五木寛之の百寺巡礼 「神宮寺、高台寺、那谷寺、東福寺」
2017年12月8日(金) 22時00分~22時54分 の放送内容
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創建以来一貫して神仏共存の寺「神宮寺」、秀吉の菩提を弔うため妻ねねが建てた「高台寺」、泰澄により開かれた「那谷寺」、京都五山に数えられた名刹「東福寺」を訪ねる。
番組内容
- 神宮寺
- 神宮寺(福井県)は、奈良時代の創建以来一貫して神仏共存の寺。若狭湾の港から東へ向かった山間にたたずむ。しめ縄を張った本堂の内陣には仏像と神号が隣りあって祭られ、一礼、拍手、合掌の順に参拝。また、早春の風物詩とされる東大寺修二会(お水取り)に香水を届ける幻想的な神事「お水送り」でも知られる。住職が白装束で遠敷川に香水を注ぐと地底の水路を通じて、東大寺二月堂で汲まれる信仰の水が送られる。
- 高台寺
- 高台寺(京都府)は、豊臣秀吉の正妻ねねが夫の菩提を弔うために建立。方丈の本尊・釈迦如来像の前には二人の位牌が並ぶ。開山堂の天井には、ねね愛用の御所車と秀吉が好んだ御座船が生かされた。渡り廊下の観月台や、茶室である傘亭と時雨亭はともに、夫婦が暮らした伏見城から移築されたもの。特別に拝観を許された霊屋には、華麗な蒔絵の厨子に二人の坐像が安置され、高台院像の下にその遺骨は眠っているといわれる。
- 那谷寺
- 那谷寺(石川県)は、霊峰・白山を山岳修行の場とした泰澄によって開かれた。その本尊の一つが奇岩遊仙境。太古の海底隆起と波による浸食で生まれた奇岩。岩肌に彫られた石段の先に洞穴があり、かつてはその中で山岳修行者が修行を積んだ。本堂は岩壁に寄りかかるような拝殿と奥の岩窟内に設けられた本殿から成る。本殿を囲む岩窟の通路は「胎内くぐりの聖地」と崇められ、罪を洗い流して生まれ変わる場所とされている。
- 東福寺
- 東福寺(京都府)は、臨済宗の五大寺「京都五山」に数えられた名刹。奈良の二大寺院、東大寺と興福寺から一字ずつとって名付けられた。壮大な伽藍の一つ、現存最古の三門の楼上には宝冠釈迦如来像が祭られ、その両脇に表情豊かな十六羅漢像。境内の渓谷に架かる通天橋は悟りに通じるとされ、秋には紅の楓に包まれる。「冬の半ばを過ぎたモミジも趣があり味わい深く感じる。人間もそうであればいい…」と思わずつぶやく。
出演者
- 旅人
- 五木寛之(作家)
初回放送日
2017/12/8
番組概要
「寺」…そこには“現代の日本人が忘れかけた大切なもの"との出会いが待っている…。作家・五木寛之が、日本列島の北から南まで百の寺々を巡りながら、日本人の原風景を見つめ直した「百寺巡礼」。この人気番組が時を経て、レギュラー番組として復活!「寺」の長い歴史の中で培われてきた情緒と物語を、五木寛之独自の視点でひも解いていく。
番組ホームページ
<番組ホームページはこちら!> www.bs-asahi.co.jp/itsuki_100ji/