受け継がれる「精神」…「真のジェダイ」へ至る「道」


 個人的には、「真のジェダイ」とは真の意味での「人間性」に目覚め、「自己の中で善悪のバランスを取る」生き方、つまり「ライトサイドに偏りすぎず、ダークサイドを見ても溺れない」という、人間として本来あるべき「自然な」生き方をなしとげた「人間そのもの」を意味しているのではないだろうか、そう感じているのですね…これまでにも繰り返し書いてきた事でもありますが。


 そして、この「真のジェダイ」へ至る「道」つまり「精神」は、プリークエルからトリロジーへとつながる『スター・ウォーズ・サガ』全体の流れの中で、


 師「父」から弟「子」へ、つまり


 クワイ=ガン・ジン → ベン(となったオビ=ワン) → ルーク
               &ヨーダ             &(ルークに「導かれた」)アナキン


 こういった形で、受け継がれていくものなのかも知れない…そうも感じているのですね。


 なので、「真のジェダイ」クワイ=ガン・ジンの抹殺に『エピソードI 見えざる脅威』の段階で成功したシディアス(パルパティーン)は、


  • 宿敵ジェダイ(騎士団)を滅亡させる事
  • 「予言の子」アナキンをダークサイドへ転落させて手に入れる事により、「フォースのバランスを取り戻す」ために「予言の子」によって滅ぼされてしまう危険を排除する事(実際には「先送り」にしかならなかったわけですが…それはあくまでも「結果(論)」に過ぎないわけですから)

 に、プリークエルの段階では見事に成功したのではないだろうか…そう思われるのですね。

 しかし、それは同時にクワイ= ガン・ジンという相手を、単なる1ジェダイ(・マスター)という「個人」にとどまらない「受け継がれる精神」そして「真のジェダイ」へ至る「道標」という、手の届かない存在に変えてしまった事をも、意味しているのではないだろうか…そう、私には感じられるのですね。
 なので、このシディアス本人はまったく想定もしていなかっただろう「誤算」「計算違い」によっても、最終的にシディアスは破滅する事になったのではないだろうか…そうも感じているのですね。


ではまた ^^☆


(補足4(受け継がれるもの…「道(精神)」としてのジェダイ)2003/01/20初稿、
「真のジェダイ」とは(ありがとうございました ^^☆わでぃさん)2005/07/11初稿、2005/08/04改稿)



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