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会社の先輩「は〜い。今からブレストはじめたいと思いま〜す」

・・・

(・・・・空気がどんよりしてる😫 )

(・・・・・早く終わらないかな😫 )
わかります? ブレストなのに完全にお通夜😵

ブレストとは、複数人で集まってアイデアを出し合うこと💡💡💡
1人では思いつかないようなアイデアを出すために開かれる会議のようなものです。

ぼくが働く部署では毎週月曜日にブレストがあるのですが、とても憂鬱でしょうがないです……😞
ブレスト以外だと普通に発言できるのに、いざブレストがはじまると何も発言できなくなって、なにもアイデアが思い浮かばなくなる〜〜〜
それに誰かが発言しても全然盛り上がらず、ただただ無情に時が過ぎていく〜〜〜
マジでどうしたらいいんだろう😇
と、悩んでいた11月のとある日。上司が突然、横浜にある「面白法人カヤック」という会社に連れて行ってくれました。

カヤックは、「面白く働く」をモットーにしている会社です。
サイコロを振って毎月の給料を決める「サイコロ給」や、Googleの検索結果を応募者の履歴書代わりにする「エゴサーチ採用」など、既存のやり方にとらわれない斬新なアイデアで、いつも世の中を驚かせています🙂
そんなカヤックが、どうやらブレストカードなるものを発売したようです🙄

その名の通り、カヤック流のブレスト、アイデアの発想法を体験できるカードゲームです。
謳い文句は「アイデアが出せるカードゲーム!」
ほぅ……ほんとうかな?🤔🤔🤔
普段のブレストでアイデアが全然でないのに、こんなカードを使うだけで、なにかが変わるわけなくない???
いまいち信じられない……でもせっかく来たのでとりあえず使ってみる。

教えてくれるのはこの3人。

ブレストカードを作ったカヤックの人たち。左から八木原さん、三好さん、氏くんさんです。
氏くんさんは、日常をポエム調に綴った「あたりまえポエム」でも有名な方です。
そんな3人が説明してくれたブレストする上での大前提がこれ!

カヤック八木原さん「どんな球(アイデア)がきても、とにかく拾うこと。暴投大歓迎! とにかく人のアイデアに乗っかってください!」
そうは言っても、いきなり初対面の人たちの前でアイデア言うのはずかしい😫

いざ「これからブレストしましょう!」と言われても、人見知りが発動して絶対無理です🤐
カヤック八木原さん「いきなりアイデアを出すようなことはしません。ブレストには3つのステップがあるので、まずはアイスブレイクからはじめましょうか」
💡ステップ1→ブレスト前にまずは緊張をほぐすアイスブレイク

アイスブレイクとはブレストを始める前に緊張を解きほぐすための準備運動のようなものです。
このカードを使ったアイスブレイクはこんなルール。

ぼく「(面白法人で働く人の前で言うのか……)これ、面白いこと言わなきゃいけないんですか???😥」
カヤック氏くんさん「つまんなくていいです。逆につまんないことに対して、みんなでほめるというのが事前の空気作りでかなり重要になります。普通のことでいいんです」
カヤック八木原さん「10秒ですよ。別にウソでもいいんです。だって夢なんて覚えてないし。つまんなくてもいいです。だって夢で見たんだからしょうがない」
ということで、早速、山札から2枚めくります。

ぼく「え? なにこれ????」
みんな「はい、10,9,8,7」
ぼく「え? え? え? ちょ、あ……あの昨日、夢で……ぁの……え……数字の歌を歌った気がする……」
(めっちゃ面白くないこと言ってしまった!!!! なに数字の歌って? あああああああああああああ!!!!)
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カヤックの人たち「いいねー! いい夢だねー!」
カヤック八木原さん「最高だねー!!!」
カヤック三好さん「どういう歌だったのか気になるな〜〜〜」
同僚「EDMかな〜〜〜???」
上司「いいね〜〜〜〜」
めっちゃ気持ちいいい😆😆😆

なにこの幸せな世界???
ひたすらほめあうことで、その場が一気に笑いで包まれて和みました。
みんな笑ってる。
すごい😻 幸せ😻 最高😻
カヤック八木原さん「自分はなにを言ってもいいんだ。自分がこの場の中で承認されてるという空気を作るのが重要で、どんどんみんなが言ったアイデアに乗っかって、アイデアを出しやすくしてあげるのがアイスブレイクの目的です」
たしかに、承認欲求がめっちゃ満たされる感じがする!!!
こうして発言しやすい空気を作ったあと、いよいよアイデアを発表する💡ステップ2→「発想」の始まりです。


実際にやってみるので、ちょっとどんな感じか見てみてください。
最初のターンは上司。
いつも突拍子も無いことを言ってくるので、どんなアイデアが飛び出すのか楽しみです。
引いたカードはこれ。何に見えますか?

