最近の日経平均の動き ―― 《カナル24》は語る (最近日の記事をまとめてアップ) |
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(2017.12. 5) TOPIX 1790P (+4) 日経平均 22622 (-84) 14.7億株 (2兆6899億円) 昨日の海外株は (1)中国上海 -0.24% (2)英FT100 +0.53% (3)独DAX +1.53% (4)仏CAC +1.36% (5)NYダウ +0.24% (6)ナスダック -1.05% 米国は12月にFOMCが金利引き上げをすることは堅いとして 金融株が+1.55%上昇。一方でテクノロジー株はピークを打ったのではないかとして、テクノロジー株は-1.93%の値下りとなる。 ナスダックは大陰線を出して25日線を下回りました。ここへきての大きな陰線の連発はテクノロジー株の利益確定をまず第一にしており、押し目買いは入っていないことを表現しています。 NYダウは前日比でプラスにはなったけれど、新高値の陰線です。まだ9日線さえ下回っていないので、ピークを打ったとはいえませんが、2日連続陰線をみると、米国株価も上昇力が弱くなってきた感じです。 米国の税制改正は意外にも大きな材料になりませんでした。米国金利は2.373% (+0.012)と少し高くなったのに、円は-0.37円の円高になるなど、ちぐはぐな動きとなりました。 日経平均と日経先物は安くなったが、TOPIXとTOPIX先物は高くなったのは、12月限SQの思惑によるものでしょう。短期筋としては日経先物をゆさぶるほうがやりやすい。 日経平均は11月9日に新高値の陰線で、上下にヒゲが長い足を出しましたが、これ以来連続して陽線を出したことはありません。逆に連続して陰線を出したことは6日間あります。しかも9日順位相関が+80を超えたのは連続して5日間です。その前の10月~11月初旬には25日間も連続して+80を超えています。日経平均も上昇力を失っていると思います。 |
(2017.12. 4) TOPIX 1786P (-9) 日経平均 22707 (-111) 13.9億株 (2兆4096億円) 昨日の海外株は (1)中国上海 +0.01% (2)英FT100 -0.36% (3)独DAX -1.25% (4)仏CAC -1.04% (5)NYダウ -0.17% (6)ナスダック -0.38% 11月のISM製造業指数は58.7→58.2へ少しダウンする。ロシアゲートが悪材料としてクローズアップし、ナスダックは一時-130Pを超える下落となって、25日線を下回ったが、一方では法人税の減税法案が上院でも可決しそうなことから、急速に戻す。 12月2日に上院も可決し、あとは実施時期が下院が決めた2018年か上院が決めた2019年かの擦り合わせです。それにしても米国の法人税率が35%から20%になるとは、と思っていたら、今日(4日)、日本でも賃上げとIoTやAIに投資すれば実質20%の税負担で済むとの報道がありました(2020年までの時限立法)。各国が法人税率の引き下げを競い合っています。 米国の税制改革の進展と若干の円安があったものだから、今日の日経平均は高くなるかと思いきや-111円安で引ける。現物株の出来高は13.9億株と少なかったが、日経先物は8.4億枚、TOPIX先物は13.4億枚と異常に多かった。今週の12月限SQを意識したものなのか。そうであれば今週の水曜日までは相当に株価が乱高下するものと思います。 |
(2017.12. 1) TOPIX 1796P (+4) 日経平均 22819 (+94) 16.2億株 (3兆6179億円) 昨日の海外株は (1)中国上海 -0.62% (2)英FT100 -0.90% (3)独DAX -0.29% (4)仏CAC +0.47% (5)NYダウ +1.39% (6)ナスダック +0.73% 米国は税制改革期待が強く出て上昇する。ただ上院では採決を延期するとかの報道もでているので、まだ行く末は不明。 北朝鮮のICBM発射がまったく相場に響かなかったのは不思議なことでしたが、米国はそれほど買い意欲が強いということでしょうか。 日経平均は米国株高を受けて+191円高で寄り付くが、-100円ほど下げて終わる。株価は9日線の上位にあって日々上昇してはいるのだけれど、陰線となることが多く、上昇力はさほど強いとは思われません。10月以降の相場は理解しがたい。 |
(2017.11.30) TOPIX 1792P (+5) 日経平均 22724 (+127) 24.4億株 (4兆5393億円) 昨日の海外株は (1)中国上海 +0.13% (2)英FT100 -0.90% (3)独DAX +0.02% (4)仏CAC +0.14% (5)NYダウ +0.44% (6)ナスダック -1.27% 米国の7-9月GDPは3.0%→3.3%へ改定される。またMSCIの定期銘柄入れ替えがあり、これに連動させるファンドが一斉に採用銘柄を買って、非採用銘柄を売ったため、出来高は急増する。 北朝鮮のICBM発射はまるで材料にはならず。今回のミサイルは米国全土まで到達する能力があるそうだが、米国はまるで気にしなかった。 米国長期金利は2.378% (+0.046)と上昇したため円は112.22円へと円安になり、日経平均は22700円まで上昇したが保ち合いゾーンである22000円から23000円の間での動きでしかない。25日線を下抜くことなく推移しているのだから、決して弱い動きではないけれど、やや楽観し過ぎているのではなかろうか。 |
