1305年 |
仁和寺日本図(日本最古の手書き日本図)。 |
1595年 |
オルテリウス(オランダ)の地図帳に原形に近い日本図(ティセラ(ポルトガル))初出。 |
1635年 |
鎖国令 |
1672年 |
「東西海陸乃図」、瀬戸内海に正確な海図。 |
1792年 |
眉山火山(島原半島)の崩壊による有明沿岸への大津波。 |
1821年 |
伊能忠敬 日本沿海地図完成(測量 1800~17)。 |
1845年 |
「全流潮路記」、近代的海図と水路誌。 |
1853年 |
江戸幕府東京湾を測量し「内海浅深測量乃図」を作成。 |
1855年 |
幕府長崎に海軍伝習所を開設し、航海・測量の教育を行い技術者の養成を計る。 |
1862年 |
幕府海軍福岡又右衛門、柳 楢悦(後に初代水路部長)らオランダ人より測量術を学び、尾張、志摩、伊勢沿岸実測。 |
1869年 |
柳 楢悦、英艦シルビア号と瀬戸内海共同測量。 |
1870年 |
柳 楢悦、第一丁卯(だいいちていぼう)に乗り込み、シルビア号と共に的矢、尾鷲湾の測量に従事。 |
1871年 |
明治新政府海洋調査事業を開始(兵部省水路局の設置、現海上保安庁水路部、世界で7番目の水路部誕生)。 |
1872年 |
日本図海図第一号「釜石」刊行。 |
1874年 |
津軽海峡海底電線敷設測量(敷設測量のはじめ)。 |
1879年 |
東京地学協会設立。 |
1880年 |
日本地震学会創立(1882自然消滅、1974再発足)。 |
1896年 |
三陸地震津波。 |
1910~11年 |
白瀬中尉、開南丸による南極探検。 |
1911年 |
父島、硫黄島の経度測量(無線電信の利用)。 |
1914~16年 |
第一次世界大戦 |
1914年 |
日本近海磁針偏差図刊行(水路部)。 |
1917年 |
日本沿岸の水路測量一段落(測量開始以来47年間要す)。 |
1920年 |
水路測量及び海図作成にメートル法採用。 |
1923年 |
関東大震災(9月1日)に伴う相模湾測量(震源域調査のはじめ)。 |
1925年 |
測量艦「満州」マリアナ海溝で9,814mを測量(鋼索測深の世界記録)。
理科年表創刊、日本地理学会創設。
日本で音響測深始まる(「満州」にF式音響測深機を搭載)。 |
1928年 |
和達清夫 深発地震の発見。 |
1929年 |
水路部日本近海水深図刊行(海底地形図のはじめ)。
松山基範 地球地場の反転を示す岩石の発見。 |
1934年 |
呂号57潜水艦による日本海溝の重力測定。 |
1935年 |
音響測深値を海図に採用決定。 |
1938年 |
桑原 新、水中音速改正表を考案、音響測深の採用に拍車。 |
1940年 |
国産記録式音響測深機開発(陽光丸、富士丸に装備)。 |
1941~45年 |
第二次世界大戦 |
1941年 |
日本海洋学会創立。
国産艇用音響測深機の製作。 |
1949年 |
水路部日本近海底質図の刊行(底質図のはじめ)。 |
1951年 |
極浅海用音響測深機の開発(日電)。
北大くろしお号で206m潜水。 |
1951~52年 |
水路部全国汀線測量。 |
1952年 |
海底火山(明神礁)調査で水路部「第五海洋」遭難、31名殉職。
田山利三郎 「南洋群島の珊瑚礁」著す。
この頃から大陸棚鉱物資源調査。 |
1954年 |
青函海底トンネル計画に伴う海底調査始まる。トンネル本坑貫通1985年。
日本測地学会創立。 |
1956年 |
国際地球観測年(IGY)事業として第一次南極予備観測(巡視船「宗谷」)。
