行政書士開業を成功させるには自己投資が必要!

自己投資しない人は失敗する

 

行政書士事務所を開業しても、残念ながら失敗し廃業してしまう人がいます。

 

私の知人の先生にも何人かいます。

 

その廃業してしまった先生にはある共通点がありました。

 

それは自己投資しないという共通点です。

 

廃業してしまった先生は、単位会や支部の研修会にもほとんど出席していませんでした。

 

また、売上を伸ばすためにどんなことをしているか、という話になっても「飛び込みで営業している」、「ブログを更新している」といった話ばかりで、自分にどんな投資をしたかという話は一切出ませんでした。

 

反対に行政書士として成功している人は自分への投資を惜しみません。

 

その投資額は売上に比例していて、トップクラスの売上を稼ぎ出している先生は、自己投資の金額も半端ではありません。

 

もし、あなたがお客様の立場だったら、自己投資もしないような行政書士に依頼しようと思いますか?

 

自己投資してスキルアップすることは、もはや当たり前です。

 

自己投資を怠っている人は、どんどん時代の流れから取り残されていきます。

 

そんな人に魅力は感じませんし、仕事を依頼する人はいないでしょう。

 

 

 

 

 自己投資とは

 

 

自己投資という言葉に馴染みのない人もいるかと思います。

 

まず、そもそも投資とは何かというと、将来の利益のために資金を投入することです。

 

投資対象は主に、人・物・金(かね)です。

 

人に投資するとは、会社などで新人研修を行ったり、セミナーを受講させたりすることです。

 

それによって人材を育て会社の利益に貢献してもらえるようにします。

 

物に投資するとは、不動産や設備を購入したり、増設することによって利益を増加させることです。

 

家賃収入を得たり、売却益を出したり、生産力を上げて売り上げを伸ばします。

 

金(かね)に投資するとは、預貯金や株式、投資信託に投資して、その利息や配当などで利益を出すことです。

 

自己投資はこの中で、「人に投資する」、という分類に入ります。

 

自分自身に投資して、セミナーに参加したり資格を取得して、スキルアップし、知識を得ることで、それを仕事に活かして収入を上げるということです。

 

 

 

おすすめ自己投資法

 

では具体的にどうやって自己投資をしていけば良いのでしょうか。

 

私の経験をもとに解説していきます。

 

 

 

 

 目的を明確にする

 

 

まずは、自己投資する目的を決めましょう。

 

行政書士として自己投資するものは大きく分けて、営業、業務、経営の3つに分類されます。

 

営業の自己投資とはお客様を獲得するために、資格を取得したり、営業スキルやコミュニケーション能力、礼儀作法などを学びます。

 

業務の自己投資とは行政書士の実務を学び仕事の質と効率を上げるために、最新の情報や未開拓の業務について学びます。

 

経営の自己投資とは事務所運営の安定化と発展のために、会計や経営方法、ブランディングなどについて学びます。

 

営業、業務、経営の3つは互いにリンクしあう部分もありますが、開業当初は営業について学ぶことをおすすめします

 

というのも開業当初は、まず何よりも依頼を1つでもいいので受注することが大事だからです。

 

最初の依頼が長引けば長引くほど行政書士開業が失敗するリスクは高くなります。

 

1つの依頼から発展していきますので、開業当初は営業力アップに投資していきましょう!

 

 

 

 

 仕事に良い影響を与えるもの

 

 

開業当初は行政書士としての仕事に関係しそうなものを選びましょう。

 

仕事に関係のないものでも意外なところで活きてくることもあります。

 

しかし、開業当初は資金の不安もありますので、あまり関係のないものばかりに投資していくと回収する前に資金が底をついて失敗してしまいます。

 

なので、まずは仕事に関係しそうなものから自己投資していくのがおすすめです。

 

 

 

 

 売上をあげるもの

 

 

その自己投資をすることによって売上にどう影響するかを考えましょう。

 

仕事に良い影響を与えるものと似ていますが、売上に影響しそうなものに積極的に投資していくことで早く事務所運営を軌道に乗せることができます。

 