(2017.11.29) TOPIX 1786P (+14) 日経平均 22596 (+110) 17.0億株 (2兆8684億円) 昨日の海外株は (1)中国上海 +0.34% (2)英FT100 +1.04% (3)独DAX +0.46% (4)仏CAC +0.57% (5)NYダウ +1.09% (6)ナスダック +0.47% 米国は悪い材料はででず、パウエル新FRB議長の金融引き締めはゆっくりと行うの発言もあって、株価は上昇する。商戦が好調であったので株価は上昇する。 北朝鮮は新型弾道ミサイル(ICBM)を発射。酢で米国の首都」ワシントンに届く性能をもつようだが、核弾頭の開発は遅れているらしい。 |
(2017.11.28) TOPIX 1772P (-4) 日経平均 22486 (-9) 14.8億株 (2兆6174億円) 昨日の海外株は (1)中国上海 -0.94% (2)英FT100 -0.35% (3)独DAX -0.46% (4)仏CAC -0.56% (5)NYダウ +0.10% (6)ナスダック -0.15% 米国は年末商戦が好調であったので株価は上昇する。しかし一方で、北朝鮮が数日以内にミサイルを発射するとの報道でヘタる。 北朝鮮のミサイル技術が確立されていれば問題はないが、上空で暴発したり、狙ったところへ到達せず、日本に落下するようなら迷惑です。 このときは日経平均は1000円は下げると思います。 時代が変わっています。私は①FX取引がなぜここまで拡大したのか、②ビットコインはどういうもので、なぜこの1年間で10倍以上の価値が生まれたのか、③高速取引はどのようになされているのか、などは知りません。 年寄には理解できないことが次々に起きています。 その仕組みや目的がわからない以上、株式の評価は慎むべきことなので、最近はHPで述べることが少なくなっています。やはり70才になれば、これまで経験してきた時代とは異なる時代がやってきているので、今まで蓄積した経験の半分はあまり役に立ちません。 |
(2017.11.27) TOPIX 1776P (-3) 日経平均 22495 (-54) 13.7億株 (2兆4323億円) 昨日の海外株は (1)中国上海 +0.06% (2)英FT100 -0.10% (3)独DAX +0.39% (4)仏CAC +0.20% (5)NYダウ +0.14% (6)ナスダック +0.32% 感謝祭の翌日から米国は年末商戦に入りました。先週金曜日はブラックフライデー と呼ばれ、年末商戦の出だしでしたが、よい売り上げであったようです。 その割には米国株価はさほど上昇しなかったけれど、米国の消費が堅調であることがわかれば、もう少し上昇するのではないか。 ナスダックはテクノロジー株が牽引して新高値を更新していますが、日経平均は陰線が続出しています。だいたい22700円になると売られてます。東証1部PERを基準にすれば16.50倍あたりで売られています。 PERからは16.50倍以上に買われたなら、現在の状況では私は行き過ぎであると思っていますが、昨日のPERが16.53倍であったことを思うと、そう大きな上昇はできないのではないか。例え17.00倍に買われたとしても日経平均が買われる余地はPER0.47倍分しかありません。その限度は23137円です(=22550円÷16.53×17.0) |
(2017.11.24) TOPIX 1780P (+3) 日経平均 22550 (+27) 13.2億株 (2兆3996億円) 昨日の海外株は (1)中国上海 -2.29% (2)英FT100 -0.02% (3)独DAX -0.05% (4)仏CAC +0.50% (5)NYダウ 休場 (6)ナスダック 休場 昨日は、米国は感謝祭で休場。日本も勤労感謝の祝日で休場。勤労感謝の日とは昔の新嘗祭(にいなめさい)の日です。 天皇が今年穫れた稲を神前に捧げて神に感謝する日でした。 米国も日本も同じ時期に同じことをしているわけですが、欧州では感謝祭がないようです。そのかわりに英国系の国では10月末のハローウィンが行われます。どうも世界で11月末の感謝祭(新嘗祭)をするのは米国・カナダと日本だけのようです。 日米の株式市場は休場しましたが、米国金利が2.322%と低下したために、0.5円ほどの円高になり、日経平均は-133円安で寄り付く。ところが押し目買いが入って、+27円で終りました。 日銀のETF買い(717億円)が入ったためです。日銀は11月になって7度のETF買いをしていますが、今日のように出来高が薄い時期にはかなり株底を上げる役目をはたします。 したがって今日の日経平均はプラスで終わりましたが、そこまでして日銀は日経平均の底上げをしなければならないのか? 黒田日銀総裁は2013年3月に、2年間でCPIを2%にする。そのために異次元の金融政策をとる、といいました。 しかし物価は上がらなかった。これは欧州でも米国でも同じことで、量的緩和やゼロ金利によっては物価は上がらないというとを示しています。中央銀行の政策では物価は上がりません。しかしこのゼロ金利と量的緩和を5年10年続けるならば必ず物価は必ず上昇します。 長期金利(銀行は貸付金利)が上がらないのは、投資先がないためです。金はあるがプラスで運用することができない。何に投資すればよいのか? 誰もが明確な意見をもっていません。 |
