ニュース
連載
» 2017年12月07日 14時01分 公開

新連載! 茂田カツノリの「ギークシティ深センの遊び方」:世界最大の電気街、深セン「華強北」とっておきガイド (1/5)

ドローンがブンブン飛び、LEDはギラギラと輝き、ホバーボードは走りまくり、町中にIoTシェアサイクルやEVのタクシーやバスが走り回り、屋台では皆がスマホで電子決済する近未来ハイテンションシティ「深セン」。そこにほぼ毎月通う茂田カツノリ氏が「深センの今」をお伝えする。第1回は、世界一の華強北電気街攻略法。

[茂田カツノリITmedia]

 香港の北に隣接する中華人民共和国広東省深セン市。ここは「電子機器の製造工場がたくさんある」というイメージが強いかもしれないが、実は近年とんでもなく変貌を遂げ、多くのハードウェアスタートアップが集積する異様な活気を呈した街になっている。

 ドローンがブンブン飛び、LEDはギラギラと輝き、ホバーボードは走りまくり、町中にIoTシェアサイクルやEVのタクシーやバスが走り回り、屋台では皆がスマホで電子決済するという、近未来ハイテンションシティと化しているのだ。

 そんな深センに日本から通い詰めるギークが増加しているが、そのうちのひとり、ITコンサルタント/ライターの茂田カツノリによる「深センの今」をお伝えする新連載、スタート!

photo 2017年1月に、過去の雑然とした雰囲気を払拭しリニューアルした電気街・華強北(ファーチャンペイ)のオープニングセレモニー会場。以前の姿しか知らない人はびっくりするくらいの変容だ

未来予測が必要なら深センへ

 「深センが超面白いよ」というチームラボ高須正和さんの呼びかけで開催されている『ニコ技深セン観察会』に参加したのが2016年8月。その後なんだか深センにどっぷりとハマり、ほぼ毎月通いつめている。深センに通う仲間は多数いるのだが、先日「日本在住で一番高頻度で通ってるのって誰だろね?」と聞いたら、みんなに「アンタやろ」と言われてしまった。そんなペースで拾った情報を紹介していこう。

 中華人民共和国広東省深セン市は、マジ面白い。特に、未来予測的なことが仕事上必要な人は、まずは行って実体験してこなきゃだ。

 筆者が深センに通い始めたのが2016年の夏。その頃からのたった1年で地下鉄路線は増え、バスはどんどんEV化、シェアサイクルが一気に普及するという超高速で変化を続ける街、それが深センだ。

 2017年後半あたりからはさまざまなメディアやブログで深セン訪問レポートが増えたので、深セン市の成り立ちや歴史などはそちらを参照してほしい。この連載の第1回としては、まず世界最大の電気街「華強北(ふぁーちゃんぺい)」の探索法として、いくつかの押さえるべき地点をご紹介する。

       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

- PR -

Special

- PR -

「2020年までにクラウドでナンバーワンになる」は本当ですか? Oracle Cloudの「強み」「違い」をユーザー視点で聞いてみた

業務アプリが使いづらくて仕事が進まない。けど、新しいシステムの導入は情シスの管理負荷は増えるし、お金もかかる――そんな状況を打破するツールが登場した

AIが人間を手助けすることで「1万8000人の社員を半分に」「4万6200時間かかる仕事を150時間に短縮」──本当に実現できる? AIのビジネス活用はここまで進んでいます。

「なぜ、会社で仕事をしなければいけないのか?」――そんな疑問から、出社せずに働いてみた。

12/17(日)大阪にて緊急開催!『俺のGalaxy Note 8 with ITmedia Mobile』。当日は人気絵師refeia氏が、イラストレーター目線でGalaxy Note8を解説。豪華プレゼントも…?