78年前のカラー映像発見 ニューヨーク万博やヒトラーの式典

78年前のカラー映像発見 ニューヨーク万博やヒトラーの式典
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1939年にアメリカ・ニューヨークで開かれた万国博覧会などの様子を日本の写真関係者が撮影したカラーの映像が見つかりました。当時のカラー映像は珍しく、専門家は「対外関係が悪化する中、宣伝戦略を練るために国の調査の一環として撮影されたものと見られ、大変貴重だ」と指摘しています。
この映像は戦前から戦後にかけて、写真広告や雑誌の出版などに関わった山端祥玉の遺族が保管していました。

およそ30分に及ぶカラー映像が白黒の映像とともに16ミリフィルムに残され、今から78年前の1939年にニューヨークとサンフランシスコで開かれた万国博覧会の様子などが記録されています。

このうち、ニューヨーク万博は「日本館」の建物や日本庭園が映されているほか、ほかの国やアメリカ企業のパビリオン、それにさまざまな民族衣装を着た人たちの様子が撮影されています。

また、このあとドイツを訪れて撮影したヒトラーの観兵式の様子なども残されていました。

日本カメラ財団の白山眞理調査研究部長によりますと、当時のカラー映像は珍しく、今回見つかった映像は日本人が万博を撮影した初めてのカラー映像と見られるということです。

山端祥玉は日本館に展示された写真パネルの製作のために派遣されましたが、当時の内閣情報部から欧米各国の宣伝戦略を調査するよう依頼されていたと未公開の伝記で明かしています。

白山部長は「日中戦争の長期化で対外関係が悪化する中、宣伝戦略を練るために国の調査の一環として撮影されたものと見られ、そうした背景を研究するうえでも大変貴重な資料だ」と話しています。

この映像は9日、東京・千代田区で開かれる山端祥玉についての講演会で上映されます。

78年前のカラー映像発見 ニューヨーク万博やヒトラーの式典

1939年にアメリカ・ニューヨークで開かれた万国博覧会などの様子を日本の写真関係者が撮影したカラーの映像が見つかりました。当時のカラー映像は珍しく、専門家は「対外関係が悪化する中、宣伝戦略を練るために国の調査の一環として撮影されたものと見られ、大変貴重だ」と指摘しています。

この映像は戦前から戦後にかけて、写真広告や雑誌の出版などに関わった山端祥玉の遺族が保管していました。

およそ30分に及ぶカラー映像が白黒の映像とともに16ミリフィルムに残され、今から78年前の1939年にニューヨークとサンフランシスコで開かれた万国博覧会の様子などが記録されています。

このうち、ニューヨーク万博は「日本館」の建物や日本庭園が映されているほか、ほかの国やアメリカ企業のパビリオン、それにさまざまな民族衣装を着た人たちの様子が撮影されています。

また、このあとドイツを訪れて撮影したヒトラーの観兵式の様子なども残されていました。

日本カメラ財団の白山眞理調査研究部長によりますと、当時のカラー映像は珍しく、今回見つかった映像は日本人が万博を撮影した初めてのカラー映像と見られるということです。

山端祥玉は日本館に展示された写真パネルの製作のために派遣されましたが、当時の内閣情報部から欧米各国の宣伝戦略を調査するよう依頼されていたと未公開の伝記で明かしています。

白山部長は「日中戦争の長期化で対外関係が悪化する中、宣伝戦略を練るために国の調査の一環として撮影されたものと見られ、そうした背景を研究するうえでも大変貴重な資料だ」と話しています。

この映像は9日、東京・千代田区で開かれる山端祥玉についての講演会で上映されます。