(2017.11.22) TOPIX 1777P (+5) 日経平均 22523 (+106) 16.0億株 (2兆7064億円) 昨日の海外株は (1)中国上海 +0.53% (2)英FT100 +0.30% (3)独DAX +0.83% (4)仏CAC +0.48% (5)NYダウ +0.69% (6)ナスダック +1.06% 世界の株式市場は高くなりました。特に好材料がでたわけではありませんが、ともかく高い。これを受けて日経平均は+185円高で寄り付いたが、ジリジリと下げる。 今日も陰線になって、4日連続の陰線です。小波動のピークからは10日のうち7日が陰線です。ただし陰線でありながら終値は高くなっているので下降波動が始まるとはいえません。切り上がりの3連続陰線を検索する条件表は次のようになります。 過去の例では2001年から今までに9回の切り上がりの3連続陰線がありましたが、すぐに小波動のピークを打ったのは7回で、2回はその後上昇を加速させています。 3連続陰線が切り上がったとき、新高値に出ていれば上昇が加速しているようですが、新高値をとっていないときは、数日後に下落に見舞われています。今回は新高値を取っていないので、ちょっと注意をしておく必要があります。 世界は低金利と量的緩和が続いているために、先進国の投資家は投資先を失っています。 国債を買っても、米国こそ2.3%程度のリターンはあるけれど、日本では0.020%、欧州も同じようなものです。投資家は債券に投資することはできません。 否応なく、 ①株式や②商品先物に投資するか、③将来有望な企業に投資するか、④M&Aを専門とするファンドに投資するかしかありません。有望企業の発掘やM&Aにはそれなりのノウハウがあるし、一定の資金が必要なので、個人には無理なことです。 今年9月からの約3か月間で欧州系の投資家は日本株を5兆円買い越したとか。欧州系投資家のメインはヘッジファンドです。 個人が株式市場に参加しても、海外のヘッジファンドの動きはわかりません。彼らは市場で短期間に利益をあげようとするので、先物を売って、強気でついてきた個人を振るい落とす。先物を買い上げて、弱気で売っている個人の踏み上げを狙う。という行動をとります。 まあ株式市場は、短期的にはダマシ合いの世界です。(しかし長期的に有望な銘柄を発掘し、長期的に保有して下がりリスクに耐えた者だけが勝つ)。ヘッジファンドは短期的な利益を目標にしているので、海外勢の動向をみても、明日にはゴロリと売買方針が変化します。1日2日といった目先の動きを気にしている個人はこの動きに翻弄されてしまい、とうていまともな投資はできません。 |
(2017.11.21) TOPIX 1771P (+11) 日経平均 22416 (+154) 15.2億株 (2兆5004億円) 昨日の海外株は (1)中国上海 +0.28% (2)英FT100 +0.12% (3)独DAX +0.50% (4)仏CAC +0.40% (5)NYダウ +0.31% (6)ナスダック +0.12% 米国は10月のコンファレンスボード景気先行指数が前月比+1.2% (予想は0.8%)となり、四年ぶりの高い伸び率であったことから、長期金利が上昇し、株価も高くなる。 しかし企業業績の発表が終わってしまっているので、さほどの上昇はできない。 日経平均は米国株高と円安が進んだため+195円高で寄り付く。最近は日本固有の材料がなくなったためか、高寄り・安寄りがはなはだしい。 前日終値と当日始値の差をみると、11月10日は+288円安、17日は+252円高、17日は+252円高、今日は+195円高です。だが高寄りしても多くは陰線で終わっています。買いの勢力はあるのだが、戻り売りに押されているという情況です。 今は《デンドラ24》の下から2番目の22165円と3番目の22551円のわずか400円足らずのゾーンで保合いになっていますが、これほど陰線が出ていると22551円近辺では過半は手仕舞い売りを思っていると思わざるをえない。 英国のメイ首相や独国のメルケル首相の人気が落ちて、欧州の政局に黄色信号がでています。米国のトランプ大統領の支持率は低いままです。ここらあたりが株式市場にとって不透明要因になることもあり得ます。 海外の結果を見て日経平均が大きく高く寄り付いたり、安く寄り付いたりするのはしかたがないが、あまりにも翻弄されています。 |
目次へ.. 中勢モデル波動.. 製品紹介 株式会社 東研ソフト・・・ 執筆:坂本 正治
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