海底重力計による地質構造調査始まる。
海底試錐機の試作(津軽海峡で実施)。 |
1957年 |
明石海峡・鳴門海峡測量(渡海架橋測量のはじめ)。 |
1958年 |
国土総合開発のための島原湾調査(海域における国土開発調査のはじめ)。
日仏共同バチスカーフによる日本海溝潜水調査。
ロックヘラー財団の援助により気象庁「凌風丸」に深海観測装置装備される。
深海研究委員会が組織され多角的調査本格化(~1962)。 |
1960年 |
測量船「拓洋」日米間海底ケーブル敷設に伴う海底調査。 |
1961年 |
地震研究所、海底地殻熱流量測定装置の開発。
地質調査所、国産スパーカーによる東京湾調査。
東大、弦重力(SSG2-1)による東京~三宅島間の船上重力測定に初めて成功。
アルキメデス号(仏) 日本の周辺海溝で9,500mに潜航。 |
1962年 |
音響掃海機の開発(産研)。
東大海洋研究所設置。
東海大に初の海洋学部設置。
精密深海用音響測深機(PDR)開発(日電)。
日本海溝横断の地殻熱量測定。
海洋地質研究会発足(~1972)。 |
1963年 |
日米科学協力事業による海底地球物理研究発足。 |
1964年 |
地球内部開発計画(UMP)に基づく海底調査(~1966)。
国産サイドスキャン・ソーナ開発(地調)。 |
1965年 |
国の地震予知計画発足。
南極観測艦「ふじ」(7,760トン)新造。
水路部に日本海洋データセンター(JODC)設立。
東大海底地震計を実用化。 |
1966年 |
よみうり号(36トン)甲浦沖320m初潜航。
化石温度計による古水温測定(東北大)。
海洋地名打ち合わせ会発足、海洋地名の標準化はじまる(水路部)。
研究船「白鳳丸」(3,226トン)新造(海洋研)。 |
1968年 |
大陸棚の海の基本図測量にともなう20万の1の海底地形図、地質構造図、地磁気全磁力図、重力異常図刊行開始(水路部)。
測量船「明洋」全長570Kmに達する富士深海長谷を発見。 |
1969年 |
南太平洋でのマンガン団塊の調査本格化。
600m級潜水調査船「しんかい」建造(科技庁)。
海洋研、酸素同位体比による古水温変化の研究。 |
1970年 |
普及誌「海洋科学」、「オーシャン・エージ」出版される。 |
1970~74年 |
マラッカ・シンガポール海峡4カ国共同測量。 |
1970年 |
海洋科学技術審議会答申(海洋開発の方向付け)。
石油・天然ガス開発の促進のための組織的物理探鉱概査、海域で始まる(通産)。 |
1971年 |
海洋科学技術センター発足。 |
1972年 |
測量船「昭洋」(2,200トン)竣工(水路部)、大陸棚調査に活躍。
国土地理院、沿岸海域基礎調査開始。 |
1973~77年 |
国際地球内部ダイナミックス計画(GDP)開始。 |
1973年 |
小笠原諸島西方の海底火山の噴火により西ノ島新島誕生。
本州南岸、日本海で堀削(DSDP)。 |
1974年 |
国の火山噴火予知計画始まる。
地調に海洋地質部。
二重深発地震面の存在が明らかになる(東北大)。
地質調査船「白嶺丸」(1,821トン)建造(地質調査所海底地質調査、マンガン団塊調査等に活躍)。 |
1975年 |
1/5万海底地形図、海底地質構造図刊行開始(水路部)。
初の国産調査ロボット(三井造船)。
琉球大に海洋学科。
地調、海洋地質図シリーズ刊行開始。 |
1977年 |
物理探査専用船「開洋丸」(990GT)就役。
海洋2法(領海法、漁業水域に関する暫定措置法)。
