受信料「見ていないのに支払うのはおかしい」

未契約者らから不満や戸惑いの声

判決後に記者会見を行う被告側の高池勝彦弁護士(左端)ら(6日午後、東京都千代田区で)=高橋美帆撮影

NHKの受信料契約を巡る訴訟で、最高裁大法廷は6日、放送法が定めた受信料の支払い義務に初めてお墨付きを与えた。

未契約者らから不満や戸惑いの声が相次ぐ一方、受信料を支払う契約者からは公平な負担の徹底を求める声が上がる。

「残念」

「憲法違反ではないという判決には、納得がいかない」。被告となった男性の代理人を務める弁護団は判決後、東京都千代田区で記者会見し、敗訴判決への無念さをにじませた。男性は今後、8年分の受信料約20万円を支払うことになる。高池勝彦弁護士は「残念だ」と悔しそうな表情を見せた。

契約を拒む人に契約締結を強く迫る判断を示した最高裁判決に対し、未契約者の不満は根強い。

「見ていないのに受信料を支払うのはおかしい」。東京都新宿区の男子大学生(21)はそう困惑する。

約半年前からアパートで一人暮らしを始めた。テレビはあるが、見るのは民放のみ。インターホンが鳴っても、事前に約束をしている友人ら以外には応じないため、NHKの訪問スタッフに会ったことはない。親の仕送りに頼る生活で金銭的な余裕はないが、「裁判を起こされるくらいなら、受信料を支払うしかない」。

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