日本時間12月8日に開催された世界最大級のゲームアワード「The Game Awards 2017」が終了した。今年は29種類のアワードが贈られた他、様々な新発表もあった。

その年のベストゲームを決めるゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)のアワードは「Horizon Zero Dawn」、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」、「ペルソナ5」、「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」、「スーパーマリオ オデッセイ」の5作品がノミネートされ、ゼルダが栄光を勝ち取った。

The Game Awardsは2014年から開催されているが、日本のゲームがGOTYに選ばれたのは今回が初めてとなった。「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」は他にもベストアクションアドベンチャーゲームとベストゲームディレクションのアワードを受賞した。

「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」がGOTYに選ばれると観客から大きな声援が送られ、プロデューサーの青沼英二とディレクターの藤林秀麿は思わずガッツポーズしてからハグした。

画像はThe Game Awards 2017から。

大興奮の青沼はマイクに向かって「サンキューアメリカ!」と叫んでから日本語に切り替え「このゲームを作ったすべてのスタッフを代表してこの素晴らしい栄誉に感謝します」と述べた。青沼は嬉しさのあまり、つい忘れていたメモを取り出し、「ノミネートされた他のすべてのゲームの皆さんもおめでとうございます」と他の作品にも敬意を払って締めくくった。

青沼にトロフィーを手渡されると藤林は「いろいろと考えてきたんですけど、もうダメだ……忘れた!」とこちらも大興奮状態。「……本当にゲーム作ってきてよかったです」

画像はThe Game Awards 2017から。

少し落着きを取り戻すと、藤林は本作が開発チームの挑戦と冒険の末にできたゲームであると話し、そうすることでチーム全体が大きく成長したことを説明した。

青沼は最後に「この賞をいただいた喜びを胸に私たちはこれからも皆さんの期待に応えられるような素晴らしい、驚きに満ちたゼルダを作っていこうと思いますのでご期待ください」とシリーズの今後に対する期待を膨らませる言葉をファンに送った。

普段は落ち着いた雰囲気の2人がここまで興奮しているのを見ていると、受賞した喜びが日本にまでひしひしと伝わってきた。「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」は本日からDLCの第2弾「英傑たちの詩」も配信しているので、こちらで引き続きリンクの冒険を楽しんでいこう。