、相対的に見ると改悪に近いと思っている人が多いんじゃないでしょうか?
アフィリサイトが悪とか、健康や医療をお金儲けにするのがいけないみたいな風潮。あれ、大っ嫌いです。
中にはエゲツないことをやる方もいらっしゃると思いますけど、リアル・非リアルともに交流のあるアフィリエイターさんの中にはいらっしゃいません。
むしろ、見やすくて簡潔にまとめられているアフィリサイトの方が、理論硬めしまくって意味がわからないお医者さんのブログよりは100倍有益だと思うんですよね。
って言うところで、ちょっと深夜に帰ってきて書きなぐったが、まあこんな感じでひとまずアップします。誤字脱字、違和感のある切り返し、しばらく我慢してくださいwww
睡眠3時間が続き、忘年会シーズン。サラリーマンは辛いっすわああ。またしっかりと追記します。ごめんなさい。
ブログのアクセス数・成約数が減って良かったこと
対応策
スポンサードリンクもっと関連記事を読んじゃう
- パクリサイト『MERY(メリー)』に記事の削除依頼した結果報告 →そして…再掲するゲスっぷりが凄いわ![祝]NeNAのWELQ(ウェルク)その他閉鎖へ
- 失敗しない最適なドメイン名の決め方と上手に取得する手順
- FC2ブログの大量ID削除・アカウント凍結の原因・理由と対策を考えた[個人的見解を含む]
- 『笑来』ブログ運営者プロフィールとブログの趣旨について
- SEOを意識したorしないブログタイトルのつけ方のコツとメリット・デメリット
- FC2ブログのアクセス減少とインデックスされない原因分析の対策をしています
- 1ヶ月ブログを更新しなかったらアクセス・収入がどう増減するか? Googleクローラーの巡回頻度がSEOに有利か実験してみた
- FC2ブログの有料プランで広告非表示にして、スマホのオーバーレイとか貼ってみました
- KAETEN SEO対策済みテンプレートを使ってブログをもっと楽しく書こう![サンプル・レビューあり]
- ジャンルを絞らず何でも書く雑記帳ブログを続ける理由とメリット
- Googleの検索結果に著者情報が表示されない原因と対処方法
- 1ヶ月間ブログを毎日連続更新してアクセス増えた!?アフィリエイト収入は?今後の方向性はどうする?
- FC2ブログのアクセス低下とインデックスされない問題のその後
- FC2ブログのインデックスが再び減った!けど、アクセス数は変わらない理由
- ブログの楽しみ方はアクセス解析を少ない方から見る事!みんなエロ過ぎじゃないのか?[話のネタ帳@ちょっとまじめ要素も]
- SEO対策済みカエテン テンプレート導入後のアクセスアップの変化と使いやすさ