4.
共和国(実際はパルパティーン=シディアスの命令)に、エイリアンであるグンガン族を奴隷とするために引き渡すよう命じられたナブー、「友人を引き渡すわけには行かない」と拒否する…共和国に対する背信を働いたと見なされ、追討命令が出されることになる。 (ナブーがパルパティーンの出身地であることを気遣う人々もいるが、本人は苦渋の表情を浮かべつつも「たとえ私の故郷といえど、共和国の存続を脅かすものは許さない…背信に対して断固とした措置を取る」と、断言する…ますます支持があがる) ヨーダの指示により、オビ=ワンに率いられたジェダイたち、最高議長府を急襲…幽閉されていたアミダラ(と、うまく行けばお供の人たちも…難しそうだけど)を救出してともにコルサントを脱出、救援のためナブーへと向かう。 (メイスが倒され、裏切ったアナキンまで側にいる以上、現時点でパルパティーン本人を打倒するのは不可能と判断したため…しかしこれも、実はパルパティーンの狙い通り) 二度にわたる最高議長府襲撃の罪状に加え、「出来レース」(分離主義者の頭目ドゥークー伯爵は、元ジェダイだった…そして12年前、共和国の法に背いて極秘にクローン軍団を創設したのは、当時のジェダイ評議会のメンバー、マスター・サイフォ=ディアスだった…つまり、共和国をこれほどまでの危機と混乱に陥れたクローン戦争を引き起こしたのは、実はジェダイだったのだ…ジェダイは共和国の敵だ!!)の疑いをかけられ、ジェダイたちもまた追討の対象となってしまう。 ナブーへと急行する宇宙船の中で、眠れぬ夜を過ごしているオビ=ワン…その前に、クワイ=ガン・ジンの霊体が現れる。< br> クワイ=ガン、オビ=ワンに「アナキンを討つように」と言う…驚いたオビ=ワン、「No!!」と激しく拒絶 する。< br> 苦悩するオビ=ワンに対し、クワイ=ガンはおだやかに言いふくめる…「このままでは、アナキン本人にとっても、他のすべての人々にとっても、<悲劇につながる道>しか残されていない…アナキンの心を救うためにも、今、彼を討たなければならないのだ。それができるのはオビ=ワン、アナキンのマスターであるお前だけだ」 オビ=ワン、苦しみながらもクワイ=ガンの説得を受け入れる…今となってはそうするしかないことは、本当はオビ=ワン本人が、一番よくわかっている…だが、まっすぐな気性であり、アナキンを愛しているオビ=ワンには、どうしてもできないことだった…これまでは。 クワイ=ガン、うなずきながら静かに言う…「およばずながら、私もお前の力になろう…私はいつもお前と共にある、それを忘れるな」 クワイ=ガンの霊体、姿を失ってただのエネルギーとなり…オビ=ワンの中へ入っていく。 (オビ=ワンと、そしてアナキンとを救うために、あえて自らの人格も力も捨て…「フォースと一体になる」というジェダイにとって最高の「名誉」をも、捨てさる道を選択した) クワイ=ガンの力をあわせもつことになり、オビ=ワンはジェダイとして、よりいっそう強い力を持つことになる…「フォースの申し子」であるアナキンと対決しても、すぐには負けないほどの力を(ジェダイとしての「経験」は、もとからアナキンを上回っている)。 アナキン、パドメだけは助けだそうと、小型艇でひそかにナブーへと向かう。 (パドメに拒絶されたこと…また自分を置きざりにして、オビ=ワンをはじめとするジェダイたちと行ってしまったことにも、かなり腹を立ててはいるものの…もしかしたらパドメの意志ではなく、いわば「さらわれた」のかもしれないとも、思っているので…思いたがっていると言った方が、正しいかもしれないが…とはいえやはり、この行動もパルパティーンの読みのうち) 「共和国への背信者」ナブーに対する、見せしめの戦いが開始される…ナブー全土が戦火に覆われ、人々が逃げまどい、美しい街並みも自然も根こそぎ破壊されていく…武装したボランティア・ガード&ジェダイたち&グンガン族が奮戦しているが、多勢に無勢である。 