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軽量版の最新Android OS!

今年の5月に開催されたGoogle(グーグル)のデベロッパー向けイベントGoogle I/Oにて発表された、新型のAndroid OSこと「Oreo(Android 8.0)」。ただ、同じイベントにて発表された新たなOSを覚えていますでしょうか? スペックの低いスマホでもスムーズに動く、いわゆる軽量版Android OSを開発するプロジェクトです。

そして、いよいよAndroid 8.1の一般配信日とあわせてリリースされたみたいですよ! その名も「Android Oreo(Go edition)」。

Googleの発表によると、512MB~1GBのメモリを搭載したすべてのAndroid OreoデバイスがこのAndroid Oreo(Go edition)の最適化に対応しているそうで、主にエントリーモデルがその対象となるみたいです。

最適化の鍵となる構成要 素はOS、Googleアプリ、Google Playストアの3つ。たとえば、Android Oreo(Go edition)を搭載すると、エントリーモデルのデバイスでも動作スピードや信頼性が15%も向上し、デフォルトでインストールされているGoogleの純正アプリの使用ストレージ容量を50%もカットできるんだとか。

8GBほどの少ないストレージを積んだスマホだと、プリインストールされているアプリがすでに容量を食っていたりするので、実質使用できるストレージには限りがありました。これはかなり嬉しい仕様なのではないでしょうか。

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「通信データ量節約」機能も搭載されており、たとえば平均的なユーザーがChromeで使用する通信データ量を年間600MBも節約できるんだそうですよ。12ヶ月で割ると50MBというデータ量になります。一見大した数字ではないかもしれませんが、Chromeだけでひと月に50MBと考えると、ほかのアプリと合わせればかなりの量の節約になるんじゃないでしょうか? Android Oreo並みのセキュリティーも確保されているようなので、安心・安全に使える点もかなりグッドですね。

デバイスのスペックに左右されないという点でかなりエコなOSといえます。個人的には、既存の古いバージョンを搭載したOSにも対応してくれるようになったらかなり嬉しいかも。

なお、Google PlayストアではAndroid Oreo(Go edition)に最適化されたアプリを掲載した特設ページも用意されるみたいです。

これから少しずつパートナーとなる世界中のメーカーからAndroid Oreo(Go edition)搭載のスマホが発売されていくことになる模様。格安スマホが今まで以上に魅力的に見えてくるかもしれませんね!

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Source: Google, Android, Google I/O

(Doga)