みんな「おー!」
上司「…………なるほど」
いつも静かで表情を変えない上司ですが、なんだか苦しそうな顔をしています。
上司「うーん……これは………」

上司「これは、あれですね。メールに関するクイズです」
みんな「そのまんまwwwwwwwwww」
みんな「wwwwwww」
みんな「wwwwwwwwwww」
三好さん「いやいやいやいや〜〜〜www メールクイズって言ってもいろいろあるよ〜〜。ビジネスだと結構わかりづらい礼儀とかありますからね」
上司「じつは『了解しました』はダメで、『承知いたしました』のほうが良いみたいな。正しいものを選ぶとか。それだと敬語クイズになっちゃうね」
ぼく「敬語クイズでもよくないですか?! てか普通にビジネスマンクイズみたいな感じでもバスりそうですね!」
カヤック八木原さん「そうそう! その感じです! どんどんアイデアに乗っかってください!」

カヤック八木原さん「実際には『発想』のあとの『乗っかり』が大事なんですが、みなさんはこの段階でできてます」
「あとブレストカードは、普通のことを言うだけで笑いが生まれるという謎の現象がよく起きるからいいんですよ(笑)」
まさにその通りの現象が起きました。
普通に見えるアイデアでも、まず笑いが起きて、そこから周りが乗っかることでビジネスマンクイズや敬語クイズなど、いろんなアイデアに膨らんでいきました。
なんかブレストが楽しい😍😍😍

いつも静かな同僚たちも、自由に発言して楽しそう。
続いてカヤック三好さんのターンです。
ブレストカードを作った人ですし、ブレストのプロ中のプロのはず。
どんな斬新なアイデアが飛び出すのでしょうか!?
引いたカードはこれ! みなさんも連想して「あたらしいクイズ」を考えてみてください!

カヤック三好さん「あ〜ドアね……あーやばい」
みんな「おお???」
カヤック三好さん「あーやばいやばい」
みんな「おおおおお???」
カヤック三好さん「まったく何も思いつかない……www」

みんな「wwwwwww」
カヤック三好さん「あのねーこれやばいわ。あれだね……w」
「もう何も思いつかないw」
「ちょっとあのーどうしようこれwww」
「『どこでもドア』を開いたらしずかちゃんがお風呂に入ってるシーンとかよくあるよねw」
上司「しずかちゃんのお風呂につながるドアはどれ? みたいな3択クイズもいいですね」
みんな「wwwwwwww」
ぼく「自動ドアの写真からどこのコンビニか当てるクイズは? ファミマだったら白いとか特徴ありそう」
同僚「あ! ドアを開けたらどこにつながってるでしょう? みたいなワープクイズも良さそう!」
カヤック三好さん「それで最後の問題に自分の家のドアが出てくるとかwww」
みんな「こわっwww それホラーじゃんwww」
カヤック三好さん「これでホラークイズできるじゃん!!!」
ふざけてもいい、大事なのは質より量

カードを引くと、あまりにイラストとお題がかけ離れすぎていて、なにも思い浮かばないなんてことも結構あります。
それでも30秒という制限時間の中で、お題に対してそのイラストをいろんな方向から咀嚼して、なんとか結びつける。
そうすることで、逆に今までになかったアイデアが生まれるきっかけになります。
カヤック八木原さん「別に(何も思い浮かばなくて)ふざけるのもいいんですよ。大事なのは質より量なので、脱線するのもいい。ブレストに慣れてくると、脱線してもちゃんと戻ってこれるようになりますしね」
「どこでもドアを開くとしずかちゃんがいる」みたいに、ふざけているような一言でも、一緒に参加してる人が乗っかってくれる。
ぼくの場合は、むしろ他の人が発言したアイデアから連想する方が、思いつきやすいくらいです。
30分のブレストで2週。生まれたアイデアは普段の2倍。

通常のブレストでは1時間かけても、すでに試したことのあるようなアイデアばかり出がち。量も少ない。
でもブレストカードを使うと、30分でこれまでになかったアイデアがいつもの倍は出ました! 今回でいうと15個のあたらしいアイデアが生まれました。
たとえばこのイラストからは……

ブレストカードを使って気づいたこと

もう、めちゃくちゃあります。
《気づいたこと👍》
⭕普段のブレストでは確実に出てこないアイデアが生まれた
⭕イラストなので、絵からいろんな想像ができる
⭕発言するハードルが低いので気軽に話しやすい
⭕いつもお通夜みたいだったブレストが、友だちと雑談してる感じになる
⭕「質より量」「アイデアに乗っかる」とか、頭では理解していたつもりのことが、いかに実際にはできていなかったのかを思い知った
⭕ブレストは本来楽しい😍😍😍
特に重要だと思ったのが、氏くんさんが最初に言っていた……
⭕「つまんないことに対して、みんなでほめる」ということはマジで大切。
当たり前のようにも思えるのですが、これまでのお通夜ブレストを思い返すと、
誰かがアイデアを出しても、
「いやいや、そんなんじゃダメ。それよりも、これの方がよくない?🤔 」
とか、
「そんなのできないよね?🤔 」
みたいに、最初から気持ちが沈んでしまっているのか、他人が出したアイデアに乗っかるのではなくて、否定していたように思います。
これじゃ、ブレストをしても遠慮や怖気づいてしまって何も言えなくなるわけです😰
頭ではわかっていても、いつのまにか「量より質」に傾き、全然「乗っかる」ことができていなかった。
でも、「つまんないことに対して、みんなでほめる」ことを意識するようにしてから、お通夜のような空気が一気に変わりました。
ブレストカードは、「アイデアが生まれる」ということももちろんですが、「アイデアを出す空気作り」という面でも、かなりの効果を発揮してくれるアイテムだと感じました👏
本当に悩んでいたので、ブレストカードはマジで最高😻

冒頭にブレストで悩んでいると冗談っぽく書いたのですが、実は本当にここ何ヶ月かずっと悩んでいた問題だったので、ブレストカードには感謝しかない!
「ブレストに悩んでる人はみんな買え!」とか、そんなことを言うつもりはまったくないのですが、なんとなく今の状況を変えたいと思っている人は、試してみてもいいのではないでしょうか!
きっと買う価値はあると思います👍
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