アナキン、あちこち探しまわったあげく、火山の火口付近にまで追いつめられたナブー軍の生き残り(もう壊滅状態)の中にパドメを見つけだす…連れて逃げようと説得にかかるが、当然ながらパドメは断固拒否、激しい言い争いになる。 そこへ、同じくパドメを救出しようとやってきたオビ=ワンが現れる…「アナキン!!」< br> オビ=ワンの表情を見て(自分のことをすでに知っている…)すべてを悟ったアナキン、ライトセーバーを抜いてオビ=ワンに斬りかかる…オビ=ワンもやむなく応戦し、激しい戦いになる。 目の前で起こっていることが信じられず、呆然と見ていたパドメ…どうしても本気で戦うことのできないオビ=ワンが、次第に劣勢になり、傷を負わされ…ついにライトセーバーを弾き飛ばされて絶体絶命の危機に陥るのを見て、思わず飛びだしてしまう。 オビ=ワンをかばうように立ちふさがり、必死でアナキンを止めようとするパドメ…アナキン、どくように言うが、パドメは聞かない…アナキンの形相がだんだん変わってくる。 (自分よりオビ=ワンが大事なのか? とか…それ以上に、誰も彼もが結局は「自分を選んではくれない」のか? とか、思いつめているのかもしれない…深い愛情が一気に深い憎悪へと転じていく瞬間、そういうことなのかもしれない…) アナキン、ライトセーバーをふりおろし…パドメを斬り倒す、もしくは刺し貫く。 その一瞬、ライトセーバーを(フォースで?)拾いあげたオビ=ワン、突進してアナキンに斬りつける…まともに食らったアナキン、勢いもあってそのまま火口へと転落していく…オビ=ワン、「No!!」と絶叫し、崩れるようにその場にひざをついてしまう。 が、すぐ我に返り、首筋に手を当ててパドメの生死を確認する…虫の息だが、まだ生きていた!! オビ=ワン、瀕死のパドメを抱きあげ…生き残りの人々とともにその場を脱出、グンガン族の聖地へと落ちのびていく。 (脱出の前に、アナキンのライトセーバーを拾っていくのかもしれない…シスセーバー? じゃなかったらの話だろうけど) グンガン族の聖地にて、グンガン式の手当てを受け…パドメ、意識は戻らないものの、かろうじて命だけは取りとめる。 (あの不思議な水中都市を作りあげる技術といい、通っただけで水分が切れるガラス? といい…グンガン族のバイオ・テクノロジー的な技術は、意外と高いのではないか…そう思われるので) しかし、戦火はもう、すぐそこまで迫っている…グンガン族をはじめとする生き残りの人々、オビ=ワンにパドメを連れ、アナキンの乗ってきた小型艇を使ってナブーを脱出するよう勧める。 ためらうオビ=ワンに(小型艇には当然ながら、自分とパドメしか乗れない…大勢の人を見殺しにすることになる)、特にジャー・ジャーやボス・ナスをはじめとするグンガンたちが、熱心に主張する… 「ナブーの人たち、友達のグンガンを守るために戦ってくれた…もう充分ね、グンガンたちとっても嬉しいね…彼女は一番初めにグンガンを友達だって言ってくれた人、彼女がいなかったらナブーの人たちとグンガン、友達になれなかったね…グンガンたち最後に、初めての友達を助けたいね…本当は友達みんなを助けたいけど、それできないのが悲しいけど…だからお願い」 生き残りのナブーの人々も、敬愛するアミダラだけでも救って欲しいと、口々にオビ=ワンに懇願する。 オビ=ワン、ついにグンガンたちとナブーの人々の願いを受け入れ、意識のないパドメを小型艇に乗せ、ともにナブーを飛び立っていく…大きく手を振りながら、空の彼方へと消えていく小型艇を見送るグンガンたち、そしてナブーの人々…画面の端には、すでにそこまで迫っている敵軍の姿、または森をなめつくして燃えひろがってくる炎が見える…。 …以上で本編が終了。 |