国際深海堀削計画(IPOD)による日本海溝、北部フィリピン海の堀削。
海洋科学講座15巻刊行(東大出版会)。 |
1978年 |
海洋科学基礎講座13巻、補巻1刊行(東海大出版会)。
「大規模地震対策特別措置法」施行。
海底地震計による実用観測開始(気象庁)。 |
1980年 |
海洋開発審議会「長期的展望に立つ海洋開発基本構想と推進方策」を答申。
測量船「昭洋」、銚子沖にて日本海溝に潜り込む第一鹿島海山を発見。 |
1981年 |
潜水調査船「しんかい2000」進水(科技庁)。
リソスフェア探査開発計画(DELP)を学術会議が勧告。 |
1982年 |
地調、日本地質アトラス出版。
南極観測船「しらせ」(11,600トン)完成「ふじ」に替わる。
日仏共同KAIKO計画発足。
国際深海底堀削(IPOD)三陸沖で行われる。 |
1983年 |
国際地球観測百年記念式典(日本学術会議)。
2代目「拓洋」(2,600トン)、ナローマルチビーム測深機搭載。高密度、高精度測量時代の始まり。
測地衛星の観測により日本列島のズレを検出(水路部)。
「しんかい2000」による潜航調査はじまる(科技センター)。 |
1984年 |
「拓洋」世界最深部(チャレンジャー海淵)の精査を行い、位置(11゜22’N、142゜36’E)と水深(10,924m)を確定。 |
1984~85年 |
「ジャン・シャルコ」、「ノチール」(仏)海溝調査。 |
1985年 |
日仏日本海溝共同調査(KAIKO計画)。
国際リソスフェア探査開発計画(DELP)はじまる(~1989)。 |
1986年 |
伊豆大島噴火、島民(約1万人)の島外一時避難(29日間)。
測量船「拓洋」伊豆・小笠原海溝を跨ぐ海嶺を確認。
自動図化方式による第一号海図「ベンクル至スンダ海峡」を刊行(水路部)。 |
1987年 |
大型無人潜水機の開発(科技センター)。
第四紀学会「日本第四紀地図」を刊行。 |
1988年 |
「海洋調査技術学会」発足。 |
1989年 |
測量船「昭洋」搭載の自航式ブイ「マンボウ」伊東東方沖海底火山噴火に伴う手石海丘の存在と火口から沸き上がる気泡を確認
1989年 第二次日仏海溝調査計画。1989年 「しんかい2000」沖縄舟状海盆の伊是名海穴でブラックスモーカー発見。
潜水調査船「しんかい6500」竣工(海技センター)。
海洋研究船、二代目「白鳳丸」(4,000トン)竣工(海洋研)。
完全自律型無索無人潜水機の開発(生産研)。
日本海の基盤堀削(ODP).
西太平洋の磁気異常模様の編集と年代同定(海洋研)。
伊豆一小笠原弧堀削(ODP)。
「ノチール」(仏)、南海トラフ潜航(日仏KAIKO-NANKAI計画)。 |
1990年 |
四国沖の付加体堀削(ODP)。 |
1991年 |
「しんかい6500」潜水調査開始(科技センター)。 |
1992年 |
縮尺50万分の1、南海トラフ、相模トラフの海底地形図、同地質構造図刊行(水路部)。
地震波トモグラフィーによるマントル内部構造の解明(地震研)。
音響による画像伝送装置の開発(科技センター)。 |
1993年 |
「しんかい2000」火山フロントから初の熱水鉱床発見(科技センター)。 |
1995年 |
RTK-GPSの導入により、港湾域での位置精度飛躍的に向上。
海域を含む全国活断層調査始まる。
世界初の航海用電子海図(ENC)刊行(水路部)。 |
1996年 |
自律型海中ロボットの自律潜航に成功(生産研)。
国連海洋法条約批准、国民の祝日「海の日」制定(7月20日)。 |