これは VOYAGE GROUP Advent Calendar 2017 - Qiita の 7 日目の記事です。
インターンをやった話をしようと思ったのですが後回しにして、今伝えたい気持ちが強い QMK Firmware の話をしますね。
弊社ではキーボードやディスプレイ等を購入する支援制度があり、キーボードにこだわりがある人は多いです。自分の席を見回しても Kinesis のキーボードや ErgoDocs EZ を使用している人、自作キーボード勢がいたりしますね。自分は Let's Split というカワイイキーボードを使っています。
Let's Split の良さも紹介したいのですが、キーボードは手に馴染んだり思い入れのあるものを利用してくれればそれでいいです。今日は Let's Split を作成しているときに利用したファームウェアである QMK Firmware を紹介します。
QMK Firmware は Atmel AVR マイコン等向けのファームウェアです。ファームウェアをビルドして書き込むことで、任意のキーマップにすることができます。自作キーボード界隈では AVR マイコンを利用することが多いみたいですね。ErgoDox EZ も AVR マイコン搭載の基板上で動いているので QMK Firmware が利用できます。
QMK Firmwaer はキーマップを変えるだけではなくいろいろな機能があり、それらを利用することでキーボードをもっとパワフルにできます。
いくつか機能があるのですが、自分がみんなに QMK Firmware を知ってもらいたいという気持ちになった機能をいくつか挙げます。
Layer
- キーボードマップのレイヤーを任意に変更できます
- あるキーを押している間や押したりすることで切り替えることができます
- キー数の少ない 40% Keyboard を利用したりするときに重宝します
Auto Shift
- QMK Firmware で一番好きな機能です
- 一定時間キーを押していることで Shift が効いたで状態でキーを押したの同じ効果になります
- デフォルトは結構長く押していないと Auto Shift されないのですが、130ms と短めに調整すると気持ち長く押すだけで Shift が効いて快適に利用できました
Leader Key
Mousekeys
- こちらも自分で使っていないのですが、マウスやクリックをエミュレートできます
- マウスにまで手を伸ばすのが億劫だったり赤ポチがキーボードにない人向け
Tap Dance
- キーを複数回叩くたびに挙動を変化させます
- たとえば
(
キーを 1 回叩くと[
, 3 回叩くと{
というふうな動作を指定できます - 括弧周りならとりあえずこれを叩いておけばオーケーみたいになるので便利
おわり
あとは One Shot Key など色々ありますが上記の機能が特徴的です。 Auto Shift があるだけで QMK Firmware を書き込めない他のキーボードには移れないですね。
VOYAGE GROUP アドベントカレンダー、明日は nakano_tomofumi さんの iOS UU 推定です。 アドテクをやっている仕事柄、UU 推定をすることは結構あるので楽しみです。
VOYAGE GROUP アドベントカレンダーも気になりますが、自作キーボードアドベントカレンダーも面白そうなので、QMK Firmware に興味を持った方はぜひチェケラ。