売上に影響するとは、ただ単に売上を伸ばすだけではなく、1件で高い売上を得られるか、利益率の良い仕事を得られるか、経費を抑えられるか、という視点からも判断していくことをおすすめします。

 

 

 

 資格

 

 

色々と学ぶことは大事ですが、ただ、勉強してもなかなか身に付きません。

 

しかし、資格を取ろうとすると本気で勉強しますよね。

 

従って資格を取得するのもおすすめです。

 

資格は宣伝効果もありますし、お客様からの信頼度も上がります。

 

ただ単にお客様に情報を提供しても、それが本当かどうかお客様にはわかりません。

 

しかし、そこに資格を取得しているという根拠があれば、お客様も信頼してくれます。

 

注意することは、あまり難しいものは取らないことです。

 

資格を取る目的は、あくまで勉強のためなので、そこに比重を置きすぎると本末転倒になってしまいます。

 

 

 

 

 自己投資するだけでは駄目、それを活かそう

 

 

自己投資の目的は、投資することによって投資した分以上の利益を出すことです。

 

そのためには自己投資をして学んだことを実践しなければなりません。

 

よくあるのが勉強して満足してしまうことです。

 

学ぶだけでは、変化はほとんどありません。

 

実践してこそ初めて効果が出ます。

 

PDCAサイクル(Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善))を繰り返すことが大事です。

 

 

 

 

 自己投資による好循環を作ろう

 

 

自己投資を続けていくと下記のようなサイクルが生まれてきます。

 

 

 

営業

自己投資する ⇒ 自信をもった営業ができる ⇒ 成約率が上がる ⇒ 売上が上がる ⇒ さらに自己投資できる

 

業務

自己投資する ⇒ 業務の効率が上がる・業務の幅が広がる ⇒ 受任できる数が増える ⇒ 売上が上がる ⇒ さらに自己投資できる

 

経営

自己投資する ⇒ 経営が改善できる ⇒ 利益率が上がる ⇒ さらに自己投資できる

 

 

こうなってくると、最高の状態です。

 

自己投資することが楽しくなってくるので、どんどん自己投資するようになります。

 

すると、さらに売上は伸びていくでしょう!

 

 

 

行動するのは今!

 

私が何故ここまで自己投資の必要性について訴えるかというと、自分の自己投資した結果が事務所経営に大きく影響したからです。

 

もし、私が自己投資を怠っていたら、開業は失敗に終わっていたでしょう。

 

残念ながら行政書士事務所を廃業してしまった先生の多くはやる気もあり真面目な人たちばかりでした。

 

しかし、自己投資するという必要性を十分に認識していませんでした。

 

また自己投資の必要性について理解していても、なかなか行動しない人がいます。

 

行動力のない人が行政書士として成功できると思いますか?

 

行政書士に必要なのは迅速な行動力です。

 

思い立ったら、まずやってみることが大事です。

 

考えてからやるのではなく、やりながら考えるのです。

 

残念ながら行動力のない人は行政書士を開業しても失敗してしまうでしょう。

 

また、自己投資が遅れれば遅れるほど、時間と資金に余裕がなくなります。

 

売上を出してから、自己投資を始めようと思っている人も多いですが、それでは遅いです。

 

自己投資しても、投資した分を回収するには、ある程度の時間が必要です。

 

即効性のある自己投資というのは、なかなかありません。

 

従って、資金と時間に余裕のある、今のうちに投資しておくことが必要なのです。

 

行政書士は1人でやらなければならないことが多くあります。

 

しかし、1人で何でもやるのは効率が悪いですし、限界があります。

 

従って、大事なのは人に頼ることです。

 

これは学ぶことについても同じです。

 

その道のプロや専門家から学ぶほうが、効率も良く、早くスキルアップできます。

 

行動するのは今です!

 

最初は肩ひじ張らずに、興味のあるものから始めても良いでしょう。

 

積極的に学び、多くの事を吸収して、開業を成功させましょう!

 

 

 

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